命儚し

人の寿命…、これほど推し量るに難きものはなし…。

先日、従姉妹の女性が亡くなり、昨夜の通夜式、本日の告別式と参列して来たのですが、四十を回ったばかりの、未だ小学校にも上がらない愛息を残しての逝去には、痛ましい以外の言葉を見つけることができませんでした。



 
私には伯父に当たる彼女の実父が言った一言
「わしの(年齢の)半分も生きてへんのに…」

私の父方・母方双方の祖父母は既に全員他界していますが、その兄弟達(伯父・伯母・叔父・叔母)計9人は、幸いにも全員が伴侶ともども健在な中で、今回の従姉妹のあまりにも早すぎた死は、いずれにとっても大きな衝撃でした。

がんを患い、死の宣告を受けてもなお「必ず治す!」との強い意志を持って懸命に戦い続け、しかし、その不屈の精神をも上回る病魔の進行の速さにとうとう力尽きてしまった彼女…。

常に死と向き合いながらの闘病生活の過酷さは、聞くからに胸がつぶれる思いで、あるかなきかのか細い一筋の光明を必死に求め続けた彼女の生に対する一念、その壮絶な生き様には、ただもう敬意を表するばかりです。

1年足らずという短くも長い苦闘の日々を終えて、死という悲しい形ながら、ようやく安息の時を得た彼女に言いたいこと…。

お疲れ様でした…。
そして、今はただ心安らかにお眠り下さい。
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by kiratemari | 2006-06-04 23:00 | つれづれ | Trackback | Comments(8)
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Commented by ちゃんちゃん in 現場 at 2006-06-05 12:36 x
小さいお子様を残しての死。 本当に哀しいですね。
数年前、僕の会社の後輩の奥様がやはりガンで亡くなりました。 30歳になったばかりという若さでした。 やはり当時幼稚園児の娘さんがおり、母の死が理解できていないのか、通夜の際にはあまり悲しそうにしていなかったのがまた痛ましく思えたものでした。(告別式の頃には理解したのか泣いていたらしいですが・・・) うちの息子と同じ名前の娘さんだっただけに、辛くなったものです。
ガンでの闘病は、抗ガン剤などの苦痛にも逢い、本当に大変とのことですから、本当に安らかに眠って下されば良いですね。
Commented by bluecat at 2006-06-05 14:53
若いですね(>_<)
私の母は幸いにも癌の手術後も元気にしていますが、
母よりももう少し若い女性がやはり、
長く同じ癌を患って、亡くなりました。
残された家族が一番つらそうでした。
手鞠さんの従姉妹さんが安らかに眠れますように・・・。
一方で、私の祖母は98歳にまもなくなろうとしているのですから、
人のいのちほど、はかりがたいものはありませんね。
Commented by 手鞠 at 2006-06-05 19:01 x
ちゃんちゃんさん、こんばんは。
やはり何をおいても残された幼な子が不憫で…(/_;)
まだ本当の意味では死というものを理解していないのでしょうが、それでも、日頃はかなり我がままらしいのが、この二日間は泣かず愚図らずと(私が見ていた限りでは)、幼いなりにも空気を察して、パパを始め周りの人間を困らせないようにと随分気を遣っているようでした。

参列者の焼香を受ける御礼場にパパと並んで立った時も、じっと大人しく立っていましたが、幼稚園のお友達とおぼしき子達が母親に手を引かれて通り過ぎて行くのを黙って見送る様子がまたいじらしくて…。

良かれと思って連れて来ていることはわかるのですが、さすがに母親を亡くしたばかりの子にこの光景は酷というもの。逆にそういうことまで気遣ってか、父親が子供の手を引くケースも結構見受けられたのも印象に残りました。
Commented by 手鞠 at 2006-06-05 19:04 x
bluecatさん、こんばんは。
あと3ヶ月早く発見されていれば、それこそ簡単な手術で完治もできたのかもしれませんが、今さらそれを言っても始まりませんものね。こういうことは発見のタイミングも含め、生まれ持った天命と思うしかないでしょうね。bluecatさんのお母様の場合も、まだ寿命は来ていないので助かる定めだったということで…。

人の生き死には決して年齢順ではないということですよね。
3つ4つで儚く消える命もあれば、100歳を越えてもなお達者な命もあり…。
日々「明日死ぬかも」と思いながら生きるのはあまりに鬱すぎますが、「いつまでもあると思うな我が命」と肝に銘じつつ、無為に過ごす時間を少しでも減らすように心がけたいとは思います。
Commented by えりか at 2006-06-05 20:49 x
 手鞠さん、今晩は。

 従姉妹様のこと、何と申してよいかわかりません。多分、私と同じ年くらいなのでしょうけれど、幼いお子さまを残されて逝ったことは大変心残りだったと思います。

 私なども、「まだ死にたくない」という気持ちが強いので、従姉妹様もさぞ生きたかったことでしょう。従姉妹様のご冥福を私もお祈り申し上げます。
Commented by ちゃんちゃん in 現場 at 2006-06-05 21:15 x
本当にガンは発見のタイミングによりますね。
その僕の後輩の奥様は、発見された時、「このままほっておいたらあと2週間の命」と宣告されたそうです。 その時、どんな気持ちだったのか・・・ 絶対本人以外には解りませんね。 結局その方はそこから2年近く生きられました。 幼い子もおり、きっと思い残す事が多すぎたのでしょう。
先日は会社の上司の息子さんが僅か20歳の若さで亡くなりました。
本当に人の命なんて解りませんね。
こういう話を聞くと、今を精一杯幸せに生きていけるように頑張らないと・・・ と思いますね。
Commented by 手鞠 at 2006-06-06 12:58 x
えりかさん、こんにちは。
そうですね。私も自分が死ぬなんてことは考えられない、というか考えたくもないと思ってしまいます。人間なら誰しもが抱く感情でしょう。

とはいえ、逆に心残りがあるということは、現世でいかに幸せだったかという証でもありますからね。そう思えない人々が、まだまだ生きられる身体を持ちながら自ら命を絶つ悲劇が増加の一途をたどっているのも事実。それに比べれば、両親や姉から深く愛されて育ち、優しい旦那様とめぐり会い、そして可愛い坊やまで得た彼女の一生は、あまりに短い時間だったとはいえ、とても充実したものだったろうと思います。
Commented by 手鞠 at 2006-06-06 13:24 x
ちゃんちゃんさん、こんにちは。
余命2週間の宣告から2年も生きられたのは、やはりお子さんのことを思い遣っての一念が起こした奇跡でしょうね。

従姉妹も少しでも子供のそばにいたいと入院を激しく嫌って、亡くなる前々日かに高熱と激痛に襲われ病院に急行した時も、処置を受けた後、一旦は自宅へ戻ったそうです。そういう無理がまた一方で命を縮めることになってしまったのかもしれませんが、それでも、残り少ない命だからこそ、片時も子供から離れたくない…という気持ちはわかるような気がします。

しかし、病気に限らず、事故で何の前触れもなく、突然終わってしまう命もありますからね。
友人の中には、バイクの事故で20才を目前にして亡くなった人もいますし、「命は限りあるもの」という意識をたとえ頭の片隅のどこかにでも留めておかないといけませんね。

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