CS『武蔵坊弁慶』総括
時代劇専門チャンネルでの放送終了から軽く1ヵ月が過ぎてしまっていますが、遅ればせながら一応まとめの記事をば。
正直な話、突っ込み所は『義経』の比ではありませんでしたよ…(~_~;)
それでも終わりよければ全て良し!
あの立ち往生が見られただけでも十分満足できました(*^^)v
このドラマ、いわゆる「源平物」を期待して見ると、平家ファンはもちろんのこと、義経ファンにすら怒りを買う恐れがあるでしょうね。なぜって…、義経がちっともカッコよく描かれていないのですから…(爆)。
彼の生涯で最も輝かしかったはずの平家との合戦に明け暮れた一年余も、昨日が一ノ谷、今日は屋島、明日は壇ノ浦とたった三回で終了。中でも、一ノ谷は逆落としに挑む義経主従のアップ映像で終了して、次の回はいきなりもう京に凱旋しているのですから、おかげで重衡くんも出る幕なしで完全スルー(涙)。
次の屋島では「継信討死」と弁慶の娘小玉虫が的持ちに立つ「扇の的」の二大コンテンツでどうにかそれらしい体裁は整えたものの、嵐を突いての強行渡海はスルーされ、合戦もショボショボでしたから義経の見せ場などほとんど無きに等しい状態で…。
さすがに壇ノ浦では、唐突ながら能登守教経が登場して、正統派(?)「八艘飛び」を披露するなどして少しは気を吐いたものの、さすがに時既に遅しの感が…(平家方の最期と分け合う形では印象度も薄くなりますから)。
そして、腰越状以降は、弁慶の諫言に義経がまるで耳を貸さず、挙句に弁慶を出奔に走らせ、その不在の間に義経が勝手な暴走をしたために転落人生を歩むことになる…という流れですから、これはまあ、一つの解釈としては大いにアリだとは思いますが、それにしても、いくら弁慶が主役だからと言って、天下のヒーロー源義経をここまで無能者に仕立てるとは、N○Kさんも中々勇気ありますよね (^^;)
本当、あまりの弁慶の献身さ、玉虫&小玉虫の健気さに、行家の口車に乗せられて頼朝への謀反を企ててる頃の義経には殺意すら抱きましたよ。「こんなアホな主人なんてとっとと見捨ててしまえー」と弁慶に言ってやりたくなるぐらいに…(爆)。
でも、それがあったからこそ、終盤の安宅での義経打擲や最後の立ち往生が生きてくる…という面もあるので、そう考えると制作者側の術中にはまってしまったということでしょうね。
そうそう、安宅と言えば、勧進帳と義経打擲が別建てになっていたのにはちょっと驚きました。
まず弁慶一人が物見に出ている最中に関所に連行され、富樫を相手にしての勧進帳読み上げ。変に義経や郎党のカットが入らない分、丁々発止の二人の対決にもいっそうの緊迫感が増して、これを越えるものはないだろうというぐらいの出色の出来でしたね。
最後に弁慶が白紙の巻紙を富樫に向けて見せ、その心意気に折れて富樫も見逃すという展開も、その場に義経がいないからこそできた演出でしょうし。
そして、この後、弁慶が関所で足止めされている間にやむなく先に出立した一行が、義経探索網に引っ掛かって詮議を受けることになり(またもや弁慶不在中に窮地へ)、ここで弁慶も追い付き、定番の義経疑惑。今回は笛ではなく母常磐からもらった懐刀を見咎められて打擲へと続き、弁慶が咄嗟の機転で「梶原景時からの預り物で調伏のため羽黒山へ奉納する」と言い訳していたことから、事後も刀は特に取り上げられることなく結局義経の手に戻り無事解決。
こちらはあくまでも詮議する側は義経主従とは気づかなかったという形になっていて、『義経』の時にも少し物議を醸しましたが、それほど知りながら義経を見逃すということは鎌倉に対する裏切り行為として重い罪になるので、あえて勧進帳とは切り離したのかなという気もしました(まあ、単純にヤマ場が二つ欲しかっただけかもしれませんが)。
なお、『義経記』には「如意の渡にて義経を弁慶打ち奉る事」と打擲の場面はあるものの、勧進帳のくだりはありません。あくまでも謡曲「安宅」に始まり歌舞伎十八番へと発展した後世の創作物ですので悪しからず。
それはさておき、気になる平家側のことも少し書いておきますと、特筆すべきは前述の教経の登場でしょうか。何の前置きもなくても、八艘飛びの相手、敵兵を両脇に抱えて潔く入水する平家一の猛者―、これだけでその存在の意義のある人物だと改めて思いました。知盛が代役では全く意味が違ってしまいますからね。
