長崎珍道中記 vol.3 - 赤間神宮

さて、下関の平家スポットといえば、もちろんコレ!「赤間神宮」でしょう。
実際は 火の山公園→赤間神宮→みもすそ川公園 の順に回ったのですが、記事の都合上、あえて順序を入れ替えてお送りしております。



 
みもすそ川公園から関門橋をくぐって少し行くと右手に石造りの鳥居が現れます。
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国道を挟んで海側に神社の駐車場があって、そこにもまた碇のオブジェが設置されていました(右の立て札の画像をクリックすると別窓で拡大表示できます)。

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しかし、何と言いますか…、この立て札でも「知盛は碇を背負って入水」と明言。謡曲や歌舞伎の「碇知盛」に完全に毒されてしまっていますね。
原典の『平家物語』では碇を背負ったのは経盛と教盛の兄弟(二人とも清盛の弟・知盛の叔父)で、当の知盛は鎧を2領重ね着して、乳母子の伊賀平内左衛門家長と手に手を取って入水…ということになっているのですけど…(-_-;)


それはさておき、海参道の入口に当たると言われるこの場所から眺める関門海峡は、変に柵とかないこともあって、「早鞆の瀬戸」の称に違わぬ激流を体感できます。
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ということで、長い前置きはこれぐらいにして、本命の赤間神宮参詣へ。

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壇ノ浦の合戦で幼くして亡くなった安徳天皇を祀るここ赤間神宮は、元は「阿弥陀寺」と称していましたが、明治の神仏分離令(廃仏毀釈)によって寺は廃されて神社となり、明治8(1875)年に下関の古称「赤間ヶ関」にちなみ「赤間宮」(官幣中社)に改称されました。

その際に壇ノ浦の合戦当日の旧暦3月24日を新暦換算して5月2日を安徳天皇の命日と定め、以後、法要&慰霊祭はこの5月2~4日の三日間に「先帝祭」と銘打ち営まれるようになったと言います(一時、一月遅れの4月24日に行われていた時期も)。

そして、昭和15(1940)年には官幣大社に昇格して「赤間神宮」と再度改称されましたが、第二次大戦中の空襲により焼失し、現在の社殿やシンボルの水天門などは戦後に再建されたものだそうです。

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こちらは境内から見た水天門。どこからどう見ても「竜宮城」を意識した造りですよね。


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(境内配置図:画像をクリックすると少しだけ拡大表示できます)


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(拝殿前からのぞむ本殿)



ところで、この本殿の左側には「耳なし芳一」を祀る「芳一堂」があります。
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お馴染み小泉八雲(ラフカディオ・ハーンLafcadio Hearn)の怪談「耳なし芳一」の主人公・芳一は阿弥陀寺の僧侶。つまり、ここ赤間神宮が物語の舞台というわけです。
しかし、創作上の人物を祀る御堂をわざわざ作ってしまうとは…(^_^;)

そして、芳一が夜な夜な琵琶語りをしていた場所が何を隠そうここなのだとか…。

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 「芳一堂」のすぐ隣に建つ「平家一門之墓」の碑。

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 自然石の板碑が前後に七基ずつ二列に並びます。

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 墓石の配列はこのようになっているそうです。
    前列左から 教盛・知盛・経盛・教経・資盛・清経
    後列左から 二位尼・忠房・盛継・景俊・景経・忠光・家長

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光の加減でかろうじて銘を読み取れるのは一番左端の「平教盛」ぐらいでしょうか (^_^;)


c0057946_21451340.jpg実は「盛」がつくのは教盛・経盛・知盛・資盛・有盛・盛継の6人しかいないのに、なぜか通称「七盛塚」と呼ばれるこちらのお墓には、都落ち直後に豊前国柳浦で身を投げた清経や、屋島の合戦後に離脱した忠房など、壇ノ浦で最期を遂げたわけではないらしい人物も共に祀られています(右の画像もクリックで拡大表示できます)。

というのも、どうやらこれらはずっと時代を下って江戸時代初期の慶長年間に建立されたようで、要は平家一門全員の鎮魂を願ってのもの。
そして、安徳帝阿弥陀寺陵に隣接するこの場所に置かれたのは、もちろん『平家物語』ファンのこだわりのなせる業…でしょうね。


しかーし! 今回も、またまたやってしまいました…。
暑さと寝不足で頭がボーッとしていたのでしょうね、その肝心の天皇陵にお参りするのを忘れて来ちゃったのですよ。
毎度のことながら、ほんに情けなや… (>_<)


その代わりと言っては何ですが、宝物殿(100円)は見学。
撮影禁止のようでしたので写真はございませんが、安徳天皇御神像や一の谷・屋島合戦屏風に、なぜか壇ノ浦までたどり着けなかった敦盛愛用の小枝(さえだ=青葉の笛)のレプリカ(原物は須磨寺所蔵と明記されてましたが)なんぞもあってちょっと驚きました(源平繋がりなら何でもござれと?)。


そうそう、ビックリ(?)といえば、帰り際に宝物殿のすぐ横の御守などを売っている神符授与所をのぞいてみると、こんなものが…。

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「何でこんなにキティーちゃんだらけ?」と唖然としつつ、話のタネ(ブログのネタ)にと、ストラップ型のお守りを一つ購入してみました (^_^;)

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しかしまあ、一体全体、なぜにハロー・キティーなのか…??? (@_@;)


☆Next → 長崎珍道中記 vol.4 - ハウステンボス(前編)

☆Back → 長崎珍道中記 vol.2 - 下関



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by kiratemari | 2006-08-25 20:32 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ちゃんちゃん at 2006-08-27 06:48 x
手鞠さん、おはようございます。

色々廻られていますねー
キティちゃんグッズですが、本当にどこでも売ってますね。
僕の会社の女の子が、ご当地キティちゃんボールペンを集めていて、全国のご当地ボールペンが揃ってますよ。
高速のSAとか、本当にどこでも売っています。

ああ、僕もどこか遠くへ旅行したいなあ・・・
来年年明けくらいに、金属15年のリフレッシュ休暇を利用して行こうという計画は有るのですが・・・ 休めるかな?
いや、10年の時はパスしちゃったので、今回は意地でも休むぞ!
Commented by 手鞠 at 2006-08-27 19:15 x
ちゃんちゃんさん、こんばんは~♪
キティちゃんグッズ、近頃どこにでもありますよね。宝塚歌劇バージョンてのもあるぐらいで…(汗)。今回の旅でも、最終回ぐらいにもう一種類紹介しますが、他にドラえもんグッズもよく見かけましたね。

勤続15年、もうそんなになるのですね。時の経つのは早い~ (~_~;)
せっかくのリフレッシュ休暇、今度は是非利用して思い切って遠出なさってみては?
お子様達が喜んで一緒について行ってくれるのも、そう先の長い話でもありませんし、このタイミングを逃すと…もう次はないかもしれませんよ(^_^;)

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