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初夏のしまなみへの旅(4)-宇和島

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松山市内の観光も早々に切り上げ、次に向かったのは伊達十万石の城下町として栄えた宇和島。

松山自動車道が伸びて西予宇和まではスムーズに移動できるものの、それでもまだ行程の半分ほどですから、国道に下りてからが予想以上に時間がかかってしまい、到着したのは日も傾きかけた午後3時半近くのことでした。



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まずは宇和島市内の北の玄関口にある「和霊神社」から。
石造りでは日本一の大きさといわれる大鳥居を有する四国でも指折りの大社だそうで、宇和島藩家老・山家清兵衛公頼を主祭神とし、中国四国では漁業を中心に広く産業の神として、かの金比羅宮と共に人々の尊崇を集める和霊信仰の総本山的存在とか。

神話に登場するような神様以外を祭神にしていることで大よそ察しもつこうかと思いますが、天神さんの菅原道真の例と同じく、政争の中で罪無くして失脚させられ無念の最期を遂げた人物が、怨霊となって関係者を次々に不慮の死に追いやった(と思われる)ことから、慰霊のために立てられた社のようです。

真っ先にこちらに立ち寄ったのは、偶々通り道だったこともありますが、実は母方の祖父の出自がこの宇和島でして、先ほどの石造りの大鳥居の建造に際して幾許かの寄進をしたらしいという話を聞いていましたので、子孫としては一応訪ねておくのが礼儀だろうと考えてのことでした。しかし、鳥居の傍らに寄進者の名簿を刻んだ石碑もあったのですが、あまりに多くの人名が載せられているのと、風雨で侵食されて判読不能になっている箇所もかなりあって、結局見つけられずじまいでしたが… (-_-;)


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さて、時間も押し迫って来ていて、とりあえず松山城と同様「現存12天守」に挙げられている宇和島城へ向かってみたのですが、小高い山の上に建つ天守閣までは徒歩約15分とあり、その天守閣への入場は午後4時まで。この時点で3時45分くらいでしたから、門前でタイムアウト必至の状況にやむなく断念 (-_-;)
この日の長い時期にちと早すぎやしませんか?

で、ならばと次に向かったのが大名庭園「天赦園」。
こちらは17時までですので十分に余裕がありましたから。



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宇和島藩7代藩主・伊達宗紀が隠居所として浜御殿の南東部を改修して造営した池泉廻遊式庭園で、「天赦園」の名称はご先祖様の伊達政宗が隠居後に詠んだというあの有名な漢詩に由来します。

   馬上少年過(馬上に少年過ぎ)
   世平白髪多(世は平らかにして白髪多し)
   残躯(残躯は天の赦す所)
   不樂是如何(楽しまずんば是を如何せん)



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11240㎡に及ぶ広大な園内には、多くの石組みや伊達家の家紋「竹に雀」にちなんでの竹林、そして四季折々の花も配され、とりわけ伊達家の祖先が藤原鎌足ということで(要は藤原氏ってことで…)藤の花が多く植栽されていて、有数の名所として知られているようです。



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池にかかる太鼓橋も実は藤棚。
花時には白玉上り藤が豪奢に咲き乱れ、極楽浄土へと渡る橋に相応しい優美な姿を見せるそうですが、早咲き種らしく見頃は4月上旬。当然のことながら花の「は」の字も見当たらず…。
まあ、緑一色の橋もこれはこれで十分美しかったのですが…。
この上り藤に限らず、わずかに残っていた紫の藤もほとんどが萎れ縮れてしまっていました (-_-;)



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それでも、新しい季節を彩る花は絶えることなく、そこかしこで色を添えてくれています。
黄菖蒲やツツジに気の早い紫陽花も…。



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(以上4つの画像はクリックで拡大表示可)

ということで、天赦園でこの日の観光は終了となったのですが、最後に嬉しいプレゼントと申しますか、タイムオーバーで訪ねることのできなかった宇和島城の天守が、宿泊したホテルの部屋からバッチリと見ることができたのでした。冒頭の写真が朝一に撮ったもので、前夜のライトアップがこちら。


