紅葉を求めて錦秋の京へvol.4 - 神護寺

栂尾、槙尾と来て三尾のトリはもちろん高雄(高尾)。
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その名も「高雄橋」を渡り、いざいざ参らん!



 
さてさて、いきなり待ち構えるのは、神護寺名物(?)参道入口から延々と続く長い長~い石段(800段弱とか)。
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つくづくお寺は修行場なのだと実感させられます。
これさえなければ、高雄は超絶一押しスポットなのですが、足腰や体力に不安のある方にお薦めするのは少々ためらわれますね。


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思いの外長丁場ですので、途中にあるお地蔵さまや茶店(必ず紅葉の美しい場所に立ってますので)などでちょこちょこと足を止め、呼吸を整えつつゆっくりと登られるのが懸命でしょう。


およそ半分くらい参道を登った所に鎮座する弘法大師が墨を擦ったという「硯石(すずりいし)」(そばには「硯石亭」という茶店があります)。
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ここから眺める谷の紅葉がまた美しいのでどうぞお見逃しのないように。
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ということで、そんなこんなででようやく山門が…(入口からの所要時間がおよそ15分位)。
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汗だくになりながら境内になだれ込むと(もちろん拝観料600円を払ってからですよ)、途端にパッと視界が開け、左右には色鮮やかな紅葉の列。とりわけ向かって右側の白壁の宝蔵の前に植わっている紅葉の紅さが目を引きます。
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こちらは和気公霊廟前の紅葉。上の建物は鐘楼です。
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ここ神護寺は、平安京建設に際し造営大夫を務めた和気清麻呂(道鏡事件の方がピンと来るでしょうね)によって創建された「高雄山寺」(五台山にちなんで建てられた愛宕五坊の一つ)が前身で、その後、天長元年(824)に河内国にあった同じく清麻呂創建の「神願寺」と合併され、「神護国祚真言寺」(略して神護寺)と改められたと言います。

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霊廟の隣に立つ「和気公墓道」の石碑の通り、この先に創設者・和気清麻呂のお墓もあるのですが、この後にまた少々難所が控えているため、今回は涙を飲んで(?)スルー。


こちらの建物は「明王堂」。
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こちらは「大師堂」。
初代住職を勤めた弘法大師(空海)の住房跡と言われ、唯一、平安時代から残る遺構だそうです。
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そして、神護寺といえば、やはり金堂に続く石段のこのアングルが有名でしょうね。
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特にこの石段の上から撮ったスポットは、カメラ愛好家の溜まり場になっていて、ズラーっと並ぶ三脚カメラを避けて撮影するには、頭上に掲げて適当にシャッターを切るしかない状態でした (^_^;)

石段の上にそびえ立つ「金堂」。こちらは昭和10年に再建されたものだそうです。
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距離の割りに横幅が大きすぎてフレームに中々収まりきらず、全体が入るポイントを探して右に左に歩き回りました。左手に申し訳程度に紅葉が見えるかと思いますが、そこから写したのが下の写真。

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紅葉の向こうにわずかに見える屋根は「多宝塔」です。
この写真ももう少し下まであったものを人物除外のために切ったので、バランスがちょっと微妙になってしまいました (-_-;)


さて、この金堂から少し下った所にある「地蔵院」。
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こちらの庭の紅葉もまた美しいのですよ~♪
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そして、私は挑戦しませんでしたが(どうせ飛ばないし)、神護寺名物「かわらけ投げ」。
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これを投げ込む場所がまた抜群の見晴らしの良さ。あの苦しい石段を登って、こんなに高い所まで来たのかと思うとちょっと感動したりもして…。
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「錦雲渓」と呼ばれるこれまた紅葉の名所。
真ん中の谷の部分に遊歩道が通っていて、後ほどここを歩くことになります。


ということで、これにて神護寺は終了…ではなく、次回は神護寺ゆかりのあの人物をフィーチャーする「神護寺・番外編」をお送りいたします。


☆Next → 紅葉を求めて錦秋の京へvol.5 - 神護寺・番外編

☆Back → 紅葉を求めて錦秋の京へvol.3 - 西明寺



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by kiratemari | 2006-12-05 20:32 | Trackback | Comments(10)
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Commented by えりか at 2006-12-05 21:24 x
 手鞠さん、今晩は♪

 え~!あの石段、800段もあったのですね!!あれだけの石段を、しかも真夏によく昇ったなと、自分で感心してしまいました。あの頃は今よりずっと、足腰が強かったとは思いますが…。
 それはともかく、歴史上の神護寺と関わった人たちも、あの石段を昇ったのかなと、感慨深かったのを思い出しました。

 こちらの紅葉も見事ですね。それに眺めもなかなか良いです。私も出来れば紅葉の時期に、また訪れてみたいですね。
 次回は神護寺と関わったあの方のお話なのですね(^^)。楽しみです。
Commented by 手鞠 at 2006-12-06 01:09 x
えりかさん、こんばんは~♪

石段の800段という数字は、自分で数えたわけではなく、某ガイドに書いてあったのを引用したのですが、それにしても上りは大変でした。日頃の運動不足がたたって、途中で息は切れてくるし、汗だくになるしで…。さすがに真夏は神護寺はパスします(爆)。

神護寺は昔は女人禁制だったようですので、女性方の参詣はなかったでしょうが、文覚の弟子となった六代も歩いたのだろうと思うとやはり感慨深いですね。

紅葉シーズンの京都は、確かに人出の多さは半端ではありませんが、でもそれを割り引いても余りある魅力がありますから、是非機会があればお越しになってみて下さい。
Commented by ちゃんちゃん in 会社 at 2006-12-06 08:16 x
手鞠さん、おはようございます。

凄い絶景ですね!
ちょっと箕面ではお目にかかれない風景です。
僕も子供達がもう少し大きくなったら行ってみたいですよ。
箕面のだらだらした坂なら片道2.7km、文句を言わずに歩いてくれましたが、この石段は辛いですよね。 ちなみに金比羅山って何段登ったかなあ・・・?

