『功名が辻』vol.48「功名の果て」
先週は京都紅葉レポ連載を優先したものですから、遅れついでに本日放送の最終回分とひとまとめでとも思っていたのですが、昨日こんな記事が出ちゃいましたからね…。
NHK大河「功名が辻」で時代設定ミス(日刊スポーツ)
問題のセリフは、千代の家出騒動が収まって一年後に寧々を訪ねたシーンでの、寧々の「うちの人が死んで10年、関ケ原の戦から3年」。
リアル・タイムで見ていた時から「おいおい!」とは思ったのですが、これまでのボーンヘッドの数々(例えば コレ とか)や史実軽視の風潮に毒されて、もうこういうのも慣れっこになってしまったのでしょうね。勝手に「10年」を「5年」に脳内変換してスルーしといたのですが、わざわざ訂正・陳謝という動きになるとは思いもしませんでした。
よほど多くのクレームが来たのか、あるいは「脚本上のミス」「演者の言い間違い」など、あらぬ疑いを持たれては困る向きからの猛抗議でもあってか…。まあ、いずれにせよ、間違ったまま放置されるよりは、素直に誤りを認め訂正するのは大いに歓迎すべきこと。
ただ、放映から6日も経ってからという点に、まだまだ腰の重さも否めませんが…。
で、問題の再放送での音声差し替えシーンですが、一応録画しておいたものを見た感じでは、思いのほか違和感のない出来ではありました。が、やや聞き取りづらく、耳をすますと「ぐねん」に聞こえるフシもあり…。まあ「10年」とはっきり言い切っているものよりは断然マシですけど…。
それはさておき、少しは本編の感想も書いておかないといけませんね (^_^;)
う~ん、一言で言って「10分で終わる家出ってどうよ…」
前回の最後に「お暇を」と一豊くんに最後通牒を突きつけておいて、今回も実際に家出するまでが妙に長いのなんのって…。
新一郎の亡骸の前で、新右衛門に「すまぬ」と詫びたり、新右衛門の山内家の犠牲も大々的に広めるために、新一郎と六平太の葬儀は盛大に…なんて遣り取りは、前回の似たようなシーンの中で済ませられたことですし…。
せめて、冒頭から既に家を出て荒れ寺に移っている状態から始めて、一豊との口喧嘩などは回想の形で間に挿入すれば、それだけでも時間的に少し間を置けて、多少印象も変わったのではないでしょうか。
しかし、いくら一領具足の長を一網打尽にしたとはいえ、その手下達は大勢生き残っているというのに(あのスナイパーのお姉ちゃんとか)、宿敵の領主の奥方が、拾もとい湘南くんが来るまでの間、一人で荒れ寺に住んでいて無事なのもまた不思議なことで… (-_-;)
さあて、今夜は泣いても笑っても打ち止めの最終回。
60分の拡大版のようですので、録画派の皆様におかれましては、くれぐれも時間確認に怠りのなきように…。
NHK大河「功名が辻」で時代設定ミス(日刊スポーツ)
問題のセリフは、千代の家出騒動が収まって一年後に寧々を訪ねたシーンでの、寧々の「うちの人が死んで10年、関ケ原の戦から3年」。
リアル・タイムで見ていた時から「おいおい!」とは思ったのですが、これまでのボーンヘッドの数々(例えば コレ とか)や史実軽視の風潮に毒されて、もうこういうのも慣れっこになってしまったのでしょうね。勝手に「10年」を「5年」に脳内変換してスルーしといたのですが、わざわざ訂正・陳謝という動きになるとは思いもしませんでした。
よほど多くのクレームが来たのか、あるいは「脚本上のミス」「演者の言い間違い」など、あらぬ疑いを持たれては困る向きからの猛抗議でもあってか…。まあ、いずれにせよ、間違ったまま放置されるよりは、素直に誤りを認め訂正するのは大いに歓迎すべきこと。
ただ、放映から6日も経ってからという点に、まだまだ腰の重さも否めませんが…。
で、問題の再放送での音声差し替えシーンですが、一応録画しておいたものを見た感じでは、思いのほか違和感のない出来ではありました。が、やや聞き取りづらく、耳をすますと「ぐねん」に聞こえるフシもあり…。まあ「10年」とはっきり言い切っているものよりは断然マシですけど…。
それはさておき、少しは本編の感想も書いておかないといけませんね (^_^;)
う~ん、一言で言って「10分で終わる家出ってどうよ…」
前回の最後に「お暇を」と一豊くんに最後通牒を突きつけておいて、今回も実際に家出するまでが妙に長いのなんのって…。
新一郎の亡骸の前で、新右衛門に「すまぬ」と詫びたり、新右衛門の山内家の犠牲も大々的に広めるために、新一郎と六平太の葬儀は盛大に…なんて遣り取りは、前回の似たようなシーンの中で済ませられたことですし…。
せめて、冒頭から既に家を出て荒れ寺に移っている状態から始めて、一豊との口喧嘩などは回想の形で間に挿入すれば、それだけでも時間的に少し間を置けて、多少印象も変わったのではないでしょうか。
しかし、いくら一領具足の長を一網打尽にしたとはいえ、その手下達は大勢生き残っているというのに(あのスナイパーのお姉ちゃんとか)、宿敵の領主の奥方が、拾もとい湘南くんが来るまでの間、一人で荒れ寺に住んでいて無事なのもまた不思議なことで… (-_-;)
さあて、今夜は泣いても笑っても打ち止めの最終回。
60分の拡大版のようですので、録画派の皆様におかれましては、くれぐれも時間確認に怠りのなきように…。
by kiratemari
| 2006-12-10 16:23
| テレビ
|
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|
Comments(2)
Commented
by
えりか
at 2006-12-10 22:21
x
手鞠さん、今晩は♪
私もこの間違いには気がついていたのですが、忘れてました。それだけこのドラマ、史実無視や間違いが多いということなのでしょうか?それにしても今回のせりふの間違いはいただけませんよね。二度とこのような間違いがないようにしてもらいたいですよね。
私もこの間違いには気がついていたのですが、忘れてました。それだけこのドラマ、史実無視や間違いが多いということなのでしょうか?それにしても今回のせりふの間違いはいただけませんよね。二度とこのような間違いがないようにしてもらいたいですよね。
0
えりかさん、こんばんは~♪
本当にこういう初歩的なミスはいい加減撲滅していただきませんとね…。
まあ、これで「秀吉の死から7年後に関が原の合戦が起きた」とまで変換して記憶するような視聴者はいないでしょうし、実害はなきに等しいかと思いますが、いっそ、そこそこ歴史通の一般視聴者にモニターになってもらって、放映前にチェックしていただくなんてのはどうでしょうね(もちろん秘密厳守の誓約書提出も義務付けて)。
本当にこういう初歩的なミスはいい加減撲滅していただきませんとね…。
まあ、これで「秀吉の死から7年後に関が原の合戦が起きた」とまで変換して記憶するような視聴者はいないでしょうし、実害はなきに等しいかと思いますが、いっそ、そこそこ歴史通の一般視聴者にモニターになってもらって、放映前にチェックしていただくなんてのはどうでしょうね(もちろん秘密厳守の誓約書提出も義務付けて)。
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