愛し君に出会う旅 vol.1 -序
GWもそろそろ終盤戦に差し掛かりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
特にこの3~5日にかけては珍しく好天が続き、各行楽地は多くの人出で賑わったようですね。
かくいう私も旅行のような大掛かりな計画こそ立てなかったものの、ちょっとした企画物(?)の日帰り旅をして参りました。
でも、タイトルの「愛し君」とは…。
我が愛しの君といえば、もちろんこの方、本三位中将平重衡殿。
彼のお墓の一つがある木津・安福寺には、今から5年前の2001年6月に一度訪ねているのですが、日野にあるというもう一つのお墓にも参っておかねば…とかねがね思っていたところ、ちょうどこの時期に、奈良国立博物館で重衡が焼き討ちした東大寺の大仏再建の功労者として知られる「大勧進・重源」の特別展を開催中という情報を得て、「ならば!」と一念発起、一日で奈良-木津-日野を一挙にめぐるツアーを最小催行者1名にて実施することにいたしました(笑)。
さて、大阪から奈良へ向うルートは細かく見れば色々ありますが、まず現実的なものとしては次の2つでしょうね。
(1) JR利用-大阪駅より天王寺経由でJR奈良駅へ(環状線→関西本線)
(2) 近鉄利用-難波・上本町より近鉄奈良駅へ
2つを比較すると、近鉄利用の方が運賃が安価(JR=780円,近鉄=540円)な上に、奈良駅の位置もより観光スポットに近くて、徒歩移動の面からいっても断然優位なのですが、私の場合、自宅から難波・上本町に出るまでに地下鉄を1本挟まないといけないため、そのプラス運賃(230円)と乗り換えのタイムロスを考え、今回は大阪駅から乗り換えなしで所要時間50分弱の「大和路快速」を有する(1)のJR利用を選択。
しかし、JR奈良駅からだと博物館まで結構な距離になり、以前、東大寺まで歩いてかなりヘバッてしまった経験もありましたから、体力温存の意味でも、とりあえず今回はバスを利用することにはしたのですが、ここでまた妙にケチな性分が出てしまい(汗)、「どうせバスに乗るならもう少し遠くまで…」などと考え地図とにらめっこ。と、そこで思いついたのがまだ行ったことのなかった「般若寺」参りでした。
南都焼討の際、重衡が彼の門前に立って采配を振るったと言われ、また木津で斬首された後、その首が当寺の大鳥居に懸けられたともいわれる因縁の場所ですから、「これをハズす手はない!」と即決して、ここに 般若寺~東大寺~博物館→木津→日野 の順にめぐる行程を前提にタイム・スケジュールを検討。
今どきは電車・バスの時刻表や乗り換え経路などはネット上でほとんど検索できますので、かなり具体的な計画も立て易くなりました。しかし、そうはいっても、各所での滞在時間などはおよそ目論み通りにはいかないもの。今回も思わぬものに遭遇したりして、大いに予定が狂うことになるのですが…(^_^;)
それはともかく、まずは予定通りに大阪駅8:22発の大和路快速に乗り9:11にJR奈良駅に到着(写真は隣に今も残る旧駅舎です)。
般若寺に向うバスは9:28発でしたが(奈良交通:青山住宅行)、その前に駅前ロータリーでローソンを発見。重源展の前売りチケットがコンビニ等で入手できる情報も得ていたので早速そちらで購入(当日券1000円のところ前売券なら900円と100円お得)。
事前に用意する手もあったのですが、「もし万一行けなかったら…」と考えると900円丸損は痛いと思い、保留のまま当日を迎えてしまったのですよ。まあ、家の近所にもローソンはあるので、行きがけに寄って行けば良いとの安易な気持ちもあってのことでしたが、ところがどっこい、家を出る時間がギリギリになってしまってそれどころではなく、大慌てで大阪駅へ向うバスに飛び乗る始末。
初っ端からドタバタすることになりましたが、それでも、うまい具合に前売券もゲットできて「ラッキー!」などと思いつつ、想定通りのバスにも無事に乗車でき、いざ般若寺へと向います。
(↑サイズの関係で右端が切れてますが、地図をクリックすると全体が表示されます)
☆Next → 愛し君に出会う旅 vol.2- 般若寺
特にこの3~5日にかけては珍しく好天が続き、各行楽地は多くの人出で賑わったようですね。
