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『功名が辻』vol.9「初めての浮気」

今週は仕事がドタバタしていたもので随分遅くなりましたが、大河『功名が辻』の感想をば。が、今回はきちんと内容を整理する暇がなかったもので、少々支離滅裂のところもあるかと思いますが、どうかご容赦のほどを m(__)m



 
しかし、戦国時代の武将が浮気をしたからって奥方に平謝りとは…、これはかなり萎えましたね。それも勘付かれてやむなくというならいざ知らず、コトがバレる前に自ら懺悔するとは…、さすがはホームドラマ大河!

とはいえ、心の準備も何もできていない状態で、いきなり切り出された奥方には、心よりご同情申し上げなくてはならないのでしょうね(溜息)。


とまあ、前置きはこれくらいにして、いざ本題へ!
まずは、悲壮感たっぷりの前回のエンディングに引き続いての金ヶ崎城からの決死の撤退劇。

重傷を負った一豊殿は、案の定、足手まといになっていましたが(汗)、吉兵衛ら家臣の献身は言うまでなく、同僚三羽烏の友情物語に、徳川家康様のご助勢まであって、どうにか無事に京へご帰還。

しかし、堀尾吉春と中村一氏も手ずから一豊の乗った輿(?)を担いでいましたが、彼らに家来はいないのでしょうか? それとも高々50石ふぜいで3人も抱えている一豊の方が稀ってことですかね。

それにしても、自害寸前の一豊の前に颯爽(?)と現れた家康殿(どうせ創作でしょうからツッコむだけムダですが、でもやっぱり「ありえねー!」)。
終始ニコニコ笑顔で、見るからに一豊のことを大そう気に入っていらっしゃるご様子。

深手を負いながらも見事猛将の首を取ったこともあるでしょうが、使者としてやって来た時の「存じませぬ」連発のあのバカ正直さにも好感を持ったとか?
にしても、「山内殿をお守りせよ」なんて、破格の厚遇どころの話じゃありませんよね。 (^_^;)


さて、話は少し前後しますが、例によって岐阜の千代の許には六平太飛脚が到来。信長軍の敗走と一豊の負傷を知らされ、ショックの余り身も世もなく取り乱した千代を戒める六平太。戦国の世に生き残るのは運しかない。そして、帰りを待つ妻にできるのはただ祈ることしかない。とりわけ「お前の亭主に首をとられた者の妻子も祈っているんだ」のセリフは中々ヨカッタですね。

一豊が討ち取った三段崎勘右衛門にしても、当然妻子がいてその帰りを待っていたことでしょうし、そもそも、あんな所に岩がなければ、既に深手を負っている一豊の方が、あっさりと首を取られていたところ。まあ、あれもかなり創作が入っているでしょうから、実際はどうだったかわかりませんが…(汗)。とはいえ、戦場での勝敗なんて状況次第でどちらに転ぶかわからないまさしく「時の運」。

そして、夢の「一国一城の主」になるためには、これからも数えきれないほどの命の遣り取りを繰り返し、その全てに勝ち続けなければならないという過酷さ(負け=死の究極の勝負)。まだまだ世間知らずで大甘な千代ちゃんには少々厳しすぎる現実ですが、賢妻と呼ばれるようになるには、必ず乗り越えなければならない壁。「戦はキライ!」と並ぶ矛盾を抱えての千代の今後は、果たしてどうなりますことやら…?


一方、信長を討ち損ねた浅井家では、お市さんが長政殿に兄への内報を告白し、自分を成敗してくれと懇願。長政もつい激情にかられて思わず太刀を振り上げたものの、お市の体内に宿る我が子を斬ることはできぬと断念。じゃあ、身籠っていなかったら斬り捨てていたのか?という愚問はこの際なしにしましょう(笑)。珍しく大河らしい良い場面でしたし、個人的にはコントよりはこういうのをもっと見たいのですけど…。

で、ここで明かされたお市さんの例の謎掛けって、やっぱり「袋の鼠」が正解だったのですね(汗)。だったら、信長にもそう言わせないでどうする? 「小豆坂」とはっきり口に出して仰っていたのは何だったのでしょう?(これは結果オーライ的な誤認識だったってこと?)


