『平清盛』vol.8「宋銭と内大臣」

前回の第7話より3週連続で新キャラ投入が続き、真ん中の今回は藤原頼長のターンでしたが、初登場にして鮮烈な印象を残してくれましたね (^-^)




 
これまでとにかく喚く・がなる猛獣系か、エキセントリックな倒錯系のキャラが幅を利かせ、毎週見ていてかなり疲れるところもありましたが、ようやく冷静に物を言えるキャラが登場してくれて少しホッといたしました (^_^;)

いや、本来、悪左府の異名を取った藤原頼長こそ、エキセントリックの代名詞のような人物なんですけどね。このドラマはあまりにも普通でないキャラばかり多すぎなので(爆)、頼長の方が遥かにまともに見えてしまう…という逆転現象(笑)。そういう意味では、従来のイメージとは大きく異なる頼長を見られるんじゃないかと、ほのかな期待も湧いて来ております。

何しろ藤原頼長という人物名に最初に出会ったのが保元の乱の対立図式(汗)。
この頃は既に成人した息子を何人も持つ親父世代(といっても30代半ばですが)になっていますから、ぱっと頭に浮かぶのはどうしてもそういうおっさんイメージなんですね。

過去にドラマで取り上げられた例としては『新平家物語』の故成田三樹夫さんが有名でしょうか。しかし、これははっきりとは見覚えがないので(ダイジェスト映像か何かで見かけたような気もするのですが)、時代は違いますが『徳川家康』の今川義元役がキャラ的に少しかぶる所もあり、そちらで脳内補完している感じです。

とはいえ、この時代に興味を持ってからは若い頃の様々なエピソードも見聞きするようになり、少しはその印象も変わって来ていると思うのですが、それでも、保元の乱で非業の最期を遂げる人物にはまだどうも結びつかないところがあるので、これからの十数話の中で彼がどういう変遷をたどり悲劇的な末路に至るのか、じっくりと見せてもらいたいなと思っています。


それはさておき、今回はいつもと違い、ノベライズ本との違いもさほど気にならず、結構ドラマに集中して見入ることができました。よくよく照らし合わせてみると順番もかなり入れ替わっていますし、相変わらずセリフカットもちょこちょこあるのですが、まあ「あっても良いがなくても良い」的なものがほとんどなので…。

家盛の初恋話も、ノベライズでは最後にまとめてさらっと書かれていて回想風に入れるのかと思っていましたが、断片的にシーンを重ねて上手く繋げていたと思います。好きな娘がいるとは全く言葉で説明しなくても、絵だけで恋の喜びや葛藤、諦めが伝わるように工夫されていたのも良かったですね。こういうところでも何かにつけ直接的な清盛と対比しているのかしら?

あとセリフとかではありませんが、役名がカットされていた人物について少し触れておきますと、まず、菊花の宴で頼長の隣で何くれと囁いていた公家が藤原宗輔。今で言うガーデニングが趣味で蜂まで飼い慣らしていたというかなり異色のお公家さんで、実際に頼長とも親交があったようです。

また、同じ宴席で菊の歌を詠ませることを提案した公家が藤原公重(佐藤義清が仕える徳大寺実能の猶子)。この公重については娘に高倉天皇の乳母となった帥局がおり、ちょっとした事件(?)も起きてたりするのですが、さすがにそれはドラマではやらないかな…(詳細はこちらを参照のこと)。


今年は予想以上に多くの人物がノベライズ段階では盛り込まれていて、次回は目玉の雅仁親王以外にも崇徳帝の中宮藤原聖子が初登場の予定。摂関家の忠実・頼長と忠通の間に亀裂が生じる第一段階に関わるのでさすがにカットはないものと…。

また、以前出演情報が流れていた統子内親王(今回由良御前が仕えていると言っていた御主人様)も9話で登場(セリフなしで本格的な登場は16話から)とのことでしたが、こちらはノベライズには書かれておらず、実際のO.A.ではどうなるでしょうね。出るとしたら「あそこかな?」と思い当たるシーンもあるにはありますが… (・・?





《3/2追記》

リンクを貼ったついでに小督のエピソードを少し見直してみたのですが、このドラマを見ながら読み返すとまた違った味わいが出て来ますね。何せ鳥羽院の孫と家成さんの孫が信西(通憲)の孫を取り合うという話ですから。しかも、これに清盛の娘二人が絡んでダブル三角関係にもなるという…。

頭ではわかっていても、いまいち実感が湧かなかった人間関係がぐっとリアルに浮かび上がったようで、妙にツボにはまってしまいました (^_^;)
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by kiratemari | 2012-03-01 22:28 | テレビ | Trackback | Comments(0)
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