人気ブログランキング |

『功名が辻』vol.16「長篠の悲劇」

こういうことになるだろうとはある程度予想もしていましたが、それにしても…、長篠の合戦、あれだけですか???
ドンドコドンドコと臨場感溢れる(?)太鼓のBGMでさんざん煽っといて、たったあれぽっちとは…、見ているこっちが「悲劇」ですわよ! (>_<)



 
しかし、いつになったら千代ちゃんは賢妻になれるのでしょうね。結婚から8年も経っている割に、今のところその片鱗すら垣間見られませんが… (-_-;)

今回もまた、源助召集に真っ向から反対して旦那様のお役目の足を引っ張るわ、自分も戦場に行って「柵作りを手伝う!」なんて、ありえないことを言い出すわ…と、いくら後で寧々様に叱られるための伏線とはいえ、あまりの常識のなさに唖然呆然…。

果ては、源助の死を悲しむ旭を慰めるところでは、雀の田吾作(?)話に事寄せて「わが夫」を連呼して地雷を踏みまくるし…、あれで慰めてもらっているつもりにならなくてはならない旭殿は哀れとしか言いようがありません。

だいたい、源助のあの無駄死にぶりは何なんですか?
まず自分から戦場に戻ってくる展開自体が、一豊や秀吉の責任回避のための苦肉の策としか思えません。早々に安全圏へ逃がしたのに、勝手に戻って来て不運にも流れ矢に当たった…と、まるで「自業自得」と言わんばかりの扱い。そこまでして、一豊を持ち上げないといけないのでしょうかね。

どうせなら、何らかのアクシデントから柵作りが遅れ(or 一旦できた柵に綻びが出たとか)、前線から退避させる前に合戦が始まって巻き込まれたとか…、もっと自然な死なせ方をさせて下さいよ。どんなに安全に配慮していても、戦場に赴いたが最後、不測の事態もありうる…、それではいけないのでしょうか。

しかし、これまでコメディー路線に関しては、「どうかな…」と思いつつも別に否定する気持ちはなかったのですが、今回に限ってはそういう色彩が強すぎるのも考えものだと痛感。

特に、源助の遺髪を旭に届けた一豊と千代が、その面前で自害しようとする場面では、シリアスのはずが、駆けつけた秀吉の泣き笑いのようなオーバーアクションも相まって一気に茶番化、何だか思いっきりシラけてしまいました (-_-;)

その一方で、唯一シリアスと感じられたのは、長篠から一足早く帰還した六平太と千代の遣り取りと、それを遠目で見つめる小りんのシーン。千代と六平太の絡みについては、これまでコント風味の強いものは一切ありませんでしたから、それが幸いしているのかもしれませんね。同じことは、一豊と六平太との遣り取りでも言えると思います。やっぱり流れって大切ですよ。

コメディーを悲劇の引き立て役にする分には構わないのですが、悲劇にコメディーを引き摺ってしまっては元の木阿弥。この調子で行くと、股肱の臣・吉兵衛の非業の最期も泣くに泣けないのでは…との危惧も膨らむばかりです。


とまあ、今回は文句しか浮かんで来ないので、早々に切り上げたいと思いますが(汗)、最後にもう一言。

源助を亡くした後、旭が千代に「兄さ(秀吉)も謝ってばかり…」と語るのを聞いて、人って一方的に平謝りされてしまうと、かえって自分の恨みつらみを吐き出す捌け口をなくしてつらいものなのかな?…などと感じました。

