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『功名が辻』vol.22「光秀転落」

上期最大のイベント・本能寺を次回に控え、経費支出抑圧令でも出ていたのでしょうかね。
ワタシャ初めて見ましたよ。実況中継型戦闘シーンなんて… (~_~;)
受信料不払いの影響がいよいよ現実味を帯びて来たということでしょうか?



 
しかし、この所とんと功名らしい奮闘はお目にかかれなかった一豊くんには待ちに待った見せ場のはずが、秀吉以下のお寒いコント風実況中継で済まされてしまうとは…、いい加減、主役(まあ本当は千代ですが)の看板は下ろした方がよいのではありませぬか?

畳かかけるような戦闘シーンの連続で食傷気味…というのなら、偶にはこういう変わった趣向もまあ悪くはないでしょうが、実際は合戦らしい場面は軒並みスルーしてきたのですから、さすがにその説は苦しすぎますよね。

だいたい、小競り合いの起きた場所って秀吉の陣屋からどのくらい離れた所なのでしょう?
すぐ眼下で起きているような、個体識別は元より微に入り細に入りの実に詳細な解説…。
どなた様も望遠鏡並に目がお良ろしいようで…(爆)。

昨年のように、いかに主役を目立たせるか、格好良く見せるかに血道を上げるというのもどうかとは思いますが、ここまで真っ当な扱いを受けられない主人公も珍しいですし、ドラマ上のお約束とはいえ、本来の役どころの身の丈には合わない役回りまでさせられ、政治向きの話に絡む度にありえなさ度は急上昇。反対に「山内一豊」という人物の存在価値は下落の一途…。

制作者側が最も力を入れる(?)本能寺の変が次週。
これが終われば少しは落ち着くのでしょうか?
一豊の一生からすれば、せいぜい4月頃にさっさと済ませておけばよかった一大イベントをここまでダラダラと引っ張ったツケも心配ではありますが、逆に現場の思い入れが減る分、少しは内容もマトモなものになるのでは?との期待も…
と思ったら、お市&勝家の最期も爆死とかいうトンデモ情報が…(-_-;)


それはさておき、山内一豊の出世物語という大前提も度外視して、明智光秀がいかにして本能寺の変を起こしたか…という部分にスポットを当てて来たわけですが、その割には濃姫との不倫もどきに大半の時間が割かれ、歴史的な部分は信長の足蹴や饗応役への難癖、領地召し上げなど通り一遍のことをなぞっただけ。

とりわけ、敵方へ人質に差し出した実母が、信長の非情な采配により処刑の憂き目を見たという、変の動機に直接繋がりそうな重要エピソードをスルーしたのは、怨恨による決起とは見られたくないがための処置でしょうか。

しかも、明智光秀という人物を美化するあまり、老成した思慮深いキャラに仕立て上げられたために、信長の非道な行いの数々に対しても、もっと達観した思いで受け入れ、それこそ秀吉的な解釈もできる賢さを持って然るべきと思えてしまい(何せ千代にもわかることなのですから)、これを反旗を翻す動機付けの一つとするには、どうしても矛盾というか、物足りなさを感じてしまいます。

まあ実際のところ、光秀謀反の真相は藪の中。
あるいは朝廷なりの暗躍に懐柔されたとか、黒幕の存在も思慮の一つに入れるべきでしょうが、そこまで深入りしたのでは、もはや『功名が辻』ではなくなってしまいますからね。だからこそ、かえって、下手に光秀などに関わり過ぎず、いっそ何の前触れもなしに、いきなり本能寺に突入!でもよかったような気さえします。

そもそも、六平太にそそのかされて決断したように見えてしまうこと自体が、時間をかけたわりに光秀をきっちりと描ききれていなかったということ。せめて、決断が先で、その後、自発的に六平太の素性を暴き、情報を聞き出す…という形にできなかったものでしょうか。


さてさて、いよいよ来週でお舘様も見納め。
第1回目を見た時にはどうなることか思いましたが、今までにない狂気全開の信長は記憶に残る名演の一つに数えられるかもしれませんね。

