CS『武蔵坊弁慶』1~10話を見て

先月の22日から時代劇専門チャンネルで放映中の『武蔵坊弁慶』。
2週間で10話まで終了しましたが、これがもう面白いのなんのって!? (^^;)



 
何と言っても、八条女院や右京大夫なんて人物が、これほど重要な役回りで出てくるドラマが未だかつてありましたっけ? <着目する所が違うって?!(爆)

しかも、右京さんと来たら、内心では知盛と互いを憎からず思い合っているのに、どちらも変にプライドが邪魔をして素直になれず、後もう一歩が踏み込めずにいる所に、その隙を縫って右京に猛烈アタックする純情青年・資盛という三角関係仕様。

ドラマオリジナルの設定ながら、これがそれぞれのキャラのイメージによく合っていて(才色兼備の右京大夫=真野あずさ、勇猛果敢にして切れ者の知盛=隆大介、育ちの良さそうな好青年の資盛=堤大二郎)、中々良い感じなのですよね~♪

特に主人公・弁慶の最強ライバルの位置づけの知盛には、直接対決も含め多くの見せ場もあって、10回までの内容では義経をしのいで準主役と言ってもおかしくない扱い。こんな所で引き合いに出すのも何ですが、通年物(全49回)だった『義経』での阿部ちゃん知盛の総露出時間数を既に越えているのではないでしょうか(ちなみに『武蔵坊弁慶』は2/3足らずの全32回です)。

その一方で、大いに割りを食っていらっしゃる方ももちろんいます。何せ、弁慶の恋女房・玉虫の主人が右京大夫で、その右京に思いを寄せる知盛&資盛が悪く描かれるはずはなく、そこで平家の傲慢を体現する役割に当てられたのが維盛であり、宗盛なのですよね。

維盛はいつも資盛と二個一での登場ですが、己の分を弁えた品行方正型(つまりは良い子ちゃん)の資盛に対し、完全にいけ好かないイヤミ男にされている維盛。衣装も資盛と差をつけられていて、光源氏の再来とも言われた紅梅少将の面影などどこにもない雑魚キャラ扱いですからね(涙)。あるいは、これも富士川の合戦での体たらくで視聴者に「ざまあ見ろ!」と思わせるための伏線でしょうか… (-_-;)

10回目にしてようやく初登場の宗盛さんの方も、定番のお馬さん(木の下)エピで早速不快指数を押し上げ、それと共に、知盛さんの株も再び急上昇というナイス(?)なアシストぶり。「知盛が平家の棟梁だったら…」の流れが着実に出来上がりつつあります。


ということで、平家方の話ばかりになってしまいましたが(汗)、吉右衛門弁慶は言うまでもなく完璧なハマリ役ですし、川野義経はさすがに遮那王時代の稚児姿はビジュアル的にキツイものがありましたが、それでも子供っぽさを演技で上手くカバーしていると思いましたし(いじらしさとか結構感じられましたし)、元服後のこれからの若武者ぶりが大いに楽しみです(ちなみに10話終了時点で、以仁王&源三位頼政の謀反失敗まで話が進行)。

そして、楽しみと言えば、間もなく頼朝、そして義仲&巴も参戦して来るのですよね。
個人的にはお市さま(by『功名が辻』)扮する巴御前に注目!
また明日から目の話せない1週間が始まります (^_-)-☆
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by kiratemari | 2007-02-04 21:43 | テレビ | Trackback | Comments(6)
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Commented by えりか at 2007-02-05 09:43 x
 手鞠さん、こんにちは♪

 「武蔵坊弁慶」はCSが写らないので見ることが出来ないのですが、面白そうですね。八条院や右京大夫が出てくるなんてすごい。それに、知盛さんが格好良く描かれているのも嬉しいですね。

 それで思い出したのですが、私、この番組の再放送をちらっと見たことがあるような気がするのです。弁慶の妻の玉虫の主人が右京大夫だった…という設定に記憶があるので…。確か弁慶と玉虫の間には娘もいたのでは?でも、どうしてもっとしっかり見なかったのか、と思うとすごく残念です。地上波でもう一度再放送してくれないかなあ。
Commented by 手鞠 at 2007-02-05 19:00 x
えりかさん、こんばんは~♪
何を置いても、知盛さんがカッコよすぎます!
セリフ回しにやや難を感じなくもないのですが(いわゆる棒読みってやつですね)、それを補って余りある長身で迫力のあるルックスに、翳りのある端整なお顔立ち…。思わず見惚れてしまうのですよね(汗)。これを見た後では、『義経』の阿部ちゃんはやっぱり知盛ではなく、むしろ弁慶の方が断然お似合いだったろうと思います。

