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醍醐寺霊宝館の桜

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「醍醐へ花見に」と言うと、普通は伽藍を見ればOKと思いがちですが、これが実は違うのですよね。そんなこととはつゆ知らず、3月28日に訪れた際には伽藍と三宝院だけ見て帰ってしまい、後で「アチャー!」と後悔しまくることに… (>_<)

他の時季はともかく、お花見が一番の目的で醍醐を訪れる際には、
何はなくとも 「霊宝館」。これを見ないことには始まりません!


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門を一歩くぐるとそこは桜の巨木のギャラリー…。
桜こそが「醍醐寺の至宝」と言わんばかりの青空展示場と化しております (^^;)

中でも圧巻のスケールで度肝を抜かれるのがこちら。


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(この画像のみクリックで拡大表示可)


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高さこそないものの、カメラに収まりきらないほどに伸びに伸びた枝ぶりの立派さ…。
月並みな言葉ですけど「鳳凰が翼を広げたよう」な優美さに思わず溜息が…。

ただ一週のタイムラグはやはり大きかったようで、残念ながら最盛期は過ぎていたようです。
そよと風が吹き抜けるたびに、先を争うように舞い踊る花吹雪…。
それもまた、もちろん風情があって良いのですが、どこかもの淋しい感傷も呼び起こされ、ついしんみりとした気持ちになってしまうのがちょっと切なくもあり…。



最後の方に風に舞い散る花びらも撮ってみましたが、ちゃんと映っているでしょうか (^_^;)
なお、この枝垂れ桜の巨木は霊宝館の中からもガラス越しで見ることができます。
光の加減で言うとそこから撮るのがベストのように思うのですが、残念ながら館内では撮影禁止。記憶に焼き付けるしかないのはつらいですね (-_-;)


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この日満開だったソメイヨシノや枝垂れ桜は後数日、あるいは月曜日の雨風でかなり散ってしまっているかもしれませんが、続いて今度は八重桜が盛りを迎えることになるのでしょうね。


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それはそうと、肝心の霊宝館内ですが、現在は 『やすらかな白描の世界と醍醐の春』 と題した特別公開が5月11日まで開催されています。
白描というのはいわゆる仏画の下絵の状態のもので、鎌倉時代以降の重要文化財指定の名品を多数展示。下絵らしくこの後に塗る色のメモ書きも散見するなど中々興味深いものでした。

が、一つ残念だったのは、現在ドイツで開催されている「醍醐寺展」に出品のため館内の仏様方はごっそりと洋行中だったこと。
奥の安置所はほとんどガランドウ状態で寒々としておりました (~_~;)



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最後に霊宝館入口左手の枝垂れ桜。
こうして見るとまるで雪が降り積もっているかのようで…。
なお、この辺りの桜は霊宝館の外からでも塀越しに見られますので要チェックですよ (^o^)/


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ということで、次のレポは再び3/28分に戻してお送りして参ります。


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【このページの写真&動画は平成20年4月5日に撮影したものです】



《メモ》
  醍醐寺・霊宝館 【地図】
   京都市伏見区醍醐東大路町22
   拝観料… 一般600円(三宝院・伽藍とのセット券もあり)
   拝観時間…9:00-17:00(受付は16:30まで)
by kiratemari | 2008-04-08 19:14 | ├京都 | Trackback | Comments(2)
Commented by さくら at 2008-04-09 12:22 x
>手鞠さんへ
こんにちは〜
醍醐キターーーッ!
という気分で拝見させていただきました。
さすが!みごと!格が違うといった感じです。
枝垂れの枝ぶりが絵に描いたように美しいですね。
写真で見るだけでこれほど感動できるのですから、実際に見たら、まさに息を飲むのでしょうねー。
先のブログの醍醐と合わせて、素敵な風景を見させていただきありがとうございました。
これで拝観料600円なら安く思えますね(^^;
Commented by 手鞠 at 2008-04-09 23:05 x
さくらさん、こんばんは~♪

わざわざ二度も行った甲斐がありました。
御所の糸桜も大概スゴイと思いましたが、一本の木から発せられるパワーの違いは歴然でしたね。
こういうものは絵でしか見られないものと思っていたので、実際に目の当たりにした時には本当にもう鳥肌が立つほどでした。
来年もまず間違いなく訪ねてしまうことになるでしょうね (^^;)

拝観料600円はこれ一つなら全然高くないと思いますよ。
ただ、残りの二所も全部回ると計1500円の出費、これが痛い… (-_-;)
それでも、行けばきっと三所とも回ってしまうに決まっているのですけどね(汗)。

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