もちろん秀吉が旭に対してすまないと思う気持ちも本物で、妹を思い遣ってのこととはわかりますが、この辺りは信長のお市の方に対する態度と好対照のようでもあり…。

といっても、率先して長政を滅ぼした信長と、せいぜい過失致死(?)相当の秀吉とを同列に語れるものではありませんが、前者があえて悪者になることも厭わない王者とすれば、後者はあくまでも自分が可愛い小者…という見方もありかな?と、ふとそんなことを思いました。
by kiratemari | 2006-04-26 20:14 | テレビ | Trackback(1) | Comments(2)
トラックバックURL : https://kiratemari.exblog.jp/tb/3835722
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 蒼き猫の言霊日記 at 2006-04-27 09:02
タイトル : ひさびさに・・・大河(小川)ドラマ「功名が辻」感想。
もう、ほんとうにひさしぶりにマトモに「功名が辻」を視聴できたので、 その感想を少々。 「長篠の悲劇」というタイトルにあるとおり、信長の鉄砲隊VS武田騎馬軍の長篠の戦いが 歴史ベースになってはいましたが、 これはどちらかというと、秀吉の妹、旭の夫が 不慮の事故(みたいなもんでしょ、あれは・・・)で 死んでしまう、という悲劇でして。 秀吉が大工の腕を見込んで、旭の夫を戦地に赴くよう説得する役は、 こじつけでおなじみの一豊で、夫のサポートをするべく、千代も同席するのですが、 いきな...... more
Commented by bluecat at 2006-04-27 09:05
全く、いったい何処にいってしまったんでしょうか、賢妻は・・・(>_<)
とても今の千代から、成長していくとも思えませぬ(結婚して8年ですか?)。まだ10代のネンネ(死語)ならともかく、、、やれやれ。
夫を亡くした旭を慰めるにも、自分の夫の話ばかりしてしまうというしまつで・・・このドラマ、いったいどこへ流れていくんでしょう?
次回は母親になるらしいので、そこで一気に千代には良妻賢母になってもらわねば!
Commented by 手鞠 at 2006-04-28 12:52 x
bluecatさん、TB&コメントありがとうございます。
いくら「成長物語だから今後に期待を!」と言われても、今の千代は単にドジなだけでなく、周囲の空気がまるで読めないおバ○さん仕様ですからね。ここから激変して賢妻になれても、それはそれでまた違和感が拭えませんし、幼い時分から端々にきらりと光る才気の欠片ぐらいは見せておいて欲しかったところなのですが…。

何だかんだ言いながら、早1/3ぐらいのところまで来ていますし、そういつまでものんびりと構えられていても困りますよね… (^_^;)

「きらめきの刹那」 別館  花や史跡の探訪記録や源平&時代物ドラマ話など何でもござれの雑記帳


by kiratemari

プロフィールを見る
更新通知を受け取る

ブログパーツ

最新の記事

あわじ花さじき
at 2019-09-12 19:37
初夏の長谷寺
at 2019-09-05 19:25
三千院
at 2019-09-03 20:15
梅小路公園 朱雀の庭
at 2019-08-30 19:31
盛夏の信濃路の旅
at 2019-08-22 19:40
京都府立植物園「朝顔展」
at 2019-08-09 20:37
佐用町 南光ひまわり祭り
at 2019-08-01 20:34

リンク

カテゴリ

お知らせ
歴史語り
「きらめきの刹那」関連
書籍
テレビ
エンターテイメント
グルメ
関西探訪
├京都
├大阪
├兵庫
├奈良
├滋賀
└和歌山
旅の記録
├東北
├関東
├中部
├北陸
├四国
├中国
└九州
お出かけ
つれづれ

タグ

(628)
(265)
(159)
(130)
(119)
(111)
(92)
(86)
(63)
(47)
(41)
(40)
(34)
(30)
(23)
(21)
(20)
(17)
(11)
(8)

最新のコメント

ちゃんちゃんさん、こんば..
by 手鞠 at 20:31
 白いアジサイ、大手毬っ..
by ちゃんちゃん at 18:56
ちゃんちゃんさん、こんば..
by 手鞠 at 19:37
 むちゃくちゃ緑が美しい..
by ちゃんちゃん at 18:20
ちゃんちゃんさん、こんば..
by 手鞠 at 17:17
見事な藤ですね。 ..
by ちゃんちゃん at 21:33
ちゃんちゃんさん、こんば..
by 手鞠 at 17:25
藤、めっちゃ綺麗ですね!..
by ちゃんちゃん at 16:38

最新のトラックバック

「天龍寺の蓮たち」/京都..
from 京の昼寝〜♪
アジサイ、梅雨に鮮やか
from ローカルニュースの旅
醍醐寺の紅葉◆3
from ディア・ルカラシティ
晩秋の風物詩 長谷寺で紅..
from ローカルニュースの旅

以前の記事

2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
more...

検索