『篤姫』vol.25「母の愛憎」

大奥版『ロミオとジュリエット』。
祝言を挙げて随分経ってからこういう状況に陥るってのが大奥らしいと言えばらしいのですが…。
しかし、これまでにも増してマンガチック街道驀進の超甘々路線には、微笑ましいなんてヌルイ話は通り越して、見ているこっちが恥ずかしくなるほどで… (^_^;)



 
それにしても、相変わらず話の歩みの鈍いこと!
こんなことだけに丸々一話使ってて大丈夫なんでしょうか?

おまけにこの一話で簡単に折り合いをつけてしまったことで、本寿院様の執念もそう大したもんでもなかったのね…という結論にも。
もう少し政治向きの話やら他の要素も適度に入れ込んでロミジュリパートの比重を下げ、その分、もう一回先まで決着を先送りして、時間の経過を感じさせるような手もあったと思うのですが…、

しかーっし!

薩摩パートも既にお腹いっぱい。
今や尚五郎の顔を見ただけで「いらん!」という気になってしまうのですから、困ったものです。
篤姫様が慶福買いに転んでからは、薩摩のお殿様の器量にも???がつく始末ですし、西郷&大久保もどうも方向性が違って来てしまっているようで、どれをとっても違和感を拭えません。

かと言って、江戸の堀田vs井伊パートも、井伊さんは鸚鵡返しの如く同じことしか言わんし、堀田さんの使えなさにもイライラしてくるし…で、そうなるとやっぱり大奥パートだけでいいのか?という話になっても来るのですが… (~_~;)

それにしても、いくら将軍生母とはいえ、本寿院にあれほどの権力があったものなのでしょうかね。
そらまあ、犬公方・綱吉の母桂昌院のようなモンスターマザー(爆)の例もなくにはないですが…。
ただ、平安末の院政期などに首を突っ込んでいますと、頭が上がらないのは実母よりも乳母という印象が強くて、時代は違えども大奥の存在意義を思えばそれほど大差ないでしょうし、同じことをするにも歌橋が当事者の方がまだ合点が行き易かったようにも…。

とはいえ、篤姫の父忠剛の側室や庶子の存在を完全抹殺して、典型的なマイーホームパパに仕立ててしまった今大河ですから、現代では理解しがたい昔の家族関係などご法度なのでしょうね。
あくまでもシンプルでわかりやすい親子関係・嫁姑関係に徹し、現代人の目から見ても共感を得やすい作りにしたいと… ε-(´・`) フー


ところで、今回のお題の「母の愛憎」は本寿院様だけを差していたわけではないのですね。
これまでもどうしてクローズアップされるのかと、疑問に思っていた大久保さんの母上。というか、篤姫が主役のドラマで大久保がこれほど大きな扱いを受けること自体が???なのですけど…。

確かに今後の活躍は周知の通りですが、彼の本領発揮はどちらかと言えば倒幕が成った後のこと。江戸城開城辺りがクライマックスになるであろうこのドラマでは、下手をすればナレーションのみで片付けられてしまいかねない時代です。

篤姫との関係や倒幕における存在感でいえば圧倒的に西郷の方が上のはずですが、その彼の周辺人物ではもう既に離縁しているであろう前妻が祝言の席で一度出たきり。何せ、毎度、尚五郎も西郷さんも大久保邸に寄り集まるパターンですからね (-_-;)

今回の熊本行きも、西郷さんのデリカシーのなさが露呈するような作りでしたし、

何か西郷さんに恨みでもあるのでしょうか?

まあ、同時に大久保さんの粗忽さもクローズアップされ、それで余計に違和感を覚えてしまったというのもあるのですが…。

これまで持っていたイメージの大久保さんなら、西郷どんに「席を外してくれ」というセリフを言わせること自体NGで、自分から空気を読んで笑顔で退くぐらいの気配りは見せて当然のこと。その後、控えの間で一人になってから落胆しようが、自嘲しようが、涙しようが…、それは「どうぞご勝手に」ですけど… (^_^;)

それに、今の段階で「鬼になりもす」なんて言ってたら、この後どうなるんでしょう?
これから将軍様が死んで、斉彬も死んで、安政の大獄の嵐が吹き荒れ、西郷さんも島流しに…と事態はどんどん悪化の一途をたどるというのに…。

よもや毎度「鬼になりもす」とのたまいつつ、尚五郎さんみたいに、全く何の変化も見られず延々と堂々巡り…なんてオチがつかなければよろしいのですけど… (ーヘー;)
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by kiratemari | 2008-06-25 18:59 | テレビ | Trackback | Comments(0)
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