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『功名が辻』vol.41・42

先週の日曜日は神戸クルーズに出かけていてリアルタイムで見られなかったのと、清盛特集記事関係に力を使い果たしたこともあって、また1回おサボリしてしまいしたので、その分も含め今週まとめてお送りすることに。



 
第40回「三成暗殺」 感想の中で「奥様連が出て来ない!」と叫んでたのが聞こえたのでしょうか(笑)、第41回「大乱の予感」では久しぶりに、いと様・とし様が揃ってご登場。千代との会話によれば、予想通り、皆様、領国ではなく京・大阪住まいだったようで…。

この回で一番印象に残ったのは、やはり中村一氏でしょうね。
病をおして掛川までやって来たのには「オイオイ…」と思ってしまいましたが、すっかり頬のこけたやつれ具合とか見ると、演技の巧拙はともかく、この役にかける意気込みは伝わって来て、少し胸にグッと来るものがありました。

しかし、最後の最後にこういうものを見せられると、今さらながら、もっとこの三人組の絡みを中心に据えて話を進めて行ってもよかったのに…と思ってしまいます。それこそ、吉晴や一氏の息子達なども登場させて、その成長ぶりに、同世代だった亡きよね姫への思いを新たにしたり、あるいは拾を後継者として意識するきっかけにすることもできたでしょうにね。

天下国家の話は過去の大河でも何度も取り沙汰されていて、少々説明不足でも意外に話は通るものですし、むしろ、こういう山内家周辺のドラマをしっかり描いてこそ、この地味夫婦を主役に持って来た意味がある…と考える人間からすると、非常に残念な形になってしまっていますね。

その意味では、第42回「ガラシャの魂」はあらかたが山内家の内情に終始していたこともあって、わりあい楽しみながら見ることができたでしょうか。特に千代が密書を笠の緒に忍ばせ一豊の許に送るくだりや、大坂城への召集を拒絶して使者の前で啖呵を切る所などは…。

まあ、未だに千代をコケさせる演出センスには疑問を持たざるをえませんし、千代の前に立ちはだかる増田長盛がもう少し 堅物or武骨 な感じのキャスティングの方が、もっと緊張感が増して面白かったろうに…といった欲もありますけど、少なくとも、淀殿やガラシャに「説得」という名を借りた説教を施すシーンよりは、ずっと千代らしいと納得できる現実味もあって、すんなり話しに入って行けたのは事実です。

それだけに、正直言って、ガラシャ話はナレで十分だったという気も…。今回のあのオチでは、そもそも康豊と関わらせた必要性も感じられませんでしたし…。せめて千代とガラシャの対面シーンはなしにして、動きのとれない千代に替り、康豊が密かに忍び込んで説得役を務めるという形にでもすれば、まだ違ったようにも思いますけど、いずれにせよ、康豊の玉への思慕自体がイマイチ印象に残っていない時点で、どう話を持って行っても無理が出てしまいますよね。

ところで、一豊の許へ送る密使にと「近江の出で足の速い者」を探す千代に「だったら六平太に頼めばいいのに」と思ったのは私だけでしょうか? (^_^;)
関所でのフォローを頼むぐらいなら、密書自体を預けた方が確実でしょう。忍びで油断ならないとはいっても、こと千代の頼みならそれこそ命懸けでも果たしてくれるのが六平太でしょうし。

もっとも、あの田中孫作が実際に使者を務めたらしく、史実どおりにやってイチャモンをつけるのも変ですが、だったらなおのこと、市川山城共々、イベント事で初めて登場させるのではなく、前もって山内家の日常の中でそれとなく馴染ませておく配慮があって然るべきだったのではないでしょうか(新右衛門に初めて紹介された孫作はともかく、いきなり「山城」と呼びかけた千代に「それ誰?」と思った視聴者も多いはず)。

それにしても、今回のラストでようやく一豊が決断。
足掛け3回もかけてじっくり悩み続けた割りに、最後の決め手は結局何だったのでしょう? 六平太情報の「毛利が2つに割れている」から三成不利、家康有利と見たってこと?
うじうじと悩ませるのは簡単ですけど、時間をかければかけるほど、決着をつけるにはそれなりの理由がないと納得しにくくなるものです。

そもそもが、目下の命題は「上杉討伐」だったわけですから、当初はもっと脳天気に随行しておいて、一氏が弟の参陣を願い出た辺りから真剣に悩み始めるぐらいでもちょうどよかったような…。結果的にこの上杉攻略の動きが関が原の引き金になったとはいえ、隠居させられた三成が即挙兵に及ぶとは、いくら何でも一豊レベルで予想できたとは思えませんしね…。

さて、次回はいよいよ「関が原!」と思いきや、まだまだ下工作が続くようですね(^_^;)
気になるのは予告編でちらりと移った千代の尼姿。
見間違いかとも思いましたが、公式ページにもしっかり写真が載っていますし、これはどういうことなのでしょう? 
by kiratemari | 2006-10-24 19:16 | テレビ | Trackback | Comments(0)
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