『篤姫』vol.4「名君怒る」
今週も仰々しいタイトルのわりにまたまた限りなくゆる~い展開。
もうちょっと中身に合ったタイトルにしてくれれば、過分な先入観も持たずに見られて、妙な拍子抜けもせずに済むでしょうにね (~_~;)
しかしまあ、今年は本気でマンガ路線を突っ走る心積もりのようですね。
「ヤッター!」「スッゴーイ!」
とうとうそこまでやっちゃいますか…。
そのうちにマジで「兄上、ウザイ!」とか言い出しかねない勢い。
潔いっちゃ潔いですが、当然批判も招きますわな (~_~;)
あと、於一が何度も「斉興様」と名指しで言っていたのも気になりました。
「御先代様」とかもうちょっと言い様があろうと…。
時代に応じて言葉は変わるもの。
時代劇言葉にしても、所詮は長い歴史の中ではほんの直近に作られたものですから、それに執拗に固執するというのもおかしな話ですが、それでもやっぱり何か引っ掛かるものがあるのですよね。
前回も少し書きましたが、二次元の漫画の世界でならサラーッと読み飛ばせるのだと思うのですよ。重厚な時代物の劇画でも、シリアスの合間に挿入される軽いコメディーシーンでは、まさにあんな感じですから…。
ただ、その手のものでは、登場人物のキャラも瞬時にガラッと切り替わる場合が多いので(はっきり言って絵が全く違います)、それに合わせて読み手も自然に頭の中を切り替えながら読み進めて行くことができますが、実写ドラマではいくら表情豊かに演じても、高が知れてますからね。
どこまでがお遊びかその境目も曖昧になることで、総じておチャラケた印象が強くなってしまうように思います。
もっとも、今回の大河ではあまり薩摩らしい言葉遣いをしていないので、この後のお姫様修行に当たり、方言を改める替りに、こういう現代っ子口調を正されるという形に持って行くための意図があってのことかもしれませんが…。
まあいずれにせよ、今のドラマ展開や於一のキャラを非常に好意的に見ている方々にとっては、こんなことはそれこそ高が知れたことで、全く気に留めるようなことでもないでしょうけどね。
その意味では、これをスルーできるかできないかで、このドラマに対する好感度も図れる格好の目安と言えるかもしれませんね。
それにしても、名君と褒め称えられっぱなしの斉彬様も、こと於一に関しては調所様と同じマジックにかかってしまったようですね。於一を見る目がほとんど同じで、姪に当たる於哲さんの時とは明らかに反応が違い過ぎ。あれは明らかに一目惚れの図でしょう… (^_^;)
しかし、お守りの件と言い、ちと前景気を煽り過ぎた感もなきにしもあらず…。
端から斉彬は今和泉家に姫が誕生することを待望し、その姫を養女にして大奥対策の手駒に用いようとの目算を立てていたような裏読みもできる流れですから、せっかくの対面という一大イベントもどこかインパクトに欠け、何と言いますか、どんな娘でも「自分が期待を掛けた娘なので、気に入らないはずがない…」という空気に満ち満ちているように感じられたのですよ。
もし、お守りのくだりや忠剛との談笑シーンなども全くなしで、於一に対する思い入れなどこれっぽちもない真っ白な状態であの対面に臨んでいたとしたら…、斉彬が於一の中に何を見い出し、強く心惹かれたかがもっと明確に表せたのではないかという気がします。
そして、その意図の許で同じシーンを見れば、より於一視点での見方が強調されて、あるいはもっと名君が怒っているようにも見えたのではないかとも… (^_^;)
もうちょっと中身に合ったタイトルにしてくれれば、過分な先入観も持たずに見られて、妙な拍子抜けもせずに済むでしょうにね (~_~;)
しかしまあ、今年は本気でマンガ路線を突っ走る心積もりのようですね。
「ヤッター!」「スッゴーイ!」
とうとうそこまでやっちゃいますか…。
そのうちにマジで「兄上、ウザイ!」とか言い出しかねない勢い。
潔いっちゃ潔いですが、当然批判も招きますわな (~_~;)
あと、於一が何度も「斉興様」と名指しで言っていたのも気になりました。
「御先代様」とかもうちょっと言い様があろうと…。
時代に応じて言葉は変わるもの。
時代劇言葉にしても、所詮は長い歴史の中ではほんの直近に作られたものですから、それに執拗に固執するというのもおかしな話ですが、それでもやっぱり何か引っ掛かるものがあるのですよね。
前回も少し書きましたが、二次元の漫画の世界でならサラーッと読み飛ばせるのだと思うのですよ。重厚な時代物の劇画でも、シリアスの合間に挿入される軽いコメディーシーンでは、まさにあんな感じですから…。
ただ、その手のものでは、登場人物のキャラも瞬時にガラッと切り替わる場合が多いので(はっきり言って絵が全く違います)、それに合わせて読み手も自然に頭の中を切り替えながら読み進めて行くことができますが、実写ドラマではいくら表情豊かに演じても、高が知れてますからね。
どこまでがお遊びかその境目も曖昧になることで、総じておチャラケた印象が強くなってしまうように思います。
もっとも、今回の大河ではあまり薩摩らしい言葉遣いをしていないので、この後のお姫様修行に当たり、方言を改める替りに、こういう現代っ子口調を正されるという形に持って行くための意図があってのことかもしれませんが…。
まあいずれにせよ、今のドラマ展開や於一のキャラを非常に好意的に見ている方々にとっては、こんなことはそれこそ高が知れたことで、全く気に留めるようなことでもないでしょうけどね。
その意味では、これをスルーできるかできないかで、このドラマに対する好感度も図れる格好の目安と言えるかもしれませんね。
それにしても、名君と褒め称えられっぱなしの斉彬様も、こと於一に関しては調所様と同じマジックにかかってしまったようですね。於一を見る目がほとんど同じで、姪に当たる於哲さんの時とは明らかに反応が違い過ぎ。あれは明らかに一目惚れの図でしょう… (^_^;)
しかし、お守りの件と言い、ちと前景気を煽り過ぎた感もなきにしもあらず…。
端から斉彬は今和泉家に姫が誕生することを待望し、その姫を養女にして大奥対策の手駒に用いようとの目算を立てていたような裏読みもできる流れですから、せっかくの対面という一大イベントもどこかインパクトに欠け、何と言いますか、どんな娘でも「自分が期待を掛けた娘なので、気に入らないはずがない…」という空気に満ち満ちているように感じられたのですよ。
もし、お守りのくだりや忠剛との談笑シーンなども全くなしで、於一に対する思い入れなどこれっぽちもない真っ白な状態であの対面に臨んでいたとしたら…、斉彬が於一の中に何を見い出し、強く心惹かれたかがもっと明確に表せたのではないかという気がします。
そして、その意図の許で同じシーンを見れば、より於一視点での見方が強調されて、あるいはもっと名君が怒っているようにも見えたのではないかとも… (^_^;)
by kiratemari
| 2008-01-29 20:27
| テレビ
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