早春の讃岐路を行く~vol.1 高松平家物語歴史館
朝6時過ぎに大阪を発ち、阪神高速→神戸淡路鳴門自動車道(明石海峡大橋+大鳴門橋)→高松自動車道(四国横断自動車道+高松東道路)と経由して9時半頃に高松に到着(途中でゆっくり朝食を摂るなどしたので30分ほど余分にかかりました)。
まずは今回の一番の目的地へ直行することにしました。
「高松平家物語歴史館」
『平家物語』の世界を蝋人形を使いリアルに再現した源平フリークには必見(?)のスポット。
前々から噂を聞いていて、いつか必ず訪れたいと思っていたのですが、今回ようやく実現の運びとなったわけです。
高松市街地からやや外れた所にあり、事前に地図を見た感じでは大きな通り沿いのように思っていたのですが、実際は少し路地を入って行かないといけなくて、もう少しでその入り口を通り過ぎてしまう所でした(汗)。
まだ早い時間帯のせいか(でも9時から営業となっていたのですけど)駐車場には車が1台ポツンとあるだけで、周囲の人通りも皆無。表にある入場券売り場とおぼしき窓口も閉まっているし、これは「もしや休み?」なんて不安にちょっと駆られながらも、何げにBGMっぽいものを流しているのでともかく入館口へ(施設ホームページの館内図では「出口」となっている所でした)。
明りもついているし「休みではなさそう」と思い中へ入ってみると、係員の方がいて(入口にはいらっしゃらずちょっと探しましたが)その場で入館料1200円を支払い無事に入場できました。
しかし、『平家物語』だけでは場が持たないのか、1階は四国出身の偉人・著名人のブースになっていて、いきなり目の前に現れたのはコレ。
これだけ並んでると壮観ではありますが、平家目的にやって来た人間にはやや肩透かしの感も… (-_-;)
とはいえ、気持ち悪いぐらいにリアルな人形たちには大変驚かされました!
四国と言っても、ご当地・香川県人は少ないようで、土佐藩がらみもあって高知出身の比重が高いラインナップのように感じました。
イマイチ興味薄の1階はざっと見ただけで本命の2階へ。
初っ端から一ノ谷の「鵯越の逆落とし」とは、これで観客の心をガッツリと掴もうとの意図でしょうが、ご当地・屋島の面目は…(-_-;)
ここ平家物語歴史館では、長大な『平家物語』の名シーンから17のエピソードをピックアップして再現しています。
こういう施設では珍しく写真撮影フリーでしたので、もちろん全景カメラに収めて来ましたが、さすがに全部ここに載せてしまうのはどうかと思いますので、選りすぐりの何枚かに限定させていただきます。
第1景「平忠盛、鬼を捕らえる」
第2景「平家に非ずんば人にあらず」
第3景「仏御前、祇王を訪ねる」
第4景「清盛の孫、摂政・基房を辱める」
第5景「俊寛のみ赦されず」
第6景「物怪」
第7景「平家軍、富士川で大敗」
第8景「平重衛、大仏を焼く」
第9景「清盛、高熱を出して死去」
第10景「一ノ谷の合戦」(上に掲載済み)
第11景「平敦盛と熊谷直実」
第12景「那須与一、扇の的を射る」
第13景「安徳天皇、入水」
第14景「平教経、壮絶な最期」
第15景「平家滅亡」
第16景「祇園精舎の鐘の声」
第17景「琵琶法師」
どれもこれも本当にリアルで迫力満点なのですが、何に一番驚いたかというと、上の琵琶法師の前に立ちはだかる二人連れ。実はコレも人形なのですよね。サクラまで用意してしまうその遊び心には敬服致しました (^_^;)
とまあ、そんなこんなで約40分滞在したのですが、その間、他のお客さんとは全く遭遇せず完全貸切状態。おかげで思う存分写真撮影に勤しめましたが、しかし、こんな状態で経営が成り立って行くものなのか…。
行楽シーズンになれば、学校関係などの団体客がある程度見込めるのでしょうが、それでも、せっかくこれだけの施設を作ったのですから、万が一にも廃館などという事態に陥らないよう、しっかり対策を立てて欲しいものです。
やはり、高松市街地から中途半端に離れている立地が問題なのか…。
いっそ屋島直近に作っていれば、古戦場めぐりと抱き合わせにするとかで、まだ観光客誘致もしやすかったでしょうにね。
☆Next → 早春の讃岐路を行く~vol.2 栗林公園
☆Back → 早春の讃岐路を行く~序
まずは今回の一番の目的地へ直行することにしました。
「高松平家物語歴史館」
『平家物語』の世界を蝋人形を使いリアルに再現した源平フリークには必見(?)のスポット。
前々から噂を聞いていて、いつか必ず訪れたいと思っていたのですが、今回ようやく実現の運びとなったわけです。
高松市街地からやや外れた所にあり、事前に地図を見た感じでは大きな通り沿いのように思っていたのですが、実際は少し路地を入って行かないといけなくて、もう少しでその入り口を通り過ぎてしまう所でした(汗)。
まだ早い時間帯のせいか(でも9時から営業となっていたのですけど)駐車場には車が1台ポツンとあるだけで、周囲の人通りも皆無。表にある入場券売り場とおぼしき窓口も閉まっているし、これは「もしや休み?」なんて不安にちょっと駆られながらも、何げにBGMっぽいものを流しているのでともかく入館口へ(施設ホームページの館内図では「出口」となっている所でした)。
明りもついているし「休みではなさそう」と思い中へ入ってみると、係員の方がいて(入口にはいらっしゃらずちょっと探しましたが)その場で入館料1200円を支払い無事に入場できました。
しかし、『平家物語』だけでは場が持たないのか、1階は四国出身の偉人・著名人のブースになっていて、いきなり目の前に現れたのはコレ。
これだけ並んでると壮観ではありますが、平家目的にやって来た人間にはやや肩透かしの感も… (-_-;)
とはいえ、気持ち悪いぐらいにリアルな人形たちには大変驚かされました!
