早春の尾張・三河の旅 vol.5 伊良湖岬

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さて、野間を後にして次に向かうは知多半島の最南端・師崎港。
ここから宿をとっている渥美半島の先端・伊良湖に渡るフェリーに乗る予定だったのですが…、

乗り遅れた!

14:50発のフェリーが無情にも目の前で出航してしまったとさ…(~_~;)
次の便は1時間半後とかなりの待ち時間。しかし、港の周りにはこれと言って見るものもなく…。野間がもっとすぐ近くなら引き返して絵解きを拝聴するという手もあったのですが、さすがに往復するだけでタイムオーバーになりそう…。

c0057946_17514544.jpgということで、そのままただボーッと待っているのももったいないというので、陸路で伊良湖に向かうことになったのでした。
しかし、先端同士はすぐ近くに見えても、三河湾は懐の大きなカーブを描いていて、行けども行けども一向に目的地までの距離が縮まらず…。予想を大幅に超える長の道中に、車内ではいつしか愚痴合戦が繰り広げられていましたとさ… (-_-;)

結果的には次の船に乗っていた場合の到着時間17:00からおよそ1時間半遅れでホテルに到着。せっかく夕日を眺められるお部屋だったのに、窓の外は真っ暗闇。せめて夜景が楽しめればよかったのですが、対岸は遙か彼方で何も見えず…(>_<)

まあ、そんなこんながありながらも、食べきれないほどのごちそうに(下の写真はデザートの苺のムース)、海を望む大きなお風呂、おまけにこれまでとんとご縁のなかったマッサージ器初体験までして、充実の一日目は終了したのでした。

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そして、翌二日目。
まずは伊良湖岬の散策からスタート。

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こちらが渥美半島の最先端に建つ伊良湖灯台。
昭和4年に建てられ「日本の灯台50選」にも選ばれています。
早朝のうちは曇りがちだったのが、この時分には時たま青空ものぞくようになっていました。やはり白亜の灯台には青空の方がお似合いですよね。


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激しく押し寄せる太平洋の荒波。
東の方がまだ大荒れだった時期ですので、その余波のせいか朝から少し波が高めのようでした。


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灯台から東へおよそ1kmにわたってゆるやかなカーブを描いた美しい砂浜が続く「恋路ヶ浜」。

その昔、恋ゆえに都を追われこの半島に移り住んだ男女が、ここでもまた人目を避けてこの浜と裏浜に別れて住まなければならなくなり、やがて逢瀬もままならないまま恋死にした二人が、共に貝になったという伝説で知られる場所です。

そして、この渚に流れ着いた一つの椰子の実が、あの有名な歌の元にもなっています。


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  ♪名も知らぬ遠き島より 流れよる椰子の実ひとつ
    故郷の岸を離れて 汝はそも波に幾月

島崎藤村作詞のその名も「椰子の実」。
民俗学者の柳田國男が大学生の頃にしばらく伊良湖に滞在していて、恋路ケ浜を散策中にどこからともなく流れ着いた椰子の実を拾い、そのことを親友の島崎藤村に話してあの詩が生まれたと言われています。そして、これに大中寅二が曲をつけ、全国的に知られる愛唱歌になったのはご周知の通りです。



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恋路ヶ浜より「日出(ひい)の石門」を望む。
遠くに見える穴の開いた奇岩が「日出の石門」と呼ばれるもので、初日の出の名所として広く知られているそうですが、太平洋の荒波に長年さらされる内に、もろい部分が徐々に侵食されてあのような穴が開いたということです。巨岩をも突き通すほどの荒波の威力…、自然の持つ力の凄さ、ダイナミックさには本当に驚かされます。

そして、この日出の石門を間近に眺めることができるのが「日出園地」と呼ばれる展望台です。

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こちらは二つ「日出の石門」のうちの「沖の石門」(恋路ヶ浜から見えていたのがこの石門)。
所々黒いポツポツが突き出しているように見えますが、ズーッと寄ってみますと…、


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何と黒い鳥の群れ。いったい何羽いることやら…。
なお、先ほどの「椰子の実」の歌碑はこの日出園地の道すがらに立っていて、その脇から急な階段をずんずんと下りていくと今度は「岸の石門」と呼ばれるもう一つの巨岩に行き当たります。


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これらの石門は「チャート」と呼ばれる動物の「殻」や「骨片」が海底に堆積してできた岩石でできており、元ははるか南方の海底にあったものが地殻変動により隆起し、太平洋プレートの移動とともに、この地まで運ばれてきたものと考えられているようです。


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岩の表面。
チャートは層状をなした非常に硬い石で、鉱物の作用によって赤や緑、青など様々な色のものがあるそうで、この辺りはだいたいやや赤みがかったものが多かったように思います。


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日出の石門を越えて向こう側にもまた長い長い砂浜が続きます。







ということで、底知れぬ海のパワーを間近で体感した後は、「ここにもあった!」の源平ゆかり(?)の史跡を訪ねることとなります~♪



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【このページの写真は平成20年2月11日に撮影したものです】

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by kiratemari | 2008-03-01 17:53 | ├中部 | Trackback | Comments(2)
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Commented by えりか at 2008-03-03 09:59 x
 手鞠さん、こんにちは♪

 伊良湖岬には、高校の遠足で行ったことがあるのでなつかしいです。秋晴れの日だったので、海がきれいに見えたのを思い出しました。ついでに灯台の周りを1周回ったことも…。大きな灯台ですよね。そして、こちらにも源平時代の史跡が?知りませんでした。次回を楽しみにしています。
Commented by 手鞠 at 2008-03-03 22:20 x
えりかさん、こんばんは~♪
えりかさんも伊良湖にいらしたことがあるのですね。
今回は「抜けるような…」とまでは行かなかったものの、青い空とキラキラ輝く大海原を眺めているととても爽快な気分になりました (^_^)v

源平時代というよりはその後の史跡なのですが、その原因になったものが源平時代真っ只中にありますので、(?)つきで予告をさせていただきました(汗)。目下、記事作成中のですので、今少しお待ちくださいませ。

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