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厳寒の日本海・東尋坊

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お正月ボケも抜けきらぬ間の三連休。
最終日の11日だけ日帰りながらちょいと福井県・越前方面へ遠出をして参りました。

冬の越前といえば…



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やっぱりコレなんでしょうが、何とも勿体無くも今回はただ水槽越しに拝んだだけで、残念ながらご縁はございませんでした (^^ゞ

ということで、まず最初に訪れたのは国の天然記念物であり、名勝にも指定されている東尋坊。




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(この画像はクリックで拡大表示可)


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今から約1200~1300万年前に起きた火山活動によってできた火山岩が、打ち寄せる日本海の荒波の侵食により岩肌が削られて形成された断崖絶壁で、高さ25~30mほどの崖が周囲およそ2kmにわたり続いていると言います。



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(この画像はクリックで拡大表示可)


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東尋坊といえば、この柱状に見事にカットされた岩石。
機械でもこんなに複雑な形にカットするのは難しいのではないでしょうか。

それはさておき、この「東尋坊」という名称。
「○○坊」といえば「武蔵坊」「常陸坊」「土佐坊」など、もっぱらお坊さんの名前に使われることが多いですが、こちらも同様に、勝山にある平泉寺というお寺に「東尋坊」なる僧がいました。それもただの僧ではなくいわゆる悪僧。

時は平安時代末期の寿永の頃。
手のつけられない暴れ者の東尋坊にほとほと困り果てた平泉寺の僧達は、ある日、こぞって海辺へ見物に出掛けくだんの岩の上で酒盛りを始め、興が乗り酒に酔って東尋坊がうたた寝を始めたのをこれ幸いと、絶壁から突き落とし殺してしまったというお話。

しかし、突き落とされてもただでは起きない東尋坊(爆)。
その無念はやがて怨霊となって大嵐を巻き起こし、激しい雷雨に打ち寄せる大波は東尋坊を手にかけた僧・真柄覚念(まがらかくねん)をも海に引きずり込み、以来、毎年命日の4月5日の前後になると海は大荒れとなり、雷雨は平泉寺を目がけて東へ向かって行った……というような伝承が伝えられているようです。

寿永(1182-1183)といえば、まさに源平争乱の真っ只中。
北陸では木曽義仲の軍勢vs平家の倶利伽羅峠の戦いが起きたのが寿永2年(1183)ですし、東尋坊の所属した平泉寺は白山神社の拠点の一つであり北陸における一大武力集団で(いわゆる比叡山延暦寺のような僧兵がわんさか)、義仲vs平家の争いにも大きく関わった存在ですから、時代といい場所といい、何やら因縁めいたものも感じます。






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ところで、断崖絶壁の向こう側にうっすらと見える島影がありますが、これは「雄島」。




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(この画像はクリックで拡大表示可)

周囲2kmほどの小さな島で、全長224mの朱塗りの雄島橋で結ばれて陸と結ばれていますが、この島がまた少々いわくありの島のようで…。

先ほどの説話の影響もあってか、東尋坊は自殺の名所としても知られ、その御遺骸が潮の流れによって流れ着くのがこの島なのだとか…。そのせいもあっていわゆる心霊スポットとしても有名なのだそうです。いや、それを知ったのは帰って来てからこの記事を作成するにあたっていろいろ検索していて行き当たったもので、事前に知っていたらたぶん立ち寄らなかったでしょうね。




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ということで、雄島へ (^^;
遠目には綺麗な朱塗りの橋に見えましたが、いざそば近くから見ると剥げちょろけ…。



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これだけとっても、遠くから眺めておくだけにしとけば良かったかも…。



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こちらも東尋坊と似たようで少し違う形ですが、柱状の岩石が連なっています。
ぱっと見の印象では東尋坊は上が抉れていて、雄島は下の方が抉れているという感じで…。




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雄島の入口に建つ鳥居は島の南東部にある大湊神社のものですが、今回訪ねたのはここまで。ちょっとお天気も怪しい感じでしたので、ここで引き返してしまいました(あるいは無意識の内に回避しようとしたのかも?)。




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間断なく押し寄せる冬の日本海の荒波。
その遥か向こうには雪を頂く山の峰々も。




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少し加工して画面を暗くすると雪山の様子もご覧いただけますでしょうか。









ということで、あいにくの曇り空の下だったのだけは残念でしたが、初めての東尋坊見物。
「これぞ冬の日本海!」という風と寒さは体感(それでも寒波と寒波の狭間でしたのでまだマシだったと)できましたので、まあよしでしょうか (^^ゞ



【このページの写真&動画は平成22年1月22日に撮影したものです】



《メモ》
  東尋坊 【地図】
   福井県坂井市三国町安島
by kiratemari | 2010-01-13 19:24 | ├北陸 | Trackback | Comments(0)
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