長崎珍道中記 vol.2 - 下関

長らくお待たせしました。長崎旅行記の続きでございます。

最終目的地・長崎の遥か手前の下関で高速道路を途中下車。
その心はもちろん平家終焉の地を訪れておきたかったからでございます。

九州へは過去に4回渡っており、またすぐ手前の宇部から萩・津和野をめぐる旅もしていながら、ここ壇ノ浦へは実はこれが初訪問でした。



 
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下関ICを下りて10分ほど車を走らせると「火の山パークウェイ」の標識が現れ、それに従ってかなり急な山道を上っていくと標高268mの山頂・火の山公園に到着。ここで立体駐車場に車を置き、徒歩でさらに数百メートルほど上って行くと、やがて屋内型の展望台に行き当たります。

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関門橋を挟んで瀬戸内海・日本海をも一望できる絶好のロケーション。
特に夜景が美しいそうなのですが、残念ながら時間は午前10時すぎ…。
それでも抜群の見晴らしの良さはちょっとした感動物。
何より冷房が効いているのが、酷暑の時節には大変ありがたい…(^_^;)


展望台の中には観光地につきものの顔出し記念撮影スポットも。
関門橋に向かって左側のコーナーに義経の「八艘飛び」と知盛の「碇潜(いかりかづき)」、巌流島のある右側には武蔵vs小次郎がございます。

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ところで、ガイブック等によればこの「火の山パークウェイ」は通行料400円とあり、そのつもりで用意していたのですが、料金所とおぼしき付近は無人で「あれ?」。結局そのまま払わず終いだったのですが、後で調べてみると、利用者激減でこの4月より無料化されていたんですね。
中々の絶景に施設もわりあい綺麗に整備されていますし、下関観光の際にはオススメのスポット。今回の無料化を機に訪れる観光客が少しでも増えれば良いのですが…。

なお、このパークウェイは深夜は閉鎖されているようですので、事前に通行時間帯を確認しておかれるのがよろしいかと思います。また、下関駅よりバスも運行されていますので、マイカーでない場合でも気軽に訪れることができます(下関観光ホームページ内にあるマップ・ガイドにパークウェイやバスに関する情報へのリンク等があります)。


さて、火の山展望台で遠景を楽しんだ後は海岸べりまで移動。
関門橋のすぐたもと(上の写真で緑が途切れ、建物らしきものが密集している辺り)には、関門海峡を徒歩や自転車などで渡ることのできる「関門トンネル人道」の入口があります(所要時間は15分ぐらいとか)。
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と、ここから後ろを振り返れば、先ほどの火の山展望台の姿も。
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そして、国道を挟んでちょうど向かい側にあるのが「みもすそ川公園」。
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元の「壇の浦古戦場址」が昨年の大河ドラマ『義経』の放映に合わせて、公園としてリニューアルされたのだとか。
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(画像をクリックすると別窓で拡大表示できます)


「みもすそ川(御裳川)」の地名は、壇ノ浦の合戦で安徳天皇を抱いて入水した二位尼平時子の辞世の歌「今ぞ知る みもすそ川の御ながれ 波の下にもみやこありとは」に由来します。

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それにしても、壇ノ浦の合戦といえば、どうしても義経の「八艘飛び」と知盛の「碇潜(いかりかづき)」が代名詞になってしまうのでしょうか。

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しかし、二つの銅像を向かい合うように並べて建てる感性はちょっと理解しがたい…。
つい「八艘飛びの相手は教経だろ!」とツッコミたくなるのですよね (^_^;)

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上が義経、下が知盛。逆光のためお顔が真っ暗になってしまいました (^_^;)
(どちらも画像をクリックすると別窓で拡大表示できます)


これらの銅像は大河ドラマ『義経』の放映開始直前の平成16年12月に設置され、除幕式には主演のタッキーも駆けつけたそうで、銅像の周囲には出演者4人のサイン入り手形も配されていました(下の画像をクリックすると別窓で拡大表示できます)。

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(左上から時計回りで滝沢義経、松坂時子、中越徳子、小泉資盛)