そして、弁慶一家を生き別れにするために都落ちまでさせられた右京大夫。一旦は資盛と結ばれたものの、壇ノ浦で死別後はやはりプラトニックのまま終わった知盛への思いの方が強かったようで、夢の中に知盛が亡霊となって現れて、生きるか死ぬかで迷う右京に歌詠みとして生きよと諭し、これがどうやら『建礼門院右京大夫集』誕生のきっかけになった…というような形に収まりました。
あと、他に平家ではありませんが、八条院も最後まで出番が多く、これは後白河法皇を全く出さなかった(一場面だけ顔なしで登場)替りの意味合いが強いですが、弁慶の器量に惚れ込み、法皇への橋渡し役も積極的に果たすその押し出しの強さは、さすがはかつて女帝にと推されただけのことはあると納得できる女傑ぶりでした。
それにしても、こうして振り返ってみると、源氏にせよ平家にせよ、朝廷にせよ奥州にせよ、それぞれの出番はどれも中途半端でしっかりと書き込めているとはとても言い難いのですが、それでも後に残る印象がとても深いのは役者の上手さゆえか、最低限に留めた脚本の勝利か…。
結論は両方でしょうね。
脚本の行間を補って余りある演者のキャラクター造形も、逆に無駄をそぎ落とした脚本によって生み出されたと言える部分もあるでしょうし、最後の弁慶の絶命シーンなどはその最たるものだと思いますが、書き過ぎは役者から下手に表情を奪うことにもなりかねませんからね。
さて、『武蔵坊弁慶』の後は、応仁の乱を題材にした『花の乱』が現在も放映中で、これも本放送時には途中で挫折したのですが、ここまでの所は楽しく視聴継続中です(21回まで視聴済み)。これについては、また後日に記したいと思いますので、どうかしばしお待ちのほどをm(__)m
正直な話、突っ込み所は『義経』の比ではありませんでしたよ…(~_~;)
それでも終わりよければ全て良し!
あの立ち往生が見られただけでも十分満足できました(*^^)v
このドラマ、いわゆる「源平物」を期待して見ると、平家ファンはもちろんのこと、義経ファンにすら怒りを買う恐れがあるでしょうね。なぜって…、義経がちっともカッコよく描かれていないのですから…(爆)。
彼の生涯で最も輝かしかったはずの平家との合戦に明け暮れた一年余も、昨日が一ノ谷、今日は屋島、明日は壇ノ浦とたった三回で終了。中でも、一ノ谷は逆落としに挑む義経主従のアップ映像で終了して、次の回はいきなりもう京に凱旋しているのですから、おかげで重衡くんも出る幕なしで完全スルー(涙)。
次の屋島では「継信討死」と弁慶の娘小玉虫が的持ちに立つ「扇の的」の二大コンテンツでどうにかそれらしい体裁は整えたものの、嵐を突いての強行渡海はスルーされ、合戦もショボショボでしたから義経の見せ場などほとんど無きに等しい状態で…。
さすがに壇ノ浦では、唐突ながら能登守教経が登場して、正統派(?)「八艘飛び」を披露するなどして少しは気を吐いたものの、さすがに時既に遅しの感が…(平家方の最期と分け合う形では印象度も薄くなりますから)。
そして、腰越状以降は、弁慶の諫言に義経がまるで耳を貸さず、挙句に弁慶を出奔に走らせ、その不在の間に義経が勝手な暴走をしたために転落人生を歩むことになる…という流れですから、これはまあ、一つの解釈としては大いにアリだとは思いますが、それにしても、いくら弁慶が主役だからと言って、天下のヒーロー源義経をここまで無能者に仕立てるとは、N○Kさんも中々勇気ありますよね (^^;)
本当、あまりの弁慶の献身さ、玉虫&小玉虫の健気さに、行家の口車に乗せられて頼朝への謀反を企ててる頃の義経には殺意すら抱きましたよ。「こんなアホな主人なんてとっとと見捨ててしまえー」と弁慶に言ってやりたくなるぐらいに…(爆)。
でも、それがあったからこそ、終盤の安宅での義経打擲や最後の立ち往生が生きてくる…という面もあるので、そう考えると制作者側の術中にはまってしまったということでしょうね。
そうそう、安宅と言えば、勧進帳と義経打擲が別建てになっていたのにはちょっと驚きました。
まず弁慶一人が物見に出ている最中に関所に連行され、富樫を相手にしての勧進帳読み上げ。変に義経や郎党のカットが入らない分、丁々発止の二人の対決にもいっそうの緊迫感が増して、これを越えるものはないだろうというぐらいの出色の出来でしたね。