手鞠さん、いつかエアーズロックにも挑戦してみて下さい!
うちの嫁さんは途中で「置いて行って」と泣き言を言いながらなんとか登り切りましたが、降りてから一日寝込みました。
凄いハードな道のりを登ったあと、頂上に有る標板みたいのを見た時に興ざめしますが・・・ 日本人の落書きだらけで・・・
Commented by 手鞠 at 2006-12-06 19:54 x
ちゃんちゃんさん、こんばんは~♪
金刀比羅宮の石段は1368段だそうです(by Wikipedia)。
大人にはきつい石段ですが、それでもまあ、せいぜい20分位で上り切れますから、瞬発力のある子供には案外長いだらだら坂よりハードルが低いかもしれませんよ。

エアーズロックですか。う~ん、どうでしょう (^_^;)
ヘタレの私にはかなりの難関かと…。
それ以前に、未だ海外旅行の経験なしの人間ですから、まずそこから壁を破って行かないといけませんね。
Commented by ちゃんちゃん at 2006-12-06 22:04 x
手鞠さん、こんばんは。

手鞠さんが海外経験無しとはかなり以外・・・
結構あっちこっち行かれているイメージでしたが、そういえば国内ですね。
僕もオーストラリアに行っただけです。
嫁さんは結構行ってますけど・・・
Commented by 手鞠 at 2006-12-06 22:32 x
ちゃんちゃんさん、こんばんは~♪
海外は何となく縁がなくて(行きたい欲求もなかったし)、そのままずっと来てしまったという感じで… (^_^;)
やっぱり食べ物も日本国内の方がおいしいものが食べれる気がしますし、一番は言葉の問題ですね。何かあった時に、すぐに対処できない不安が…。
それに、国内でもまだまだ未踏の地が多々あるので(北海道や東北地方など)、そっちの方が興味が強いというのも…。
Commented by さくら at 2006-12-07 12:47 x
>手鞠さんへ
こんにちは〜
神護寺の紅葉も素敵ですね〜♪
わたしは5月の宝物公開で行ったので、新緑だったのですが、さすがに紅葉は格別ですね。
金堂から見下ろした石段の風景は綺麗ですね。多くの人の撮影スポットになっているのはわかります。
「地蔵院」の写真の下にあるお庭のお写真がもとても好きです。それに「地蔵院」も開いていたのですね。5月には開いていませんでしたから…。しょんぼり…。
紅葉とコケのコントラストもとても綺麗ですね。

神護寺ゆかりの人というと…わくわく…<妄想中…
と番外編も楽しみしていますね(^^)
Commented by 手鞠 at 2006-12-07 18:44 x
さくらさん、こんばんは~♪
私は逆に5月の宝物公開に未だ一度も行ったことがないエセ歴史ふぁんでございます(汗)。
「地蔵院」ていつでも開いているわけではないのですか。それは知りませんでした。もっとしっかり見ておくんだった (^_^;)

やっぱり「良い!」と思うアングルは誰しも考えるのは同じで、順番待ちは必至。それでもそこはハズせないと粘るうちに時間がどんどん押して来て、後々のスケジュールにも響いてしまいました。

神護寺ゆかりの人…、これがまた大変でしてね(汗)。
まあ詳しくは本編をご覧下さいませ。
Commented by ちゃんちゃん at 2006-12-08 00:00 x
手鞠さん、こんばんは。

そうですね。
食べ物は食べ慣れた日本食が一番です。
我が夫婦も新婚旅行の時は日本食の店ばかり行きました。
ケアンズではワニ肉の定食(思い切り日本食でした)。
シドニーではお寿司にうどん・・・
お寿司は不味かったです。
さすがにエアーズロックには日本食無かったなあ・・・
でもホテルにはかならず日本語デスクが有り、逆に異国情緒ままるで無かったです(笑)
言葉は嫁さんがホームステイ経験有るくせにまったく話してくれず、英語の偏差値がとても低かった僕が話してました。 ホットドッグ一つ頼むのにも苦労しましたよ。
Commented by 手鞠 at 2006-12-08 01:12 x
ちゃんちゃんさん、こんばんは~♪
近頃は海外でも日本食の店が増えてますから、その点ではかなり不安は解消されて来ているでしょうね。
ただ日本にいるのと全く変わらない感覚だと、安心で便利とはいえ「何しに来たのか…」なんてことになりかねませんから、何事もほどほどがベストですね。

英語に関しては…、翻訳コンニャク(byドラえもん)が欲しい~!

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