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翌日も予定が押していて、結局登城は叶わずじまいでしたが、まあこれのおかげでそこそこ満足できたかな? (^_^;)






※宇和島編は和霊神社→天赦園→宇和島城天守閣の構成になっております。



さて、明けて4日は宇和島からさらに南へ向かい、高知県との県境に近い南レクへ。
お目当ては宇和海海中公園の海中展望船です。

当初は朝一で宇和島城を見てからというつもりだったのですが、間の悪いことに途中、「愛南大漁まつり」という大きなイベントが開催されていて、車がかなり渋滞するかもしれないとの情報を得たものですから、「少しでも早く…」と直行することになったのでした。

実際、その付近に差し掛かると物凄い人出と車を目にすることになりましたが、幸い駐車場から車があふれ出す一歩手前のようなタイミングでしたので、特に渋滞にはまることもなく、むしろ予定より早く着いてしまいました (^_^;)


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こちらが乗船した海中展望船「ユメカイナ」。
内部は撮り忘れてしまいましたが、構造は以前和歌山の 串本海中公園で乗ったグラスボート とほとんど同じでした。



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(以上2つの画像はクリックで拡大表示可)

ガラス越しのため、画像はあまりはっきりと写っていませんが、緑や赤っぽいサンゴに小さな小魚の群れ、それに鯛などの大物も結構はっきりと見ることができました(後ほどの動画には一応映っているのですが、ちゃんと見えるかしら?)。思いのほか、透明度は高かったようですが、それでも全体に光量不足の感は否めず、できればライトなどの照明が欲しかった所(贅沢なんですけど)。
もう少し日が高く上ってからの方がさらによく見えたのかもしれませんね (*_*)


さて、およそ40分の遊覧&海中展望に興じた後は、今度は空からの眺望を楽しむことに。


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馬瀬山山頂の公園にある高さ107mの宇和海展望タワー。
カプセル状の展望室が、一周およそ1分のスピードでゆっくり回転しながら昇降し、足摺宇和海国立公園のリアス式海岸から遠くは九州まで360度の大パノラマ展望が楽しめるという施設です。



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若干遠くが霞んではいたものの、晴れ渡った青空に海の藍、新緑の緑が映え中々素晴らしい眺めでした。






※宇和海編は海中展望船→展望タワーの構成になっております



一周およそ1分というのは、実は動画を一周撮りっぱなしにして計測したもの。
こういうことにも思わぬ力を発揮したり動画は何かにつけ便利ですね (^_^;)


ということで、海のレジャーを満喫した後は再び北へUターン。
いよいよ「しまなみ海道」へと参ります~♪



【このページの写真及び動画は平成20年5月3日&4日に撮影したものです】



《メモ》
  和霊神社 【地図】
    愛媛県宇和島市和霊町


  天赦園 【地図】
    愛媛県宇和島市御殿町9-9
    開園時間…8:30~16:30
    入園料…一般300円


  宇和島城 【地図】
    愛媛県宇和島市丸之内1
    天守閣開城時間…9:00~16:00
    天守閣入城料…一般200円


  宇和海中公園・海中展望船乗船場 【地図】
    愛媛県宇和郡西海町船越
    電話… 0895-82-1111
    海中展望船料金… 2100円or2200円


  宇和海展望タワー 【地図】
    愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城5687
    電話… 0895-72-3212
    料金… 一般410円
by kiratemari | 2008-05-13 20:22 | ├四国 | Trackback | Comments(2)
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Commented by sanraku2 at 2008-05-18 13:31 x
宇和島にも行かれたのですね。
お陰で宇和島リベンジへの想いがむくむくと頭をもたげて、今夏も四国へ行こうかと画策中です(^^;
Commented by 手まり at 2008-05-18 17:42 x
sanraku2さん、こんばんは~♪
せっかく行ったのに、中途半端な滞在時間で消化不良となってしまいました (-_-;)
松山-宇和島間は電車だともう少しアクセスが良いのかもしれませんが、予想以上に遠かったです。もっと余裕のある計画を立てるべきでした。

四国再訪、今度は台風に遭わないことをお祈りします。
ただ、真夏の西日本は暑さはかなりのものですから、くれぐれもお気をつけて… (^^ゞ

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