最後に弁慶が白紙の巻紙を富樫に向けて見せ、その心意気に折れて富樫も見逃すという展開も、その場に義経がいないからこそできた演出でしょうし。
そして、この後、弁慶が関所で足止めされている間にやむなく先に出立した一行が、義経探索網に引っ掛かって詮議を受けることになり(またもや弁慶不在中に窮地へ)、ここで弁慶も追い付き、定番の義経疑惑。今回は笛ではなく母常磐からもらった懐刀を見咎められて打擲へと続き、弁慶が咄嗟の機転で「梶原景時からの預り物で調伏のため羽黒山へ奉納する」と言い訳していたことから、事後も刀は特に取り上げられることなく結局義経の手に戻り無事解決。
こちらはあくまでも詮議する側は義経主従とは気づかなかったという形になっていて、『義経』の時にも少し物議を醸しましたが、それほど知りながら義経を見逃すということは鎌倉に対する裏切り行為として重い罪になるので、あえて勧進帳とは切り離したのかなという気もしました(まあ、単純にヤマ場が二つ欲しかっただけかもしれませんが)。
なお、『義経記』には「如意の渡にて義経を弁慶打ち奉る事」と打擲の場面はあるものの、勧進帳のくだりはありません。あくまでも謡曲「安宅」に始まり歌舞伎十八番へと発展した後世の創作物ですので悪しからず。
それはさておき、気になる平家側のことも少し書いておきますと、特筆すべきは前述の教経の登場でしょうか。何の前置きもなくても、八艘飛びの相手、敵兵を両脇に抱えて潔く入水する平家一の猛者―、これだけでその存在の意義のある人物だと改めて思いました。知盛が代役では全く意味が違ってしまいますからね。
そして、弁慶一家を生き別れにするために都落ちまでさせられた右京大夫。一旦は資盛と結ばれたものの、壇ノ浦で死別後はやはりプラトニックのまま終わった知盛への思いの方が強かったようで、夢の中に知盛が亡霊となって現れて、生きるか死ぬかで迷う右京に歌詠みとして生きよと諭し、これがどうやら『建礼門院右京大夫集』誕生のきっかけになった…というような形に収まりました。
あと、他に平家ではありませんが、八条院も最後まで出番が多く、これは後白河法皇を全く出さなかった(一場面だけ顔なしで登場)替りの意味合いが強いですが、弁慶の器量に惚れ込み、法皇への橋渡し役も積極的に果たすその押し出しの強さは、さすがはかつて女帝にと推されただけのことはあると納得できる女傑ぶりでした。
それにしても、こうして振り返ってみると、源氏にせよ平家にせよ、朝廷にせよ奥州にせよ、それぞれの出番はどれも中途半端でしっかりと書き込めているとはとても言い難いのですが、それでも後に残る印象がとても深いのは役者の上手さゆえか、最低限に留めた脚本の勝利か…。
結論は両方でしょうね。
脚本の行間を補って余りある演者のキャラクター造形も、逆に無駄をそぎ落とした脚本によって生み出されたと言える部分もあるでしょうし、最後の弁慶の絶命シーンなどはその最たるものだと思いますが、書き過ぎは役者から下手に表情を奪うことにもなりかねませんからね。
さて、『武蔵坊弁慶』の後は、応仁の乱を題材にした『花の乱』が現在も放映中で、これも本放送時には途中で挫折したのですが、ここまでの所は楽しく視聴継続中です(21回まで視聴済み)。これについては、また後日に記したいと思いますので、どうかしばしお待ちのほどをm(__)m
by kiratemari
| 2007-04-05 20:13
| テレビ
|
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Comments(13)
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nekonezumiiro at 2015-09-02 04:09
初めまして。キーワード検索経由でお邪魔しました。
現状、DVD化が総集編のみにとどまっているのが残念。特に前編は大姫(北条政子の娘で頼家の姉)と志水義高(木曽義仲の嫡男)の悲恋が割愛されています。
