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やっぱり泣ける…人形劇『平家物語』

時代劇専門チャンネルで放映中の人形劇『平家物語』。
レビューの方は遅れに遅れており、大変申し訳ないのですが(汗)、昨日の放送分で一ノ谷の合戦まで終了。

どちらかというと、源氏側の方に割かれる時間の方が多く、はっきり言って個人個人は極端に露出度の低かった平家公達ですが(ため息)、その短い描写でもツボはしっかりと抑えていて、通盛、経正、忠度、敦盛、そして小宰相の怒涛の臨終シーンには、不覚にも号泣してしまいました (/_;)

そこで改めて思ったのは、去年の大河、せめて敦盛ぐらいは出すべきでしたよね。
美少年がタッ○ー義経と被るから(霞ませるから?)ご法度とか、そんな内輪の事情なんぞ知ったことじゃない。やはり古典で長く語り継がれて来た話には、それだけで人の心を打つものがちゃんと備わっているわけですから、それをやらない法はないってものです。

この所、毎日予約録画しているものですから、いつの頃からかウチの母も見るようになり(ケーブルTVのため録画中はそのチャンネルで固定されるもので)、歴史とかにはとんと疎くて、もちろん平家の「○盛」の区別もつかないのですが(やっと義経だけは見分けられるようになったとか)、近頃はすっかり夢中になって見ているようです。

そう思うと、NHKさんもいい加減、「知名度が低い」=「受けない(視聴率が取れない)」の考えは取っ払ってはいかがなものでしょうかね。現在、同じ時代劇専門チャンネルで「毛利元就」「独眼流政宗」も放送されていますが、これがまた面白いの何のって…。

今やっている「功名が辻」に出てくるような有名どころはほとんど登場しないまさにマイナー素材ですが(政宗の方は今後ニ傑は登場しますが)、そこが定番とは違う新鮮さも手伝って、ながら見でもついつい話に引き込まれてしまいます。

リアル放送時には政宗はともかく、元就はそれこそ「ホームドラマ」大河と言われ、ある種の色メガネで見られていた部分もあったように記憶しているのですが、いやあ、今見るとこりゃ名作ですよ!

しかし、この流れでいくと、これから10年後ぐらいには、あの『義経』でも「名作だった…」などと言われるような嘆かわしい時代が来るのか…????
by kiratemari | 2006-09-21 20:47 | テレビ | Trackback | Comments(0)

「きらめきの刹那」 別館  花や史跡の探訪記録や源平&時代物ドラマ話など何でもござれの雑記帳


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