それと、おっしゃる通り弁慶と玉虫の娘小玉虫も既に登場していて、これがまた可愛いのなんのって…(笑)。初めて弁慶と対面した時にはその強面に(?)ビービー泣いてましたが、すぐに懐いて今じゃ「ととさま、ととさま」とすっかりパパっ子に。源氏旗揚げも間近に迫って来ましたし、この父娘にも悲しい運命が待っていると思うとまた切なくなりますが…。

現状では地上波での再放送は難しいかもしれませんね。ここ2~3年でこれだけCSでの放送が定着して来ている所を見ると、NHK的には放映権を売って手っ取り早く儲ける道を選んだという気がします。
Commented by ぶーふーうーの母 at 2007-03-06 20:37 x
手鞠さんこんばんわ。
時代劇チャンネルの武蔵坊弁慶、本日とうとう最終回でした。
1986年の本放送もしっかりはまって見ていました。
今回も同じところ(吉野の別れ、静の舞、静の死ぬところ、衣川の最後)同じところでほいほい泣いていました。
息子が勧進帳のせりふを覚えて幼稚園で「それつらつら…」と披露して受けたそうです。
昔昔の大河「源義経」のときの義経ブームのとき、同じ富田常男原作の「武蔵坊弁慶」がありました。玉虫は忘れましたが弁慶はあの丹波哲郎氏、義経は答辞新国劇の2枚目大山克己でした。
大河の弁慶の緒形拳も新国劇。舞台でも二人で義経と弁慶を演じました。
碇を巻きつけて飛び込む知盛は歌舞伎の船弁慶の名場面です。
それにしても吉右衛門はすごい役者です。
登場する女優連もみな見事でした。
八条女院の光本幸子さんはしっとりした雰囲気の若いときからファンです。隠し剣鬼の爪では意地悪な姑の役でびっくりしました。
感動と懐かしさでつい書き込みました。
讃岐時の旅行記を楽しみにしています。
Commented by 手鞠 at 2007-03-06 22:48 x
ぶーふーうーの母様、どうも初めまして!
武蔵房弁慶、とうとう終わってしまいましたね (;_:)

私は本放送時の記憶は断片的にしかないものですから、わりあい新鮮な気持ちで見ることができたのですが、終盤は切ないシーンの連続でかなりつらかったです。いつも録画しておいたものを夜寝る前に観ていましたので、大泣きしようものなら翌日に響きますし… (>_<)

総括的な感想記事は後日にまたアップしようと思っていますのでそちらへ譲るとして、吉右衛門さんを超える正統派の弁慶役者はもう出てこないでしょうね。過去の記憶は美化されるものですが、20年経った今から見直しても、やはりこれ以上ないハマリ役。
改めてファンになってしまいそうです。
Commented by tapestry at 2012-05-02 03:03 x
こんにちは!初めまして。
現在大河ドラマ『平清盛』を見ていたら、○盛という人がいっぱい出てくるもので、「そういえばずっ~と以前、こんな人が沢山出てくるドラマ見たよね?」と考えて思い出したキーワードと役者は知盛(隆大介)、
建礼門院右京大夫(はぐれ刑事純情派のママ)でした。残念ながら、何のドラマか思い出せません。確か壇ノ浦の合戦をやっていたような・・・。くらいです。
そんな貧相な記憶を頼りにググっていると、こちらのブログに行き着きました。
いや~、改めてネットってすごいですね。
『武蔵坊弁慶』確かに見ました。友達と玉虫のまねして遊んだことを思い出しました(笑)。
ブログによると、知盛と建礼門院右京大夫は主要人物だったとか。
私の記憶の断片がピタリとはまりました。
また、機会があれば見てみたいと思いました。ありがとうございます。
また、現在の大河ドラマ平清盛の感想も読ませていただきましたが、
あまりに的を得た感想と見識に拍手です!
私も今回の大河ドラマは大変興味深いので、blogで拙い感想を述べております。よろしければ覗いてみてください。
Commented by 手鞠 at 2012-05-02 19:13 x
tapestry様、初めまして!
書き込み、ありがとうございます。

『武蔵坊弁慶』での知盛・右京大夫はいずれも印象的な目立つ役でしたからね。そして、そのキーワードが結びつけてくれたご縁、今後ともどうぞよろしくお願いします。

GW後半はちょっと旅に出たりもしますので、後日、そちらのブログの方に伺わせていただきますね (^-^)

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