かくいう私も旅行のような大掛かりな計画こそ立てなかったものの、ちょっとした企画物(?)の日帰り旅をして参りました。
でも、タイトルの「愛し君」とは…。
我が愛しの君といえば、もちろんこの方、本三位中将平重衡殿。
彼のお墓の一つがある木津・安福寺には、今から5年前の2001年6月に一度訪ねているのですが、日野にあるというもう一つのお墓にも参っておかねば…とかねがね思っていたところ、ちょうどこの時期に、奈良国立博物館で重衡が焼き討ちした東大寺の大仏再建の功労者として知られる「大勧進・重源」の特別展を開催中という情報を得て、「ならば!」と一念発起、一日で奈良-木津-日野を一挙にめぐるツアーを最小催行者1名にて実施することにいたしました(笑)。
さて、大阪から奈良へ向うルートは細かく見れば色々ありますが、まず現実的なものとしては次の2つでしょうね。
(1) JR利用-大阪駅より天王寺経由でJR奈良駅へ(環状線→関西本線)
(2) 近鉄利用-難波・上本町より近鉄奈良駅へ
2つを比較すると、近鉄利用の方が運賃が安価(JR=780円,近鉄=540円)な上に、奈良駅の位置もより観光スポットに近くて、徒歩移動の面からいっても断然優位なのですが、私の場合、自宅から難波・上本町に出るまでに地下鉄を1本挟まないといけないため、そのプラス運賃(230円)と乗り換えのタイムロスを考え、今回は大阪駅から乗り換えなしで所要時間50分弱の「大和路快速」を有する(1)のJR利用を選択。
しかし、JR奈良駅からだと博物館まで結構な距離になり、以前、東大寺まで歩いてかなりヘバッてしまった経験もありましたから、体力温存の意味でも、とりあえず今回はバスを利用することにはしたのですが、ここでまた妙にケチな性分が出てしまい(汗)、「どうせバスに乗るならもう少し遠くまで…」などと考え地図とにらめっこ。と、そこで思いついたのがまだ行ったことのなかった「般若寺」参りでした。
南都焼討の際、重衡が彼の門前に立って采配を振るったと言われ、また木津で斬首された後、その首が当寺の大鳥居に懸けられたともいわれる因縁の場所ですから、「これをハズす手はない!」と即決して、ここに 般若寺~東大寺~博物館→木津→日野 の順にめぐる行程を前提にタイム・スケジュールを検討。
今どきは電車・バスの時刻表や乗り換え経路などはネット上でほとんど検索できますので、かなり具体的な計画も立て易くなりました。しかし、そうはいっても、各所での滞在時間などはおよそ目論み通りにはいかないもの。今回も思わぬものに遭遇したりして、大いに予定が狂うことになるのですが…(^_^;)
それはともかく、まずは予定通りに大阪駅8:22発の大和路快速に乗り9:11にJR奈良駅に到着(写真は隣に今も残る旧駅舎です)。
般若寺に向うバスは9:28発でしたが(奈良交通:青山住宅行)、その前に駅前ロータリーでローソンを発見。重源展の前売りチケットがコンビニ等で入手できる情報も得ていたので早速そちらで購入(当日券1000円のところ前売券なら900円と100円お得)。
事前に用意する手もあったのですが、「もし万一行けなかったら…」と考えると900円丸損は痛いと思い、保留のまま当日を迎えてしまったのですよ。まあ、家の近所にもローソンはあるので、行きがけに寄って行けば良いとの安易な気持ちもあってのことでしたが、ところがどっこい、家を出る時間がギリギリになってしまってそれどころではなく、大慌てで大阪駅へ向うバスに飛び乗る始末。
初っ端からドタバタすることになりましたが、それでも、うまい具合に前売券もゲットできて「ラッキー!」などと思いつつ、想定通りのバスにも無事に乗車でき、いざ般若寺へと向います。
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☆Next → 愛し君に出会う旅 vol.2- 般若寺
by kiratemari
| 2006-05-06 00:57
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from 抹茶スイーツ大好き! 【..
at 2006-05-12 12:28
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