義高に仕えた「小太郎」こと海野幸氏(うんの・ゆきうじ。北条執権家を支えて長寿を全うしたそうです)の配役があったのも「草燃える」を含めて2作だけ。来年堺雅人さんが扮する真田信繁の遠い祖先にあたる存在なだけに、この扱いは惜しまれます。
現状、DVD化が総集編のみにとどまっているのが残念。特に前編は大姫(北条政子の娘で頼家の姉)と志水義高(木曽義仲の嫡男)の悲恋が割愛されています。
義高に仕えた「小太郎」こと海野幸氏(うんの・ゆきうじ。北条執権家を支えて長寿を全うしたそうです)の配役があったのも「草燃える」を含めて2作だけ。来年堺雅人さんが扮する真田信繁の遠い祖先にあたる存在なだけに、この扱いは惜しまれます。
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nekonezumiiroさん、初めまして!
『武蔵坊弁慶』の完全版DVD、今からでも是非とも出して欲しいものですね。
それか、視聴者の限られるCS放送でなく、NHKさんが自前で全話再放送してくれてもいいですが…(^-^)
『武蔵坊弁慶』の完全版DVD、今からでも是非とも出して欲しいものですね。
それか、視聴者の限られるCS放送でなく、NHKさんが自前で全話再放送してくれてもいいですが…(^-^)
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nekonezumiiro at 2015-09-04 22:44
早速のリプライありがとうございます。別件「草燃える」エントリのコメント欄でご紹介したNHKアーカイブスですが、その公開映像データベースにも武蔵坊弁慶はいまだ登録されていないのが残念。富田さんの原作小説(講談社、全10巻)もドラマ放送以後再版されていませんのでかなり貴重です。
川野さん扮する義経の鎧武者姿も原作本(三草山の夜討ちの場面だったと思います)の記述に倣ったのでしょう、両肩と首筋を「大童(おおわらわ)に垂れ広げた髪」が覆っていますね…それでいて兜の上から烏帽子が出ているのはご愛嬌(笑)。
川野さん扮する義経の鎧武者姿も原作本(三草山の夜討ちの場面だったと思います)の記述に倣ったのでしょう、両肩と首筋を「大童(おおわらわ)に垂れ広げた髪」が覆っていますね…それでいて兜の上から烏帽子が出ているのはご愛嬌(笑)。
nekonezumiiroさん、
マスターテープが一部欠落していた『草燃える』とは違って、『武蔵坊弁慶』はNHKさん自身でも何度か再放送されていたのに不思議ですね。現在までそういう要望もあまり寄せられていないということでしょうが(~_~;)
マスターテープが一部欠落していた『草燃える』とは違って、『武蔵坊弁慶』はNHKさん自身でも何度か再放送されていたのに不思議ですね。現在までそういう要望もあまり寄せられていないということでしょうが(~_~;)
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nekonezumiiro at 2016-04-26 00:58
こんばんは。大鎧星兜の武者姿が登場する歴代大河ドラマ、70年代以前と90年代以降の各作品ではっきり変わった点があります。忍緒(しめお、兜の顎紐)の取り回し方です。
「風と雲と虹と」でこそ一部の合戦シーンに例外がみられますが、「草燃える」までは基本的に戦国物と同じく上顎(唇の下)で玉結びを作っていましたね。
その様式から脱却し、初めて下顎結束に一本化したのが「武蔵坊弁慶」。これは「太平記」以後、年代的に最も遅くなる「花の乱」でも踏襲されています。
「風と雲と虹と」でこそ一部の合戦シーンに例外がみられますが、「草燃える」までは基本的に戦国物と同じく上顎(唇の下)で玉結びを作っていましたね。
その様式から脱却し、初めて下顎結束に一本化したのが「武蔵坊弁慶」。これは「太平記」以後、年代的に最も遅くなる「花の乱」でも踏襲されています。
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nekonezumiiro at 2016-10-24 23:36
またまた失礼します。武蔵坊弁慶完全版DVDBOX、まさかの電撃リリースに驚きました。たまたま画像検索していたらパッケージ写真が出てきたんです。でもなかなか簡単に手が出せるお値段とはいえないかも。
