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五箇山合掌造り集落

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荘川から白川郷まで来たものの、今回は城山展望台からの眺望のみ楽しんで集落内の散策はパス。再び車を北へ走らせ一山越えて、富山県の五箇山へとやって参りました。


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五箇山もまた白川郷とセットで世界遺産に登録されている合掌造り集落を有する地で、「相倉」「菅沼」の二つの集落のうち今回は「菅沼」の方を訪ねてみました。



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と、その前に昼食がまだでしたので、集落内のお食事処でまずは腹ごしらえ。
ざるそばを頼むと瓢箪型の器で登場しました (^^ゞ


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一息ついて集落を一巡り。


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合掌造りの建物とチューリップ。
のどかな風景ですね~♪


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土産物屋さん(だったかな?)の前に置かれていた客寄せパンダならぬ客寄せ狸(?)。
剥製なので妙にリアルでちょっと不気味な感じもしました (~_~;)


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しかし、比べてはいかんのでしょうが、白川郷を見て来た後では規模が小さいという感は否めず。これはもちろん地形上の問題もありますし、その分、相倉と2箇所登録されているわけですが…。

またそれとは別に、駐車場からはエレベーターが完備されていたり、通り道は綺麗に舗装されていたりとバリアフリー化が図られているのが却っていかにも「観光地」という感じで軽く映ってしまい、正直どうなのだろうと思うところもありました(ややもすると「合掌造り版!」住宅展示場公園という感じにも)。

でも、見方を変えると今現在も住居とされている家が多く(当たり前のように洗濯物が干されていたり、衛星放送のパラボラアンテナが掲げてあったり)、そこに住む方々の生活の利便性を考えるとそれも自然の流れのようにも思えます。結局、日本の原風景を忠実に守ろうとするなら、その区画は完全に生活の場とは切り離し、それこそテーマパーク的な形にしないと無理なのではないかと…。

大阪城や名古屋城では外観を損なってでも外付けのエレベーターが設置されたり、京都や奈良の寺社仏閣でも石段にちょっと場にそぐわない金属性の手すりが設けられたり、歴史ある施設でもバリアフリー化はもはや留めようのない流れとなっています。

そこで、時代と共に変わって行くその変遷を見守ることも文化遺産の意義の一つと捉えるか、あくまでもある時点より時計の針を進めさせずに原状の保存こそ大事と考えるか…。

ただ世間の風潮に流されるままにでなく、その辺の方向性について今一度じっくりと考える時期に来ているのではないか…などと、ふとそんなことも考えてしまいました。


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ということで、五箇山を後にしまして、再び高速道路を北へ。
車窓から見える立山連峰の白い峰々に雪山好きの同行人の血が騒ぎだし(汗)、ちょこっと富山市内方面へ車を走らせてみることに。



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流杉PAのスマートIC(ETC車のみ乗り降りできる仮設のIC)で降りて、常願寺川沿いを少し遡り、河川敷の公園か何かの場所から見た風景がコレです。



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(この画像はクリックで拡大表示可)
さらにもう少し横広な画像は こちらをクリック で別窓表示可

感動の大パノラマ!
アルペンルートには何度か行ったことがあるものの( 直近では昨年の秋に )、こういう形で間近に立山連峰の稜線を見ることができたのは初めてでした。




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剱岳。



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立山の主峰・雄山。
真ん中のなだらかな部分に横広の黒い影が見えるのは室堂のホテルでしょうか。
ここからこれだけはっきりと見えるなら、現地も見通しバッチリだったでしょうね。
今の時期は雪の大谷も見られますし、いっそ前夜から夜走りすれば良かった!と少し後悔もしました (^^;)

とはいえ、さすがに午後2時頃のこの時間からは絶対無理ですし、観念して帰阪の途に。




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車窓からは薄っすらですが、再び白山が。


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そして、米原の手前で伊吹山も。
この辺りでようやく綺麗な青空もお目見え。
一日中、一応「晴れ」と言えるお天気ではありましたが、何となく薄雲が張り付いているようですっきりとした青空には恵まれなかったのが残念でした。



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でも、最後に夕焼けらしい空も見られましたし、終わりよければ全て良し!
何より今回は正真正銘の日帰り旅(車中泊なし)で、富山まで行って来てしまったのですから…、いやホント、高速道路サマサマです (^^ゞ


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【このページの写真は平成22年5月9日に撮影したものです】



《メモ》
  五箇山合掌造り集落 【地図】
   富山県南砺市菅沼
   TEL:0763-67-3300
   入場料 … 無料(ただし駐車場は協力金として500円要)
by kiratemari | 2010-05-11 23:10 | ├北陸 | Trackback | Comments(0)

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