『天地人』vol.4「年上の女」

今回、信長から遣わされた使者として登場した初音。
その役設定がいきなり改変されたようです。

  ・参照記事は こちらこちら
  ・訂正された公式の 登場人物紹介ページ



 
本編についてあんまり書くこともないので(別に面白くないというわけでもないのですが、どうも後に何も残らなくて)、今回はお休みしようかと思っていたのですが、格好(?)のネタが浮上して来たので少しだけお目汚しをば (^^ゞ


当初、真田幸村の妹と説明されていた初音の役柄を姉に変更すると発表したNHK。
今さらな話ですね。

妹設定は初めから問題ありなのが明白で、それでも原作では姉とあるのをわざわざ妹に変えているわけですから、ツッコまれるのは当然覚悟の上で強行したのだとばかり思っていたのですが、こうもあっさり訂正したとなるとどうやらそうでもなかったようで… (-_-;)

一応、実際の年齢関係をざっと調べてみますと、
まず生年が
     父  …真田昌幸 天文16(1547)年
     長男…真田信幸 永禄 9(1566)年
     二男…真田幸村 永禄10(1567)年

 ※ リンク先の記事には「幸村は兼続よりも3歳程度若く」とありますが、
   兼続の生年が永禄3(1560)年とすると「7歳下」になりますね。


そして、今回のドラマ内時間、天正元年(1573)時点の年齢が、
     真田昌幸 27歳
     真田信幸 8歳
     真田幸村 7歳

いくら幼く見積もっても、今回のあの初音ちゃんが6歳以下というのはないですよね (^_^;)
かと言って、仮に兼続と同年の14歳とすれば、父の昌幸が13歳の時に生まれた子ということになり、姉説を採るにしてもかなりキワドイ線。これが上限ですね。

結局、元々無理のある創作なのですよ。
せめてイトコか昌幸の年の離れた妹(幸村から見ると叔母)ぐらいにしておけば…。
(ちなみに祖父に当たる幸隆は当時61歳でこの翌年に死去予定)

下手に弄くると二つ目、三つ目の綻びが出て来る典型的なパターンですね。
そもそも真田幸村と血縁関係にある必然性がありやなしや? (?_?)

でもまあ、史実的には破綻が明らかなトンデモ設定でも、最初のうちは「初音は幸村の妹」という件は公にせず謎のままにしておいて、話が中盤まで進んでから唐突に明かされるという形なら(どうせ主人公自身もしばらく知らないままでいるのでしょうし)、意外に年齢設定の矛盾にも気づかれず、普通にスルーされていたようにも…。

とはいえ、今回の訂正は Yahoo!ニュースでも一時トピックスに上がっていましたので、格好の宣伝広告になったのでは?

記事の中には、二人の今後の関係について言及しているものもありますので(原作ベースの話でドラマでもその通りになるかどうかは不明ですが)、それに釣られて次週から見ようと考える新参者も増えそうな気も…。

実は真の狙いはそっちの方で、端から訂正を出すことも織り込み済みで、わざと故意に間違った情報を流していたとか…、そんな策士じみたことは言いませんよね (-.-)
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by kiratemari | 2009-01-28 22:54 | テレビ | Trackback | Comments(8)
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Commented by えりか at 2009-01-29 10:27 x
 手鞠さん、こんにちは♪

 そのニュース、わたしも3日ほど前にネットで知りました。初めから原作通りに「姉」という設定にしておけば、こんな混乱は起こらなかったのでは…と思いました。

 それに、このドラマは、これから脚本家によるとんでも設定がてんこ盛りになっているのでは…という気がしてきました。初音が真田家の娘でありながら、どうして商人として織田家の使者に立ったのかは気になるので、これからも見続けようとは思っていますが、何か心配ですよね。
Commented by sanraku2 at 2009-01-29 20:05 x
あちゃー、原作の設定からしてそもそもムリがあったんですね。これは養女設定も追加しないと(^^;
しかし序盤からこれではこの先が思いやられ・・・いや、目が離せませんね(^^;;;
Commented by 手鞠 at 2009-01-29 20:18 x
えりかさん、こんばんは~♪
どうも兼続や幸村よりも年下の彼女をキャスティングしたために妹と変更したようですが、年齢関係は歴史物では基本中の基本。興味を持って調べればまず真っ先に手に入る情報ですから、さすがに配慮不足もいいところとしか… (-_-;)

トンデモ設定については、姉とした場合でも微妙な所をみると、脚本以前に原作そのものに疑問を持ってしまいますね。でも、おっしゃる通り、当時まだ武田の家臣だった真田の姫が、織田家の使者として現れる不思議が気になるので、やっぱり見続けてしまうのだろうなと思います (^^ゞ
Commented by 手鞠 at 2009-01-29 20:30 x
sanraku2さん、こんばんは~♪
素人でもちょっと調べればわかる範囲だけに、一応歴史物をいくつも手掛けてらっしゃるらしい原作者さんにしては、ちょっとずさんな設定だなと思いますね。いくら昔は早熟といっても、子供ができる年齢には限界があるだろうと (^_^;)
養女設定の方が無難だと思いますが、そもそも別に血縁者としなくても、兼続とお船ちゃんのような幼馴染み設定でも良かったでしょうにね (^^ゞ
Commented by kkagayaki at 2009-01-30 08:18
私素人でもわかりませんでした。(汗)これは原作を読むしかないですね。「篤姫」で視聴率さえよければで味を占めたのでしょうか。
何ていうか、時代劇に現代語と同じで重みがない時代劇は嫌いなのです。
Commented by 鹿苑 at 2009-01-30 20:32 x
 「この物語はフィクションであり、実在の人物とはおおむね関係がありません」とテロップを入れるべきだと思うのでありました。他所の星の戦国時代ドラマですよねぇ。
Commented by 手鞠 at 2009-01-30 22:08 x
kkagayakiさん、こんばんは~♪
いえいえ、ドラマ上では真田家ゆかりの人間という隠れ設定はまだ明らかになっていませんので、世間的にはこのニュースで「何??」と思われた方の方が大多数ではないかと…。

ただ、真田幸村ほどの有名人になると、名前で検索しただけで通り一遍のことは把握できる便利サイトに行き着けますので、誰かが一つ取っ掛かりを投下するとあっという間にほじくり返されてしまうのが怖いところ。よきにつけ悪きにつけ目立ちやすいという意味でも、高視聴率は諸刃の剣ですね。
Commented by 手鞠 at 2009-01-30 22:09 x
鹿苑さん、こんばんは~♪
ホント毎年のように話題に上ることですが、史実を枉げてでもエンターテイメント性を追及するスタンスなのであれば、「フィクション」ときっちり但し書きをつけるべきですよね。その方が制作陣も気が楽でしょうに… (-_-;)

でも、頑としてテロップを入れないところを見ると、他ならぬNHK自身が「歴史に即したドラマ」という潜在的な認識に支えられ、他ドラマと一線を画すステータスを築いた「大河ブランド」に、いつまでも未練がましくしがみついているような印象も受けますね。

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