三千院の石南花
さて、桜が終わって次に訪れる庭の彩りといえばシャクナゲ。
名残りの桜も拝めるのではというほのかな期待も胸に大原へと出掛けてみました。
なお、これは4月18日のことですので、それから一週間以上が経ってしまった今現在はどうなっているかわかりません。
早朝の聚碧園。
まだ昇りきらない強い朝の日差しに、コントラストが滅茶苦茶なことになっていますが(汗)、奥に見える白っぽい花や塔の左側のピンクの塊がシャクナゲです。まだ少し早いのではと思っていましたが、とんでもない! ちょうど満開でした。
そして、もう一つのお庭・有清園。
おなじみのアングルですが、こちらも極楽往生院の真ん前のものが満開、やや日の当たりにくい左手側の方のものにはまだ蕾が多く見えました。
しかし、三千院にこれほどシャクナゲがたくさんあるとは!
ここ最近何度も訪れていますが、全然気がつきませんでした(^^ゞ
同じお庭でも季節によって全く違う顔を見せるのですから、これは何度来ても見飽きるということはありません。
池の水面にはまだ散ったばかりの桜の花びらが雪のように浮かび、天を覆うのは眩しい紅葉の新緑。そして、その真ん中で堂々と主役を張りながら、それでも決して押し付けがましくないシャクナゲの存在感。この調和が素晴らしいですね。
柔らかな苔の上で気持ち良さそうにまどろむ「わらべ地蔵」。
この表情を眺めているだけで、こちらもほんわか癒されます (^-^)
もう桜は完全に終わってしまったかと思っていたら、奥の院の金色不動堂の裏手にまだ咲き残っているものがありました。
シャクナゲと妍を競うかのような華やかさ。
今年見る最後の八重紅しだれ桜になるでしょうね。
三千院と言えば、何をおいても秋の紅葉と刷り込まれてしまっていますが、いやいやどうして、このシャクナゲの季節が新緑も相まって一番美しいのではないでしょうか。今年は桜同様に進行が早く、ゴールデンウィークまではちょっともたなそうな気配なのが残念ですね。
【このページの写真は平成21年4月18日に撮影したものです】
《メモ》
三千院門跡 〈地図〉
京都市左京区大原来迎院町540
拝観料… 一般700円、高・中学生400円、小学生150円
拝観時間…8:30-17:00(12~2月は16:30まで)
by kiratemari
| 2009-04-27 22:23
| ├京都
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