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初秋の大原散策vol.2 三千院

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三千院は天台宗祖・最澄(伝教大師)が比叡山の東塔南谷に一堂を建立し、薬師如来を本尊とする円融房を開いたのが起源と言われ、その後、山麓の東坂本に里坊が設けられ「梶井宮」(「加持」に用いる「井」戸が語源)と称されるようになり、院政期に堀河天皇の皇子・最雲法親王が入寺して以降、代々皇族出身者が住持する宮門跡となりました。

現在の大原の地との縁は、その最雲法親王が天台座主に任じられた保元元年(1156)に梶井門跡の政所が置かれたことに始まり、その後、紆余曲折を経て大原が本坊と定められたのは明治維新後のこと。その際に梶井門跡の仏堂の名称「一念三千院」から取って「三千院」と改号されたとのことです(詳細はこちらの 三千院公式サイト を参照のこと)。


それはさておき、ここ三千院には「聚碧園(しゅうへきえん)」「有清園(ゆうせいえん)」の二つの名園があり、拝観順路に従い客殿に上がってまず最初に目にするのがこちらのお庭。

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(この画像のみクリックで拡大表示可)



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明るく優美な茶風から「姫宗和」と謳われた江戸時代初期の茶人・金森宗和(かなもりそうわ)の修築と伝えられる「聚碧園」。客殿に座って眺める池泉鑑賞式の庭園で、緋毛氈の一角はお茶席になっています(500円)。




錦秋の頃、次いで植え込みの皐月の花咲く初夏が美しいでしょうが、しっとりと落ち着いた青紅葉の風情も中々のもの。こうして季節ごとにガラリと変わる趣を楽しむのがいいのでしょうね。



一方こちらは客殿と渡り廊下で繋がる「宸殿」前に広がる「有清園」。

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三千院のシンボルとも言うべき「往生極楽院」(阿弥陀堂)も取り込んだ池泉回遊式の庭園となっています。お馴染みの緑の杉苔の絨毯が目にも眩しい!


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ところで、こちらの「往生極楽院」、現在は三千院の本堂となっていますが実は元は別の寺院で、古くからこの地にあった阿弥陀堂を後からやって来た三千院が吸収合併したということのようです。


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こちらは「有清園」のはずれにある「わらべ地蔵」。
苔生す海原に点在するその姿は“愛らしい?” (^^;)





さて、わらべ地蔵の先には弁財天、金色不動堂、観音堂などが立ち並ぶエリアが広がり、その一番奥のあじさい苑内にあるのが、俗に「大原の石仏」とも呼ばれる「炭売翁石仏」。鎌倉時代中期に在地の念仏行者たちによって作られたものと見られています。

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そして、その石仏の前で見つけたものですが、これもわらべ地蔵?


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先ほどのわらべ地蔵よりも妙にリアルで、可愛らしさよりも、どこかもの悲しげな感じが…。


大原にやって来る観光客のほとんどが訪れる三千院ですが、朝一番だったこともあり人出はぐっと少な目で、ゆっくりと楽しむことができました。さすがにまだ団体客はいませんから、少し待てばすっと周りに誰もいなくなるタイミングも、わりと簡単にやって来ましたし…。

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なお、この日はまだ、境内の中には色づいた木は特に見当たりませんでしたが、出口に当たる「西方門」の外側の楓がわずかに色づいていました。あと一月ほどで訪れるであろう紅葉の最盛期が待ち遠しいですね o(^-^)o


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【このページの写真&動画は平成19年10月13日に撮影したものです】



《メモ》
  三千院門跡 〈地図〉
   京都市左京区大原来迎院町540
   拝観料… 一般700円、高・中学生400円、小学生150円
   拝観時間…9:00-17:00(12~2月は16:30まで)
by kiratemari | 2007-10-18 13:05 | ├京都 | Trackback | Comments(2)
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Commented by sanraku2 at 2007-10-19 00:01 x
あまりに空いているのでビックリ!w(゜o゜)w

いやー、やっぱり朝一でしたか。これなら落ち着いてのんびり撮影できそうですね。それに陽差しが柔らかめで、苔にしっとり感がでていて素敵。また行きたくなっちゃいました(^-^)
Commented by 手鞠 at 2007-10-19 00:50 x
sanraku2さん、こんばんは~♪
大原に限ったことではありませんが、京都散策は午前中が勝負ですね (^.^)v
人出も光の加減もちょうど良い感じですし、何より朝の澄んだ空気の中というのが素材を生かす最高の調味料かと…。

それと今回は三連休続きの後の普通の土曜日だったことも幸いしたと思います。それまでにお出掛け三昧だと出控える方も多いでしょうし、来る紅葉シーズンに向けて一旦は小休止ということも。うまく端境期に当たったのでしょうね。
さすがに来月の紅葉真っ只中の折にはこうは行かないでしょうが、朝一で一箇所に絞れば少しは期待できるかも… (?_?)

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