『篤姫』vol.15「姫、出陣」

何と言いますか…、今年のヒロイン様はどうも突撃がお好きなようで…。
それでまあ、万事まるく収まるのですから、平和で結構ですけどね…(遠い目)。



 
思い返せば調所広郷に始まり、斉彬、忠教、英姫、そして斉興&お由羅…と、これまでに何回突撃取材を試みましたっけ?(爆)

まだ始めの頃の調所様や斉彬様については、時に苦言を呈して姫さんの暴走を抑える役割も担っていましたが、後の方々は手放しの全面降伏…。

普通なら、これだけ錚々たる顔ぶれに舌戦を挑み、見事に平伏させている姫様は「何て素晴らしい!」となるはずなのでしょうが、現実は回を追うごとに「あれは軍門に下る方がショボすぎる…」という印象が否めず… (-_-;)

それでもここまでは薩摩藩内の内輪の話でしたからまだよかったですが、次回は水戸のご老公がターゲットのようですし、これから名のある人物達を次から次へと扱き下ろして行くのだろうなあと思うと、どんどんスケールの小さい話になって行きそうで、気分もどんどん盛り下がって来るような… (-"-)

そもそも、対決の構図が判で押したように毎度似たり寄ったりなのが…。
幾島さんもいつの間にか尚五郎のポジションにすっかり落ち着いてしまっていて、「そんな無茶な…」と始めは及び腰ながら、結局、姫の暴挙を止めるどころか、うっかり同乗してしまうところなどまるで同じ…。そして、いずれこのお役目は大奥総取締役・瀧山殿に受け継がれると… (~_~;)


それはさておき、お江戸へ上った西郷どんは晴れてお庭方役に!
この「庭方」という役職は文字通り藩邸の庭を守る番人のことで、本来、それ自体に「近習」のような意味合いはないのですが、職掌柄、庭への自由な出入りが許されていることから、通常であれば面倒な手続きを経なければ叶わない藩主への目通りが事実上フリーパスということになり、斉彬はこの特典を生かして下級武士の西郷を身近に置き、直々に将来薩摩藩を背負って立つに相応しい人物に教育しようと考えたようです。

昔の大河ドラマの『翔ぶが如く』では、西郷が庭の池の掃除などしながら、その合間に斉彬の講義を受けるというようなシーンも盛り込まれていて、実際はどうだったのかは知りませんが(現実も名前のみの役職だったかも?)、庭方という役目の由来・意味がわかると共に、そういう裏技を使わなければ直接面と向き合うこともできなかった斉彬と西郷の絶対的な身分の隔たりを表すのにも一役買う作りになっていたのは良かったと思います。今年の大河ではいつも篤姫さんが「西郷さん」と呼び掛けるなど、あまり身分の差というものが感じられにくい作りなっていますのでなおのこと… (~_~;)

それにしても、重篤に陥った斉彬さんのために食断ちを誓った西郷さん、半年経っても良くならなかったということは途中で断念したってことですよね。さすがに飲まず食わずで半年も生きられないだろうと… (^^;)

こういう所が投げっぱなしで終わっているのが、雑な作りに思われる大きな要因なのですよね。一週間や十日で済む話ならいざ知らず、半年という時間経過を考えれば、途中で食断ちを止めさせるエピソードが必要になるのは明らかなことで…。一番お手軽なのはやつれ果てた西郷どんを篤姫さんが見咎めて一喝!でしょうが、そういうフォローをするつもりがないなら、始めからできもしない食断ちなどさせず、せめて水垢離かお百度ぐらいにしとくとか…(違う所で水被ってましたけど)。

しかし、今回見た限りでは西郷さん周りも不安、そして、京の朝廷側も孝明天皇が予想通りの棒読みで…。これまで天皇役は歌舞伎系の方が演じられるケースが多く、演技の質はともかく声の通りだけは皆さん良かったですからね。東儀さんはあのソフトなお声も含めて、まったり文人系のお公家さん役にはぴったりだと思うのですが、天皇役はちょっと柄違いだったみたいですね。でもまあ、今後も出番自体はそれほど多くないものと予想しますので、何とかなるでしょうか (^^;)
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by kiratemari | 2008-04-17 23:07 | テレビ | Trackback | Comments(2)
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Commented by えりか at 2008-04-18 09:36 x
 手鞠さん、こんにちは♪

 えっ!、次回は水戸のご老公がターゲットなんですか?それはちょっとねえ…。篤姫はこんな感じで大奥の一筋縄では行かない女たちを手玉に取っていくのかもしれませんね。何か話が見えてしまってます。

 幾島に関しても篤姫は、「私はそなたが嫌いじゃ!」と言っていたはずなのに、いつの間にか無二の協力者になってしまっていますし。今回の西郷さんの話もそうですが、手鞠さんのおっしゃるように作りが雑ですよね。幕末の歴史にうといのが幸いして、「このドラマはフィクションだ」と思ってみているのですが、色々気になるところも多いです。
Commented by 手鞠 at 2008-04-18 22:49 x
えりかさん、こんばんは~♪

あらすじによれば、水戸の斉昭公と論を戦わせることになるそうですよ。
さすがに水戸屋敷乱入なんて無茶まではさせないようですが、しかし、斉彬殿のお膳立てで実現する会談というのがまた何ともはや… (-_-;)

幾島との和解はやはりもう少し間を空けた方が良かったように思いますね。
問題の高輪屋敷乗り込みも、誰かもう一人側近の侍女でもいれば、幾島抜きのスタンドプレーという形にして、結果オーライ的な幕切れに今回の英姫のような反応をさせてみても良かったかも?

せっかく有り余るほどに時間があるのなら(何か数少ないネタを必死に引き伸ばしている感が)、そういう気持ちの変化なんかも丁寧に描いて欲しいと思いますね (-_-;)

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