でも、一人肝心の人を忘れてやいませんか?
知盛はどうした!
片方の主役抜きとは解せませぬ。まさか断られたとか言いませんよね (-_-;)



c0057946_18273182.jpgそれはともかく、ここ「みもすそ川公園」では、こうした銅像や石碑に加え、壇ノ浦の合戦の模様を紙芝居で語り聞かせる 歴史体感☆紙芝居 の実演もあったりして(画像をクリックすると別窓で拡大表示できます)、さながら源平ワールド一色のようにも見えますが…、


ところがどっこい、その傍らにはこんなどこか場違い(?)のようなものも…。

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源平合戦の時代から700年近い歳月を経た幕末に、長州がアメリカ・イギリス・フランス・オランダの4か国艦隊を相手に無謀な戦いを挑んだ舞台が同じくここ下関。
これはその時の長州砲のレプリカで、関門海峡ににらみをきかせるように雄雄しく(?)並び置かれています。

思えば、壇ノ浦の合戦は武士の世の幕開けとなり、下関戦争は武士の世の終焉へと繋がる戦闘…。奇しき縁と言いますか、何やら感慨深いものもありますね。


ということで、お次はもう一つの平家スポットにご案内!


☆Next → 長崎珍道中記 vol.3 - 赤間神宮

☆Back → 長崎珍道中記 vol.1 - 序



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by kiratemari | 2006-08-24 19:48 | Trackback | Comments(4)
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Commented by えりか at 2006-08-24 21:00 x
 手鞠さん、今晩は♪

 旅行記、楽しく拝見しました。

 平家終焉の地を思いっきり堪能されたようでうらやましく思いました。私、まだ下関には行ったことがないのですよね~。いつかきっと平家終焉の地を見てみたいです。

 私も、「義経の八艘飛びの相手は教経じゃないの?」と読みながらつっこんでいました。それにしましても、昨年の大河ドラマ「義経」のおかげで整備されたようできれいな公園ですね。

 では、では、次回も楽しみにしていますね。
Commented by 手鞠 at 2006-08-24 22:31 x
えりかさん、こんばんは~♪
早速のコメントありがとうございます。

大河『義経』自体は残念ながら期待通りのものではありませんでしたが、こうして史跡を盛り上げる気運を高めた功績は評価しないといけませんね。

下関は本当良い所でしたよ。ただ、気候の良い時期なら、なおよかったのですけど…。余りの暑さにボーッとしていて見落としたものもちらほらとあるので…(汗)。

関西以東にお住まいの方にはちょっと行きにくい場所かもしれませんが、能登殿最期の地でもあることですし(異説もありますが)、いつか是非とも一度お運び下さいませ。
Commented by ともp at 2006-08-25 12:14 x
手鞠様、こんにちは。
旅行記、楽しく読ませていただいております。
壇ノ浦には、小学生のときに行ったっきりですので、整備されてきれいになっているのをみると、感慨ひとしおです。次は赤間神宮でしょうか?楽しみにしております。

ところで、知盛の「碇潜」の銅像には、「う~ん」と言いたくなりました。
一般的には、能の「碇潜」や歌舞伎の「義経千本桜」の知盛のイメージが強いのでこのような銅像になったのでしょうが、これでは、本当に碇をかついで沈んでいった経盛、教盛のご兄弟や、教経や知盛といっしょに沈んだ家長が不憫でなりません。


Commented by 手鞠 at 2006-08-25 20:35 x
ともpさま、こんばんは~♪
世間的に「知盛=碇潜」のイメージは事の外浸透しているみたいですね。
さすが大衆の娯楽、歌舞伎の力は侮れませぬ!
逆に『平家物語』を読んで「違うー」と驚く人の方が多かったりして… (~_~;)

ともpさまも壇ノ浦にはいらしたことがあるのですね。
私は今回が初めてだったので、昔がどういう感じだったのか全くわかりませんが、銅像や大砲のおかげで通りすがりでも絶対に見落とすことはないでしょうね。歴史的価値はないとしても、単に「○○址」の石碑だけではやはり味気ないですし…。

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