丹波路の紅葉-安国禅寺・高源寺

 
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既に1ヵ月になりますし、このままお蔵入りさせようかとも思ったのですが、大河も終りネタ探しの手間を省く意味でも(汗)、また来年のための備忘記録という意味合いも込めて、とりあえずお披露目しておくことにしました。但し、思いっきり時期ハズレですので1回にまとめてさらっと流す程度に… (^_^;)

順序としては 「舞鶴の古刹・金剛院」 の続きになります。

金剛院を訪ねた後、再び舞鶴自動車道で福知山までバックしてそこから豊岡方面へ。
久しぶりに出石へ行って名物の「皿蕎麦」を食して参りました。

食い気が勝り写真を撮るのを失念してしまったのですが(汗)、出石の皿蕎麦は一人前を5枚の小皿に分けて出す「ざる蕎麦」で、付け汁に山芋と生卵を入れるのが出石風(昔はざる蕎麦にはうずらの卵が付き物でしたが、最近はそれもあまり見かけなくなりましたね)。蕎麦自体が淡白なので、全卵にたっぷりの山芋の濃厚な味わいもさほどしつこく感じず、5枚では物足りなくて追加を注文するほどでした (^_^;)

さて、せっかく出石まで来たわけですから、城下町を散策と行きたい所でしたが、連休中のお昼時のこと、小さな町内の道路は駐車スペースを探し求める車で大渋滞。二進も三進も行かないため、町の中心部からは撤退して、お昼の蕎麦も町外れのドライブイン風のお店でようやくありつけたような次第でして、今回は断念せざるをえませんでした。


ということで、空腹を満たし次に向かいましたのは、出石から車で20分ほどの所にあるとある小さなお寺「安国禅寺」。お目当てはこれでした。


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真っ赤にいろづいているのはドウダンツツジ(燈台躑躅)。
別名「満天星」とも呼ばれるツツジ科の落葉低木で、こちらのものは樹齢100年以上とみられる大木だとか。

ちょうど 一週間前の夕刊 に載っていたのがとても印象的だったもので、この機会に覗いてみようということになったのですが、残念ながら少し遅かったようで、下の方はかなり散ってしまっていて淋しい状態に…。それでも額縁で見る鮮烈な紅さは十分インパクト大でした。



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それにしても、こんな素晴らしいものが拝観料無料で見られるなんて、京都の仏閣めぐりに慣れた人間からするとかなり衝撃的。替りと言っては何ですが、賽銭を少々奮発しておきました(といってもたかが知れてますけど…)。


※参照記事 … 2008年再訪分2011年再々訪分




そうして「安国禅寺」からお次は南へ。
「金剛院」に続く関西花の寺4番札所で、丹波紅葉三山の一つにも数えられる「高源寺」へ。


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鎌倉時代末期に、中国の杭州天目山で学んだ僧・遠谿祖雄(えんけいそゆう)が、後醍醐天皇の勅願を受けて、正中2年(1325)に開いた臨済宗中峰派の本山で、翌嘉暦元年(1326)に後醍醐天皇より「高源寺」の号を賜ったとされています。遠谿は天目山によく似ているとしてこの地を選び、また境内に多く植えられた「天目楓」も遠谿が杭州天目山より持ち帰った種によるものだそうです。

「天目楓」は通常の楓と比べ葉の大きさがやや小さめで、切れ込みが深く、枝全体が垂れさがっているのが特徴とされ、甲斐の栖雲寺にも同種のものが多くあることから、栖雲寺を東天目、ここ高源寺を西天目とも称するようです。


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こちらも一週間から十日ほど遅かったようで、はや散紅葉の状態になってしまっていました。
かろうじて残っている葉が、すっかり傾いた夕日に照らし出される光景も、それはそれで美しいものでしたが、やはりどこか物足りない… (-_-;)


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本堂脇に立つ現存するものとしては最も長寿といわれる樹齢300年の天目楓の古木。
さすがに弱っているようで、あまり綺麗に色づくことなく散っているようでしたが…。


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紅葉と共に三重塔を。
その三重塔から見下ろした風景がこちら。


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全体的に紅葉というより、枯れに近い赤茶けたものが多かったですね。
最盛期には「朱・緋・赤・紅・茜と「あか」と呼ばれる全ての色を惜しみなく使って染め上げる…」という話なのですが、果たして今年はどうだったのか…。
ここ最近の温暖化の傾向を見ると、そこまでのものはもはや期待できないようにも… (-_-;)



※参照記事 … 2008年再訪分




ということで、「安国禅寺」「高源寺」とも名残りの紅葉を惜しむ形になってしまいましたので、来年もう一度リベンジをと考えています。しかし、限りある紅葉のシーズン。京都にも行きたいし、スケジュール立てに難渋しそうではありますが… (^_^;)




【このページの写真&動画は平成19年11月24日に撮影したものです】




《メモ》
  安国禅寺 〈地図〉
    兵庫県豊岡市但東町相田327
    電話 0796-54-0435
    見学自由、17:00から夜間点灯あり



  瑞巌山高源寺 〈地図〉
    兵庫県丹波市青垣町檜倉514
    電話 0795-87-5081
    拝観時間 9:00~17:00
    入山料 300円(11/3より紅葉時期のみ)
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by kiratemari | 2007-12-21 19:52 | ├兵庫 | Trackback | Comments(2)
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Commented by えりか at 2007-12-22 21:35 x
 手鞠さん、こんにちは♪

 紅葉レポートお疲れ様でした。(^_^)/真っ赤に色づいていてきれいですね。いい写真を見せて頂けて嬉しいです。

 文字だけでも、おそばのおいしさが伝わってきました。出石に行く機会がありましたらぜひ食べてみたいです。
Commented by 手鞠 at 2007-12-22 22:33 x
えりかさん、こんばんは~♪
最盛期は逃してしまいましたが、特に安国禅寺の額縁はこれまで見て来たものと少し趣向の違うものだったこともあって、あれでも結構感動しました。だからこそ、最盛期のものも何としても見たい気持ちになるのですよね。

皿蕎麦の写真を撮り忘れたのは痛恨でした (^^;)
わんこそばの小皿版のようなものですが、こちらは何のプレッシャーもありませんので(爆)、ゆっくりと味わいながら食べられていいですよ。
出石は城崎温泉や香住の方に抜けるルートの途中にありますので、そちらとセットになったツアーなどを利用すると割り合い簡単に行けるかもしれません。

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