ということで、今回のメイン・イベントはタイトル通りの「初めての浮気」。
原作にもあるのだからしょうがないとはいえ、お百度に水垢離までして必死に祈っていた千代にはこれ以上ない手ひどい裏切り。しかも、命も危ぶまれるほどの重傷を負った直後にそんなことを…ね(わずか数日(?)で癒えた傷を重傷と言ってよいものやら…)

とはいえ、一晩目はどうにか理性を保って自制し、二晩目も明らかに嵌められた形の一豊さんも、気の毒と言えば気の毒ではありますが…(汗)。しかし、衝立一枚隔てた向こうで新右衛門と吉兵衛が寝ているところで、秀吉にも冷やかされるほどの堅物で通ったあの一豊くんが、よくもまあコトに臨めたものです(いくら高いびきで眠ってると思っても…ね)。

で、一豊を色仕掛けで落とし、「千草越え」情報をまんまとせしめた小りんが、実は六平太の手下だったというオチ。これは千代にゾッコンの六平太がわざと仕組んだ悪巧みか?と思いきや、逆に一豊と知って六平太も驚くなど、あくまでも偶然の産物だったようで…。しかし、戦場を駆け抜けて千代に一豊の危機を知らせておいて、その後の追跡調査は放置ですか? まあ、浅井の大殿の密命があって思うように動けなかったのもあるかもしれませんが、何かちょっと抜けているような…。

その浅井からの密命とは「信長暗殺」。
が、天下統一に最も近い男と信長を買っている六平太が命令に反し、脅しの一撃に留めておいたおかげで、機密情報を漏らしてしまった一豊も「切腹は必至!」のところを危うく命拾い。本当、六平太には助けられっぱなしですね。

ところで、六平太は千代経由で一豊のことをよく知っていますが、一豊の方は未だ六平太の存在をまるで認識していませんよね。今の所、ありえない展開の場繋ぎに六平太という架空キャラを重宝しすぎているきらいもありますが、この二人がきちんと名乗り合うのはいったいいつのことになるのやら?

新一郎が知らせる前に旦那様の大怪我を知っていたり、何かと事情通の千代に、少し勘の良い人間なら「あれ?」と不審に思ってもおかしくない点もちょこちょこと出てきていますが、山内家主従の中に、こうした断片的な状況証拠をうまく解析できるような知恵者が、残念ながら一人もいなさそうなのは何ともはや…(溜息)。


さて、無事信長軍は岐阜に帰還し、なぜか家臣の妻代表のように出迎えた寧々が御館様に千代を紹介。小谷城に立ち寄った時に、内々にお市が一豊に依頼した打掛のことを「何で信長が知ってるのか?」という疑問以前に、あれって「兄を護ってくれ」という暗号だけでなく、本気でご所望だったのか…と、ちと唖然。ということは、完成したら自分の所に持って来いという信長の言葉も、後々の伏線になっているのでしょうか?(完成する前に浅井を滅ぼしてお市は取り返す…という意思表示とか?)。

このドラマ、意外な伏線が繋がっているかと思うと、途中でほったらかしということもままあるので、どうも先が読みづらくて…(汗)。それと一つの回の中で、対比するエピソードを意識的に持って来るという技法も目立ちますね。

今回で言えば、お市&長政と千代&一豊に見る「夫婦のあり方とはかくあるべき!」。その心は「夫婦の間に秘密があってはならない」といったところでしょうか。

信長への内通を告白するお市と、浮気を進んで懺悔する一豊。
まだ男の長政にはそれを受け入れる度量も備わっていて、却って夫婦の絆をいっそう深める結果となりますが、未熟な千代にそんな寛大さを求めるのはさすがに酷な話。

しかし、同じ夫婦模様とはいえ、中身のレベルには天と地ほどの差があるだけに、安易にこれを同等に扱うのもどうかと思いますね。
片や、兄と夫の板ばさみになりながらの命懸けの告白に対し、もう一方は、はっきり言って他愛もない痴話喧嘩のレベルですから…。

