人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『篤姫』vol.40「息子の出陣」

いよいよ大台に乗って来ましたね。
まあ何だかんだ言っても、この「40回」の文字を見ると、やはり一抹の淋しさを覚えずにはいられませんね (-.-)



 
それにしても、やっぱり今回も覚醒なしのダメ五郎…。

何が蛤御門でのお働きですか?
予告編の滝山さんに騙されました…(-_-;)

あの軟弱生真面目男がどう京女を落とすのかと思いきや…、何のことはない、京女にコロリと落とされる…という実に安直なオチ。
結局、最後までいじられキャラで通すってことなんでしょうね。

しかし、『翔ぶが如く』の時のお琴さんに当たるキャラはおぼこい舞妓さんでしたが、今回の琴花さんはどこか姐さん風にも見えてしまい、何かイメージがくるうというか…。

ドラマ内での出会いの元治元年(1864)時点で、小松帯刀が30歳、お琴は16歳。
本妻のおちかさんが年上妻ですから、それとは真逆のタイプに惹かれたのだろうというふうに捉えていたのですが、今回はもう一人前の芸妓さんになっていて、お座敷では悲しいかな、完全に帯刀の貫禄負け…。

どうやら、初恋の君と同様、何でも明け透けにものを言い、どちらかと言えば自分をやり込めてくれるような相手がツボに来るようで…、
彼って本当に薩摩隼人なんでしょうか? ヾ(- -;)



それはさておき、今回はどうも全体的に話の作りが雑というか、噛み合わなくて気色が悪いというか…。

和宮さんご懐妊と聞いて、いきなりでんでん太鼓を贈る天璋院さま
(普通はまず安産祈願の祈祷とか御守とかそっちへ行きません?)

懐妊が間違いと知って、当人そっちのけで大泣きする天璋院さま
(流産でなく想像妊娠でそこまで悲観的にならんでも…)

不審者が入って行ったからと飛び込んで来たのに、当の龍馬は眼中にないお琴さん
(せめて何者かぐらいは問い詰めんかい!)

他にも色々あったように思うのですが、見直すのも勘弁してー!なので省略。

特に大奥関係は、一を十ぐらいに膨らませてやらないととても話がもたないので、何かにつけ思いっきり振れ幅を大きくするなど、かなり苦心されてますよね。

しかし、今回の懐妊騒動などは、ちょっと歴史をかじっていれば、和宮が出産していない事実はわかることだけに、端からオチまで予想がついてしまい大して面白味がない上に、止めに天璋院さまの泣き落としですから、ますます白けるばかりで… (~_~;)

小松さん周辺に面白そうなエピソードがゴロゴロしているだけに、何度も引き合いに出して申し訳ありませんが『翔ぶが如く』の時のように1・2部制にして、始めの半年を篤姫&大奥主体、天璋院となってからの後半は、へたれでない(←ココ重要!)帯刀を実質の主役に据えても良かったのではとも思います。

ただ、そうなると大奥パートだけが楽しみという、現在の超絶(?)高視聴率を支えるメイン層がごっそり逃げてしまいますかね (?_?)




ところで、全くの余談になりますが、今関西の民放局で昼間再放送されているドラマ『花ざかりの君たちへ』を偶々チラ見してたら、何か今年&来年の大河出演者がゴロゴロと…。
 ・和宮、島津忠敬、琴花 <篤姫・H20>
 ・石田三成、真田幸村 <天地人・H21>

また、それ以前のものでも、
 ・於琴姫、武田義信、福島彦十郎 <風林火山・H19>
 ・山内一豊 <功名が辻・H18>

よもや、これを見てキャスティングしたとは思いませんが、ただ傾向としては…、
これからはこういう路線がスタンダードになって行くのかなと… (-_-;)
by kiratemari | 2008-10-08 19:57 | テレビ | Trackback | Comments(2)
Commented by ともp at 2008-10-11 08:21 x
手鞠様、お早うございます。
またちょっとご無沙汰しておりました。
秋の京都めぐり、素敵です。
高台院には行ったことがないので、手鞠様のお陰で美しい庭園を見ることができて嬉しいです。
大分前の記事になりますが、『なばなの里』も本当に美しかったです。

さて、『篤姫』ですが、手鞠様の『へたれでない(←ココ重要!)帯刀を実質の主役に』すべきだったというご意見に大笑いするとともに、大いに賛同いたします!

ところで、今月号の文藝春秋に篤姫原作者の宮尾登美子さんと堺雅人さんの対談が載っていました。
かなり面白い対談でしたが、そこで宮尾さんが義経のときプロデューサーから『馬代が大変だから、原作料まけてください』と言われたという話が載っていました。
義経のプロデューサーの原作に対する思いがどのようなものかわかった気がします。予算が足りないなら金粉まき散らしたりせず、紫発光の知盛やドッカーンをやめてCG代削り、その分内容で勝負すればよかったのにと思いました。
宮尾さん、篤姫のプロデューサーから、衣装が豪華だから原作料をまけてくれと言われるかと心配したけれど、約束通りだったとおっしゃっていました。

Commented by 手鞠 at 2008-10-11 21:21 x
ともp様、こんばんは~♪
高台寺は私も久しぶり、且つ、人少なで自分のペースで見て回れるのはほとんど初めてでしたので、新鮮な気持ちで大いに堪能できました。『なばなの里』はあのスケール感は一見の価値があると思います。関東の方でも同様の施設があるかもしれませんが。

原作料を値切るとは…、さすがN○Kさん。
しかし、金粉の大盤振る舞いとか珍妙CGの数々が、そうやって捻出した余剰金を使い切るための無駄遣いだとしたら…、ホント呆れて物が言えませんね (>_<)

「きらめきの刹那」 別館  花や史跡の探訪記録や源平&時代物ドラマ話など何でもござれの雑記帳


by kiratemari

ブログパーツ

最新の記事

舞洲 新夕陽ケ丘
at 2022-03-24 21:01
初富士めぐり2022 (2)
at 2022-02-23 19:27
初富士めぐり2022 (1)
at 2022-02-21 21:00
迎春花
at 2022-01-01 08:00
謹賀新年
at 2022-01-01 00:00
摩耶山天上寺
at 2021-12-28 21:14
Merry Christmas!
at 2021-12-24 22:09

リンク

カテゴリ

お知らせ
歴史語り
「きらめきの刹那」関連
書籍
テレビ
エンターテイメント
グルメ
関西探訪
├京都
├大阪
├兵庫
├奈良
├滋賀
└和歌山
旅の記録
├東北
├関東
├中部
├北陸
├四国
├中国
└九州
お出かけ
つれづれ

タグ

(706)
(282)
(159)
(130)
(122)
(111)
(92)
(86)
(63)
(47)
(41)
(41)
(40)
(34)
(23)
(21)
(20)
(18)
(11)
(8)

最新のコメント

壺井勘也
by 辻原俊博 at 21:03
知恩院
by 知恩院 at 21:02
藤原宮跡
by 栄藤仁美 at 20:05
北脇健慈
by 藤原宮跡 at 20:05
ちゃんちゃんさん、こんに..
by 手鞠 at 15:35
 階段の紫陽花が見事です..
by ちゃんちゃん at 08:10
ちゃんちゃんさん、こんば..
by 手鞠 at 20:30
今年は行かれてたのですね..
by ちゃんちゃん at 16:12

最新のトラックバック

以前の記事

2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
more...

検索