『風林火山』vol.7「晴信初陣」

さて、北条への仕官も秒読みの段階で、突如「待った!」のかかった勘助くん。
こういうのを「ツイてない」というのか何だか…(-_-;)



 
今回は前置きなしで、いきなり若殿からの不採用通告の場から。
寿桂尼様や雪斎同席の許、理由もやや意味不明気味(勘助にとっては)だった義元の不採用の言い渡しを思えば、一対一で臨みそれなりに説得力のある理由も示せた氏康は、やや大人だったと言ってよろしいでしょうか。

とはいえ、「怨み」を欲と言うなら、「大望」だって立派な欲ではないの???

晴信、義元、氏康と三人が揃って勘助の「私怨」にこだわり、仕官の願いを退ける展開に、いい加減、それを逆に利用するぐらいの骨のある武将はおらんのか?と思っていた所に、ようやくそれらしい人物が登場。自分より年若の連中に散々言われ放題に言われ、さすがにいつもの自信にも翳りが見え始めていた勘助からすると、まさに「地獄に仏」ってやつでしょうね。

ただ、駿河・相模と大国をめぐって来た後に信濃の一豪族の真田氏だと、一気にレベルダウンした感覚もあったのか、始めのうちは勘助も少々微妙な表情のように見えましたが、幸隆のざっくばらんな人柄と奥方の美貌、何より人から必要とされることに俄然やり甲斐を感じ始める所などは相変わらず単純ですね。

ところで、その真田幸隆までも勘助を「(自分より)随分年上のようじゃ」と見ており、いったい何歳ぐらいの設定なのか気になり調べてみた所、花倉の乱の起きた1536年現在で、1513年生まれの真田幸隆は数え年で24歳。30代半ば以降と目される勘助から見ると一回り下ということになりますね。

ちなみに他の方々も載せておきますと
・北条氏康-22歳(1515年生)
・今川義元-18歳(1519年生)
・武田晴信-16歳(1521年生)

やっぱり義元くんより氏康殿の方が4歳年上ですから、あのあしらい方の差も納得(?)。
そして、16歳の晴信さんにはまたまた試練が…。

鬼鹿毛(字はこれでいいのか?)をめぐる信虎との攻防。
三条夫人にふと漏らした言葉は信虎の本音だったのか、それとも結果の通りの計略だったのか…。

ここまでの一筋縄では行かない脚本の性質や演じ手の演技からすると、ここはやはり「本音」と見た方が良さそうですね。ただし「あの時はそう思っていたけど…」の註釈付きで。実際にあの時、勝千代がそう言ったとしても、あのへそ曲がりのお屋形様のことですから、また別のイチャモンをつけて断りそうな気も…。

詰まる所、一度掛け違ったボタンは、掛け違った所まで戻らないと直せないもの。
一度ヒビの入ってしまった物は、どんなに修理を施しても無傷に戻ることはなく、せいぜい仮に留めておくのが関の山。

それでも、イマドキの瞬間接着剤並の強度があれば、無傷と遜色ない所まで回復できますが、信虎と晴信の場合は、二人の反発力の激しさにその絆を繋ぎ止める接着剤(母の大井夫人や重臣の板垣など)の強度が追いつかず、とうとうパキンと真っ二つに折れてしまった…という感じですね。ここまで来るともう誰にもどうすることもできず、後は決定的瞬間を待つのみ…。


ということで、次回はいよいよ勘助がスーパー軍師の本領を発揮!という雰囲気ですが、ここまでの脚本が脚本だけに、得意絶頂の所からまた一気に奈落へ突き落とされそうな気配もなきにしもあらず…。

まあ、何にせよ、久しぶりに熱いバトルが見られそうで、次の日曜がとにかく待ち遠しいー!
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by kiratemari | 2007-02-20 20:30 | テレビ | Trackback | Comments(0)
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