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『功名が辻』vol.4「炎の中の抱擁」

稲葉山城攻略は、竹中半兵衛プロデュースによる、千代と一豊を感動的に(?)結びつけるための一大イベント!…だったわけですね (-_-;)



 
決定的な秘策があるくせに、半年もの間、何の献策もせずにダラダラと籠城を長引かせて…、これも、敵味方に隔てられた二人の気持ち(特に鈍い一豊の)を高める演出だったのでしょう?

でもって、命の危険もかえりみず、炎の中へも進んで飛び込んで行って、絶体絶命のピンチの姫を救い出す王子の図…、こんなちょっと背中がむずがゆくなるような筋書きを用意するとは、半兵衛殿も大したロマンチストですね(違うって?)

その半兵衛殿自身も実は千代ちゃんのことを…。
今回のドラマでは、妻帯者なのか独身なのか、そこの所が曖昧にされてしまっているので、恋愛感情と決めつけてよいものかどうかわからないのですが、祝言シーンに差し込まれた病床のショットが、六平太のこちらは明らかにセンチメンタルな表情と対になっていたようなので、やっぱり…、そういうことなんでしょうかね。

しかし、それにしてもあのクライマックスは…、予想に違わずコントにしか見えませんでしたよ… (^^;)
あの迷(?)シーンには、私でなくとも、「早く逃げないと焼け死ぬだろ!」という声が全国のお茶の間から一斉に上がったことと思います。伯父様の爆発ヘアーなどは言わずもがな…。

どうも御都合主義的に過ぎる話の運びや奇妙な演出には「オイオイ…」と文句を言わずにはいられない部分も多々あるものの、そう言いながらも、まだ序盤ということもあってか、今の所は不快感はさほどなく、そこそこ楽しんでいたりもします。こういう展開が毎度となると、そうもいかなくなると思いますが…(去年も今頃はまだ結構いい感じでしたが…)。

その意味では、次回は、千代とお市が急接近…というのがまた、ちょっと気がかり。近江浅井出身という所に接点を持って来たようですが、年齢的なウィークポイントを考えると、無理にツーショットのシーンを作らなくても…と思ってしまいます。

ということで、今週は平家関連の特集を組む予定にしていることもあり、大河感想はこれにて失礼!
by kiratemari | 2006-01-30 18:57 | テレビ | Trackback(1) | Comments(6)
Tracked from えりかの平安な日々 at 2006-01-31 15:07
タイトル : 一豊と千代の結婚 ~「功名が辻」感想
 不定期更新の、大河ドラマ「功名が辻」の感想です。  かなり強引な設定だと思う部分もちらほらありますが、今のところはかなり面白いです。何よりも、キャラクター一人一人の性格が個性的にはっきりと描かれているのが良いと思います。個人的には特に秀吉が良いなと…。人豊の2人の家臣も漫才のように面白いですし、不破市之丞もなかなか愛すべきキャラクターです。このあたり、やっぱり役者さんの演技のうまさも大きく影響しているのでしょうね。  ただ、第4回の放送ではつっこみ所もありました。  稲葉山城を陥落させる際、秀...... more
Commented by たまこ at 2006-01-31 11:11 x
ちょっと良く判らないところもありましたので、参考にさせて頂きながら再放送を見てみようと思います。
Commented by ともp at 2006-01-31 14:12 x
手鞠様、こんにちは。

功名が辻の4回目になりましたが、あいかわらず子供が怖がってなかなか見せてくれません。居間で姑が見ているのを、子供をお風呂に入れたり、家事をしている合間に、ちょこっと見る程度の状態が続いております。
だから、手鞠様の考察はこま切れに見た、物語を補完するのに大変助かっております。これからも宜しくお願いいたします。

ところで、子供の目を盗んでちょこっと見たところ、番宣でも見た、炎のなかに一豊と千代がいる場面をやっていたのですが、あれは稲葉山城なのですか?でも、信長は城下は焼いたものの、稲葉山城を焼きましたっけ?自分の居城にして、岐阜城と名前をあらためませんでしたっけ?前後を見ていないのでわからないのですが、あれは小火程度の火事だったのでしょうか?
もしも、戦争の悲惨さを出すために、あえて炎のなかの落城にしたのなら、それは歴史ドラマとしてどうなのでしょうか?
前後を見ていないのに無責任なことを言って申し訳ありません。

平家関連の特集、楽しみにしております。それでは、また。
Commented by えりか at 2006-01-31 15:35 x
手鞠さん、こんにちは♪私も今週は大河感想をUPしましたので、TBさせていただきました。

 確かにむちゃくちゃな設定が多いですね。今のところは面白く観ていますけれど、今後もむちゃくちゃな設定が続くようだとちょっと……と思ってしまいます。

 半兵衛は、このドラマでは独身という設定なのでしょうね。千代とお市の接近も、史実的にはあり得そうもないですし…。これからの展開は楽しみですが、同時に心配にもなってきます。

 「平家関係の更新」、久しぶりですね♪私もともPさま同様、楽しみにしています。
Commented by 手鞠 at 2006-01-31 18:56 x
>たまこさん、私の感想は勝手な妄想・思い違いも多々ありますから、そんな参考にはならないと思いますよ(汗)。
Commented by 手鞠 at 2006-01-31 18:59 x
>ともp様、炎の中のシーンは、稲葉山城内で間違いないと思います。
籠城してから、その後よそに移った様子はありませんでしたし、煙に包まれた城を複雑な表情で遠望する濃姫のショットもありましたから(実際に尾張から見えるとも思えないので、あれは濃姫の心象風景でしょうが)。あの炎は戦争の悲惨さを出すというより、単にラブシーンをドラマチックにするための演出ではないかと… (^^;)
Commented by 手鞠 at 2006-01-31 19:01 x
>えりかさん、このドラマでは半兵衛=独身と見るのが自然でしょうね。
自分は先が長くないと悟って、一豊に託して、身を引いたという感じで…。
千代とお市の接近も、近江の話を聞くなら他にいくらでも人がいそうですが、やっぱり主人公と無理にでも絡ませないと話が続かないってことでしょうかね?

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