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醒ヶ井のバイカモ

醒ヶ井のバイカモ_c0057946_18211826.jpg




 
三連休の真ん中の日曜日にちょいと中距離程度のお出かけをしまして、その帰り道に立ち寄った滋賀県米原市の醒ヶ井。

いにしえよりこの地では清冽な湧水が枯れることなく流れ続け、「日本書紀」の中に登場する、伊吹山の大蛇退治で傷を負った日本武尊が、傷口を洗い流し解毒したされる「居醒(いさめ)の泉」の称が、ここ醒ヶ井の地名の由来と言われています。

また、豊富な湧水は旅行く人々の疲れを癒すのにも打ってつけで、醒井宿は中山道61番目の宿場として往時には本陣、旅籠、問屋場などが軒を連ね大そう賑わったと言います。

その醒井宿の街道筋を流れる地蔵川を、真夏の盛りのひと時彩る可憐な花が「バイカモ」。


醒ヶ井のバイカモ_c0057946_18214410.jpg

キンポウゲ科の水生多年草で、年間を通して14℃前後に保たれる清流にしか生息しない稀少な植物。7~8月頃に梅の花に似た直径1cm強ほどの小花を咲かせることから、そのまんまストレートに「梅花藻(バイカモ)」の名がついたようです。


醒ヶ井のバイカモ_c0057946_1822487.jpg

なおも残暑が厳しいとはいえ、夏の盛りは既に過ぎた9月のこの時期ですので、もう終わってしまっているに違いないと、ほとんど期待してはいなかったのですが、いやいやどうして、花数も大きさも最盛時には及ぶべくもないものの、それでもまだそこそこ咲き残っていてくれていました。








とはいえ、やはり一度は最盛期に見たいものですね。
JRの醒ヶ井駅からも程近い立地ですので、彦根や長浜のような観光スポットとセットで回るなどすれば、リベンジもそう難しいことではないものと…。ただ、彦根も長浜もあんまり暑い盛りに行きたい場所ではないのが… (-_-;)


ということで、おまけの方を先にアップしましたが、今回のお出かけの本命は後日、画像の整理が出来次第、お届けしたいと思います~♪



醒ヶ井のバイカモ_c0057946_18222949.jpg



【このページの写真&動画は平成20年9月14日に撮影したものです】



《メモ》
  醒ヶ井・地蔵川 【地図】
   滋賀県米原市醒ヶ井地区
by kiratemari | 2008-09-16 18:39 | ├滋賀 | Trackback | Comments(4)
Commented by ちゃんちゃん at 2008-09-16 19:19 x
 例の梅花藻ですね。

 やはりサルスベリの花びらは一緒に写っているんですねー
 やはりセットですか。

 『清流にしか咲かない』っていうのは親父の故郷が褒められているようで気分良いですね(笑) また来年も撮影して来たくなりました。
Commented by 手鞠 at 2008-09-17 18:59 x
ちゃんちゃんさん、こんばんは~♪
はい、いつぞやの話に出ていた梅花藻です (^-^)

残念ながらサルスベリも終わりかけでしたので、ぽつんぽつんと落ちている程度でしたが、主役の梅花藻がこれですから、ちょうどいいバランスだったと…(^^ゞ

だいたい最盛期は8月半ば頃のようですから、来年の夏休みも吉野の方へお出掛けなるならきっとご覧になれますよ。
またお写真を拝見するのを楽しみにしてます~♪
Commented by ともp at 2008-09-18 07:58 x
手鞠様、おはようございます。
噂に聞く、醒ヶ井の梅花藻、堪能させていただきました。
本当にきれいですね。
昔からミーハーで悲劇の貴公子好きの私は、日本武尊由来の醒ヶ井宿と北条仲時ゆかりの蓮華寺のある隣の番場宿に行きたくてしかたなかったのですが、今まで行く機会がありませんでした。
こうして、手鞠様のおかげで醒ヶ井の梅花藻を見ることができました。
感謝しております。
ところで手鞠様のお出かけの本命はどこだったのでしょう?
記事を読むのを楽しみにしていますね。

追伸
例の「母恋ひの記」ですが、江口洋介さんと黒木瞳さんが出演なさるそうです。私はこれが正月時代劇になるものと思っていたのですが、正月時代劇は今放送中の『陽炎の辻』のスペシャル版になるのだそうで、「母恋ひの記」がどういう形で放送されるのか、まったくわからなくなりました。


Commented by 手鞠 at 2008-09-18 19:04 x
ともpさま、こんばんは~♪
あと一ヶ月早ければもっと美しい風景をご覧にいれることができたのでしょうが、それは来年以降にリベンジしたいと思います。今回は到着した時間も午後5時前ぐらいでしたので、梅花藻だけ見てさっと帰ることになりましたから、その折には宿場町の散策も…。

本命のお出掛け先は歴史関係でないことだけ申し上げておきましょう。
まだ画像の整理などができていないので、もう少しお待ち下さいませ。

「母恋ひの記」の情報もありがとうございます。さすがにお正月時代劇としてやるにはマイナーすぎる題材ですものね。個人的には録画が集中しそうなお休み時は避けてくれる方がありがたいです(^^ゞ

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