だいたい「良心の呵責に苛まれて…」といえば聞こえは良いものの、所詮は逃げ口上に過ぎず、謝れば許されると思っている浅はかさ。裏切り行為を一方的に聞かされる側の身になって考えれば、ここはあえて隠し通すのも一つの思い遣り。ただ一度の過ちと悔いるなら(そうもいかないようですが)なおのこと、今回のところは言わぬが花だったでしょうにね。まあ、それもこれも、次回、千代を実家に帰らせるために必要な伏線ということのようですが…。

さて、次週は 恐妻 もとい 愛妻家の一豊殿が再び絶体絶命のピンチに!
で、「戦場に消えた夫」というタイトルのせいで気づかなかったのですが、次がもう「姉川の合戦」なのですね。

第1回の「桶狭間」を除いて、時代背景のわかりずらいタイトルがずっと続いていますが、こういう所なんかも、イマイチこの大河に乗り切れない要因の一つになっているかもしれませんね。
by kiratemari | 2006-03-10 19:50 | テレビ | Trackback(3) | Comments(2)
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Tracked from 蒼き猫の言霊日記 at 2006-03-11 09:07
タイトル : 女房一筋もあっけなく・・・大河「功名が辻」感想。
ここ数回をまとめて感想を述べさせていただきまする。 というのも、先日放送した「初めての浮気」までは、 千代千代千代といかに一豊が千代ひとすじか、ということを これでもか、これでもかと感じさせておきながら、 いかにも怪しげな、肩幅の広い背の高い若い女に迫られて、 あっけなく陥落・・・。 しかも大胆にも、家来たちとは屏風一つ隔てた中での睦事とは! そっちのほうが私的には驚きですが。 女房殿一筋だった一豊、あまりにもお粗末ですよ、これでは・・・。 ま、そもそも女房一筋のダンナなんてありえな...... more
Tracked from 平安夢柔話 at 2006-03-14 20:37
タイトル : 原作での一豊 ~「功名が辻」感想
 大河ドラマ「功名が辻」、第9話と第10話、2回まとめての感想です。  何か、オリジナルストーリーが多いように思えます。でも、そのオリジナルストーリーを結構楽しんでいるところもあったりします。では、そのあたりのお話を…。  前回(第9回)の一豊と小りんのエピソードは原作にもあるお話です。ストーリー展開もだいたい原作通りでした。  でも、原作を読んだときも感じたのですが、あれが浮気なのでしょうかね。私から見ると一豊は、小りんの忍術に引っかかったように思えてなりません。つまり、小りんの忍術で「抱かされ...... more
Tracked from 本質を見極めろ! at 2006-04-09 13:43
タイトル : 正直分かりません。
どうやって生きるのが良いんでしょうか?... more
Commented by bluecat at 2006-03-11 09:14
手鞠さま~、お忙しい中TB&コメントありがとうございました<m(__)m>
春らしい感じのブログになりましたね♪
今月15日まではどうしても殺人的多忙中のこととお察しいたします。
さて本題。ホームドラマ大河、どうも歴史の流れがわかりにくいですね~ご指摘のように、タイトルの所為もあるかもしれません。
お市の「袋の鼠」の告白には、あれれ、信長兄さん別の解釈してたよ~とツッコミたくなりました。なぜそうしたのでしょう?
お市が意図したことと解釈が違っても、
結果オーライと言ってしまえばそれまでですが、
視聴者は混乱してしまいますよね(>_<)
Commented by 手鞠 at 2006-03-11 22:08 x
bluecatさん、こんばんは~♪ TBありがとうございます。
一足先に画面上だけも春向きに…と思ったら、今日の大阪は本当にポカポカの春陽気でした。でも明日はまた雨で気温も冬に逆戻りだそうで、体調管理には気をつけないといけませんね。

仕事の方は、とりあえず今日までで出来る限りのことは全部やり終えたので明日はお休です。 (^^)v  しかし問題は月・火・水の三日間。来週の今頃は腑抜けになってるかもしれません。(^_^;)

「小豆坂」は未だに謎です。兄と妹の考えが噛み合ってなかったということですから…。もしかすると、本当はこれにまつわるセリフもあったのが、編集段階でカットになったりしたとか?

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