それにしましても、予告編で打掛を着た女性の許に跪く千代の図に、一瞬、濃姫救出に本能寺まで出張るのか?と思きや、もう一度見直してみると、どうやらあれは寧々さまだったようで…(汗)。
さすがにそこまでしてしまっては、今や語り草の前田のま○様ワープをも軽く越えちゃいますものね。

とはいえ、黒田官兵衛まで崇拝者の一人に取り込んだお手紙パワーには、誰かさんの味噌汁と同じ臭いも感じられ、悪夢ふたたびの予感もなきにしもあらず… (-_-;)
by kiratemari | 2006-06-07 19:20 | テレビ | Trackback(1) | Comments(4)
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Tracked from 古今チップス at 2006-06-20 11:15
タイトル : 山内一豊の書状を発見(大阪府大阪市)
 17日、山内一豊家臣の子孫宅から、一豊の書状(自筆か他筆かは不明)が発見され、確認された。  大きさは28×39.5cmで掛け軸に貼られており、ヒノキの売買を規制する旨が記されているという。[高知新聞] ● 山内一豊(やまうちかずとよ・やまのうちかずとよ) ● (1545-1605... more
Commented by bluecat at 2006-06-08 14:58
手鞠さん、こんにちは。
最近では、功名が辻、なんとか観続けてはいるものの、感想すらおろそかになっているbluecatでございます(^^ゞ
狂気の舘信長も次回で最後かと思うと、そちらのほうが残念でなりません。内容は・・・いわずもがな。
濃姫は本能寺では死なず、安土殿として生きながらえたとする説が最近では有力になっていますが、本能寺で信長とともに果てるのも、物語上、悪くはないと思うのですが、
それならなぜ光秀に「よろめい」ていたのでしょうか?
やたら不倫場面にばかり力入りすぎで、かなりムダなことじゃないでしょうか・・・?!
それにしても、影が薄い、薄すぎますよ今回の主人公たちは(>_<)
Commented by えりか at 2006-06-09 08:53 x
 手鞠さん、こんにちは♪

 せっかくの戦闘シーンを実況中継だけですまされてしまった一豊くん、あまりにも影が薄すぎますよね。

 それに反して今回は、光秀が目立ちすぎていたような気がします。本当に、どちらが主人公なのかわからなくなってしまいそうですね。

 六平太が光秀をそそのかすシーンを観ていた主人は、「こんな事あり得ない!」と言っていました。あれでは六平太にそそのかされたから本能寺で信長を討つ決心をする……というように見えてしまいますよね。

 私も、お館様信長の退場は寂しいです。
Commented by 手鞠 at 2006-06-09 12:45 x
bluecatさん、こんにちは~♪
昨日は緊急メンテナンスとかで中々繋がらなかったもので、返コメが遅くなりました。

私も近頃は書くには書いているものの、中身の方はかなりいい加減になってきていますよ。最後まで続けられるかも自信ありませんし… (^^;)

濃姫が本能寺で亡くなるのは、小説&ドラマではわりあい定番のようですね。個人的には本能寺は濃姫抜きで男同士の誇りをかけた戦いみたいな方が好みですけど…。
例の不倫もどきが功を奏すか、無意味と化すのか…。そこの所を見極めるためにも、次回は心して見ないといけませんね<と言いつつ、外出予定につきリアルタイムでの視聴はできないかもしれません(汗)。
Commented by 手鞠 at 2006-06-09 12:50 x
えりかさん、こんにちは~♪
あの戦闘シーンは馬上での揉み合いなど、危険を伴う部分も多々あるので、あえてああいう形にしたとの話もあるようですが、そういう時こそ特撮とか先端技術を駆使したらどうよと思います。水攻めのCG図とか出すより、主役の見せ場を確保しないでどうする?と。

現状の六平太は、その背後にいる人物をまるで想像できないのが弱味ですね。口では「毛利、毛利」とうるさいですが、彼の行動を見ている限り、誰かの意を受けて立ち回っているようには見えませんから…。
おかげで、あんな氏素性もわからない忍びの言葉に簡単にのった光秀の価値もグッと下がろうものです。

いっそ黒幕の存在を創作して、その手足として六平太…というオリジナル設定でも組んでおけば、六平太が本能寺や政治向きのことに絡んでも、それほど違和感なく受け入れられたのでしょうが、何かにつけ中途半端さが気になります。

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