四国と言っても、ご当地・香川県人は少ないようで、土佐藩がらみもあって高知出身の比重が高いラインナップのように感じました。
イマイチ興味薄の1階はざっと見ただけで本命の2階へ。
初っ端から一ノ谷の「鵯越の逆落とし」とは、これで観客の心をガッツリと掴もうとの意図でしょうが、ご当地・屋島の面目は…(-_-;)
ここ平家物語歴史館では、長大な『平家物語』の名シーンから17のエピソードをピックアップして再現しています。
こういう施設では珍しく写真撮影フリーでしたので、もちろん全景カメラに収めて来ましたが、さすがに全部ここに載せてしまうのはどうかと思いますので、選りすぐりの何枚かに限定させていただきます。
第1景「平忠盛、鬼を捕らえる」
第2景「平家に非ずんば人にあらず」
第3景「仏御前、祇王を訪ねる」
第4景「清盛の孫、摂政・基房を辱める」
第5景「俊寛のみ赦されず」
第6景「物怪」
第7景「平家軍、富士川で大敗」
第8景「平重衛、大仏を焼く」
第9景「清盛、高熱を出して死去」
第10景「一ノ谷の合戦」(上に掲載済み)
第11景「平敦盛と熊谷直実」
第12景「那須与一、扇の的を射る」
第13景「安徳天皇、入水」
第14景「平教経、壮絶な最期」
第15景「平家滅亡」
第16景「祇園精舎の鐘の声」
第17景「琵琶法師」
どれもこれも本当にリアルで迫力満点なのですが、何に一番驚いたかというと、上の琵琶法師の前に立ちはだかる二人連れ。実はコレも人形なのですよね。サクラまで用意してしまうその遊び心には敬服致しました (^_^;)
とまあ、そんなこんなで約40分滞在したのですが、その間、他のお客さんとは全く遭遇せず完全貸切状態。おかげで思う存分写真撮影に勤しめましたが、しかし、こんな状態で経営が成り立って行くものなのか…。
行楽シーズンになれば、学校関係などの団体客がある程度見込めるのでしょうが、それでも、せっかくこれだけの施設を作ったのですから、万が一にも廃館などという事態に陥らないよう、しっかり対策を立てて欲しいものです。
やはり、高松市街地から中途半端に離れている立地が問題なのか…。
いっそ屋島直近に作っていれば、古戦場めぐりと抱き合わせにするとかで、まだ観光客誘致もしやすかったでしょうにね。
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by kiratemari
| 2007-02-15 20:26
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Comments(2)
手鞠さんへ
こんにちわ〜
やはり屋島だったのですねぇ〜(≧∀≦)/♪
いいですねぇ〜、日帰りできるなんて。羨ましいですよ。
「平家物語歴史館」は、HPを眺めて、行きたいなぁ〜と思っていたところです。
思いのほかリアルで驚きました。
これだけのものが並んでいると、それだけで迫力ですね。
大河「義経」の頃は、ここも賑わっていたのでしょうねぇ。
四国出身の偉人・著名人の中に、一豊くんはいませんでしたか?
竜馬いるのにね…(^^;
あ、出身じゃないですね…
こんにちわ〜
やはり屋島だったのですねぇ〜(≧∀≦)/♪
いいですねぇ〜、日帰りできるなんて。羨ましいですよ。
「平家物語歴史館」は、HPを眺めて、行きたいなぁ〜と思っていたところです。
思いのほかリアルで驚きました。
これだけのものが並んでいると、それだけで迫力ですね。
大河「義経」の頃は、ここも賑わっていたのでしょうねぇ。
四国出身の偉人・著名人の中に、一豊くんはいませんでしたか?
竜馬いるのにね…(^^;
あ、出身じゃないですね…
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さくらさん、こんばんは~♪
はい、「屋島」でズバリご名答!でした (*^^)v
日帰りできると何かと気楽で(出費も少なくて)もちろん良いのですが、でも、1泊ぐらい宿をとって、もう少しじっくりと見て回っても良かったかな?と思う部分も… (^^;)
「平家物語歴史館」は是非一度はおいでになった方がよろしいですよ。実物のリアルさや迫力は写真とは比べ物になりませんから。
四国出身の偉人コーナー、一豊くんは見かけませんでしたね。こちらはほとんどが幕末以降の人物で占められていたのですが、これは基にする写真がないと作りづらいということもあるかもしれませんね。肖像画は残っているようですが、一般的に顔と名前が一致するレベルでもありませんし…。いっそ上川一豊&仲間千代で作れば客寄せにもなって一石二鳥?(爆)
はい、「屋島」でズバリご名答!でした (*^^)v
日帰りできると何かと気楽で(出費も少なくて)もちろん良いのですが、でも、1泊ぐらい宿をとって、もう少しじっくりと見て回っても良かったかな?と思う部分も… (^^;)
「平家物語歴史館」は是非一度はおいでになった方がよろしいですよ。実物のリアルさや迫力は写真とは比べ物になりませんから。
四国出身の偉人コーナー、一豊くんは見かけませんでしたね。こちらはほとんどが幕末以降の人物で占められていたのですが、これは基にする写真がないと作りづらいということもあるかもしれませんね。肖像画は残っているようですが、一般的に顔と名前が一致するレベルでもありませんし…。いっそ上川一豊&仲間千代で作れば客寄せにもなって一石二鳥?(爆)
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