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nekonezumiiro at 2016-11-03 00:09
こんばんは。武蔵坊弁慶完全版、実は「NHKスクエア」さん(NEP直営オンラインショップ。ガラケーは楽天市場から)専売。正式発売日は12月22日で第壱集・第弐集とも12,960円、この冬の目玉商品に位置づけられているようです(同じ86年放映の大河ドラマ「いのち」も同時発売予定とのこと)。
細かい仕様まではサイトに記載がありませんが、恐らく第壱集は「恋の荒法師」から「旭日落日」まで、第弐集が「一の谷鵯越え」以降最終回「衣川立往生」までの各16話ずつ収録(4枚組)となる計算でしょう。一話当たり810円、考えようによっては決して割高ではないともいえますね。
細かい仕様まではサイトに記載がありませんが、恐らく第壱集は「恋の荒法師」から「旭日落日」まで、第弐集が「一の谷鵯越え」以降最終回「衣川立往生」までの各16話ずつ収録(4枚組)となる計算でしょう。一話当たり810円、考えようによっては決して割高ではないともいえますね。
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nekonezumiiro at 2016-11-06 15:49
申し訳ありません、原作小説に綴られた義経の髪型について訂正します。「大童に垂れ広げた髪」は村上元三さんの『源義経』(尾上菊五郎さん主演の66年大河原作)にあったくだりで、富田さんの場合は「髪の髻を解いて乱髪になった」(「源氏揃」の章・平泉から旅立つ直前の姿)と書いていらっしゃいました。
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nekonezumiiro at 2018-01-04 23:11
大変お久しぶりです。あれから大晦日を2回も跨いでしまいましたね。改めまして、明けましておめでとうございます。さて、武蔵坊弁慶完全版DVDですが僕も昨年2月に東急百貨店渋谷本店内の丸善ジュンク堂で購入しました(唯一の実店舗取扱です)。
シリーズ中盤の合戦シーンも、壇ノ浦こそ見応えのある作りでしたがそれ以前は源平ものとして観ると消化不良感が否めませんね。日曜日の大河ドラマが翌年の『独眼竜政宗』で『徳川家康』以来となる武家もの路線へ回帰するあおりも影響したことでしょう。
但し(人形劇の平家物語でもやはり省かれましたが)原作小説にもある屋島合戦での牟礼高松襲撃は義経が悪役に見えてしまいかねないだけあって、敢えてドラマに再現しなかったのは正解かもしれません。
シリーズ中盤の合戦シーンも、壇ノ浦こそ見応えのある作りでしたがそれ以前は源平ものとして観ると消化不良感が否めませんね。日曜日の大河ドラマが翌年の『独眼竜政宗』で『徳川家康』以来となる武家もの路線へ回帰するあおりも影響したことでしょう。
但し(人形劇の平家物語でもやはり省かれましたが)原作小説にもある屋島合戦での牟礼高松襲撃は義経が悪役に見えてしまいかねないだけあって、敢えてドラマに再現しなかったのは正解かもしれません。
nekonezumiiroさん
しばらくこちらのブログは放置しておりまして、拝見するのが大変遅くなり申し訳ありませんm(__)m
『武蔵坊弁慶』は大河ドラマと並行しての放映で予算的にもかなり厳しかったでしょうから、いろいろ残念なところがあっても仕方がないかと…。
昨今の大河でもペース配分が拙くて、有名な事件でも駆け足やナレーションでお終いということもありますし。
しばらくこちらのブログは放置しておりまして、拝見するのが大変遅くなり申し訳ありませんm(__)m
『武蔵坊弁慶』は大河ドラマと並行しての放映で予算的にもかなり厳しかったでしょうから、いろいろ残念なところがあっても仕方がないかと…。
昨今の大河でもペース配分が拙くて、有名な事件でも駆け足やナレーションでお終いということもありますし。
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