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『風林火山』vol.1「隻眼の男」

さあて、いよいよ始まりましたね~♪
とりあえず第1回を見た感想としては「面白かった」んじゃありません? (*^^)v
久しぶりに体感する「血沸き肉踊る!」的な感覚。
ようやくヌルくない戦国大河が帰ってきたか!?



 
とはいえ、そうでなくてもマイナー素材のさらにマイナーな部分から始めると知った当初には、オリジナル要素てんこ盛りの展開では、正直、もっとグダグダになるかと思っていたのですが…(汗)、1話の中できっちり起承転結の折り合いの着いた筋運びも手伝って、1時間の拡大バージョンでも特にダレることなく見終えることができました。

初回ということもあり、お約束のキャスト顔見世を兼ねた歴史パート解説を織り交ぜつつ、しかし、軸はあくまでも勘助に置いてあるので、ひとまず歴史的な部分は脇に置いておいて、勘助の動向を追いながらその世界観に馴染むその取っ掛かりぐらいつかめれば、まあよしといった所じゃないですか? 武田氏家臣の名前や位置づけ、今川氏や北条氏、そして宿敵・上杉氏との関係などは、回を重ねるごとに、おいおいとわかって来ることでしょうし…。

これは、昨年CSで『独眼竜政宗』を見直してみて改めて実感したことでして、あれも世間的には思いっきり無名の伊達家家臣がわんさかと登場し、敵も相馬・芦名・佐竹など全国的知名度では今川や北条とは比較にならないローカルな豪族でしたから、始めのうちは本当に「何が何やら???」の状態で…。それでも3ヶ月分ぐらい消化した頃にはすっかり馴染んでいましたからね…(^_^;)

現時点では、軍議に参加していた顔ぶれが武田家重臣で(重臣AなりBなり、重臣1とか2でも…)、その中で千葉さん演ずる板垣信方が若干抜きん出た存在…ぐらいの認識でOKでしょう。今後、暴君信虎と晴信の確執が進行するにつれて、出番の増えて来る人材は自ずと目立つ存在になって来ることと思いますし。

ざっと見回した感じでも、今回はあまり大河ズレしていないキャストがメイン所を占めているので、毛利元就な石田三成、隆元な山内一豊、また、ある時は豊臣秀吉、ある時は徳川秀忠、その実体は山本勘助か?西郷どんか?(爆)な徳川家康…etc(他にも秀吉・小早川秀秋・宇喜多秀家な六平太とか)と、ついつい別作品の役柄が頭の中をよぎりまくっていた前作を思えば、背景となっている時代への思い入れが薄いことも相まって、私個人としては、純粋にドラマそのものに没頭できる条件は揃っていると言えそうです。

それだけにいっそう脚本・演出に対するツッコミが増えることとも思いますが(汗)、第1回を見る限りは、アプローチの仕方がこちらの予想の斜め上を行く変化球が多く(女を置き去りにしてのうのうと戦見物とか、完全な使い捨てキャラに中途半端に豪華な俳優を持って来たり…)、そういう捉え所のなさに、こちらもあれこれ想像をめぐらしながら先を読む楽しさがあって(脚本家さんと知恵比べ?みたいな)、そこの所には少し期待も持てそうな気もするのですが…。

ただ、せっかくの伏線をちょっと余所見している間に見逃した!…なんて、ここ最近の習慣になっていた「ながら見」では追いてきぼりを食う心配もなきにしもあらず…。もっとも、それぐらい今後も毎回「目の離せない」45分(正味40分強?)となってくれれば、それにこしたことはないのですけど… (^_^;)

まあ、最初のつかみはまずまず。主役に実力派を持って来ている時点で、当面はある程度の水準を維持できるものと思いますが(視聴率は別の話としてあくまでも内容が)、そうなると問題は、今回はアバンタイトルのみの登場だった 爆弾 もとい 真打ちの三人組が本格参戦してからでしょうか。

一人芝居ならいざ知らず、いくらハイレベルの演技力を持っていたとしても(内野氏がそうだとは現段階ではまだ言い切れませんが)、それは受け手とのバランスがとれて始めて効果の上がるもの。特に信玄と由布姫は勘助と直接関わる人物だけに、彼らとの絡みに説得力が持たせられるかどうか(あの勘助が心酔するだけのことはある…的な)に、このドラマの評価がかかってくると言っても過言ではないでしょう(下が上を引っ張り下ろすのではなく、上が下を引き上げるような形になってもらわないと…)。

それとあとは『新選組!』『義経』『功名が辻』の軟派路線でついた浮動層が離れることで視聴率が下がり、変なテコ入れや路線変更に走らないかどうか…。
当の制作者陣営に「自分達は面白い物を作っている!」との絶対の自信があれば、外野の声など気にせず堂々と我が道を突っ走ってくれればいいことなのですが、しかし、時として、それを許さない諸々の大人の事情―、結局の所、これが一番の難敵かもしれませんね。

何はともあれ、今後の健闘を祈ります!
by kiratemari | 2007-01-08 20:43 | テレビ | Trackback | Comments(4)
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Commented by えりか at 2007-01-08 22:40 x
 手鞠さん、今晩は♪

 正直言って、今年の大河ドラマ「風林火山」はほとんど期待していませんでした。でも、ふたを開けてみるとなかなか面白そうですね。私にもほとんどなじみのない時代や人物をあつかっているので、どの俳優さんが誰を演じているか、まだいまいちわかっていないところはありますが、それは手鞠さんのおっしゃるとおり、だんだん慣れていくでしょうし…。

 何よりも、合戦シーンが迫力があったように思えます。次回も期待したいですね。間違っても、ご都合主義の脚本にならないことを祈るばかりです。
Commented by 手鞠 at 2007-01-09 12:58 x
えりかさん、こんにちは~♪
後ろ向きの考えかもしれませんが、「期待せずに見る」、これが大河鑑賞の極意ではないでしょうか(爆)。

今回のキャストは「地味」と巷で言われていますが、それぞれの持ち味を上手く引き出せれば、相乗効果で絶品料理になる可能性もありますからね。それに地味キャストは裏を返せば余計な制約に縛られにくく、また、初回を見る限り主役も泥を被ることは厭わない姿勢がありありでしたから、この調子なら制作者側も思い切った采配を振るえて、ご都合主義的な展開はそう心配しなくてもいいんじゃないかと…(そう願いたい!!)
Commented by 鹿苑 at 2007-01-09 21:36 x
 どうもんにちは。
 今回は主役を「良い子ちゃん」にしなさそうな予感がして、次も見たくなる第一話だったように思います。隻眼男、なんかダーティーに格好良かったです。実際、身なりも薄汚れてましたし(笑)。過去何作もの大河は、主人公を良い子にしようとして、綺麗事を言わせるんだけど、史書に残されてる彼らの実際の行動は「良い子」でも何でもないので、言ってる事とやってる事が違う分裂症か、もしくは泥かぶり役の誰かの操り人形になってしまうという情けなさ。そのおかげでストーリー破綻も多発したわけですが、さて、近作はいかに。
 それにしても、信虎様のセリフ棒読み感は、演技の味なのか何なのか、ちょっと困惑しました(あうあう)。
Commented by 手鞠 at 2007-01-09 22:52 x
鹿苑さん、お久しぶりです!
そうですよね。これまででも、主役を無理に「良い子ちゃん」にしようとしたために、せっかくの魅力も半減してしまったケースのいかに多いことか…(-_-;)

そもそも、日常のごく普通の人間関係を見ても、「良い子ちゃん」ってむしろ敬遠されたり、嫌われる傾向にありません? 現代の価値観をもってしても、決して魅力的ではない人物像を主役に求めること自体ナンセンスなことだと、どうして制作者側も気づかないのか不思議でしたが、今年はそれにやっと気づいてくれたのだと思いたいですね。

信虎様は私も少し気になりました。
抑えた感情表現として、あえてああいうセリフ回しにしたのならまあ良いのですけど、実際「ちょっと大丈夫かな?」と不安がよぎったのも事実でして…(-_-;)

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