神々をめぐる熊野路の旅 vol.1
関西・大阪に住みながら、未だかつて、一度も訪れたことのなかった地・熊野。
今年に入り、ゴールデン・ウィーク、お盆休みにと、何度も計画は持ち上がっていたものの、その都度、お流れになっていたのが、この10月の三連休を利用して(行程は1泊2日)、ようやく実現となりました。
が、この旅の間中、ずっと気がかりだったのが空模様。
8日-雨、9日-曇 と 全くよろしくない予報に、案の定、出発早々に雨粒が車のフロントガラスを濡らし始めるなど、不安交じりのスタートになりましたが、
運転手=父、会計係=母、ナビゲーター(?)=私……の以上三名で繰り広げる珍道中。果てさて、いかなることになりますことやら?
まず、往路は紀伊半島を海岸沿いを行く「大辺路」ルート。
10月8日(土)AM7:00、大阪市内の自宅を出発。阪神高速・湾岸線から阪和道を経て和歌山入り。朝食抜きで家を出てきたので、途中、阪和道・紀ノ川SAのレストランで朝食をとることに(8時過ぎ)。
トーストにベーコン&ミニオムレツ、ポテトサラダなどにドリンクのついたモーニングセット(630円)は、「ちょっと量が多いなぁ」と思いつつも、基本的に「残す」という概念がないので勿論完食(笑)。しかし、この後の昼食が、かなり遅めになったことを思うと、結果的にこれで正解でした。
ところで、このレストランですが、名前が何と「てまり」(写真はお店の暖簾です)。
「♪てんてんてんまり、てんてまり~」の歌(正式な名称は『まりと殿様』)と共に、「紀州てまり」は地元の工芸品として有名らしく、そこからとったネーミングのようですが、こんな所で、思いがけず自分のハンドルネームと遭遇して、ちょっとびっくり! 妙な縁など感じて、気持ちも少し浮き立ったりして…。
さて、ここのレジで「田辺観光協会」発行の季刊誌(フリーペーパー)を何げにゲット。「第19回弁慶まつり」の記事が一面を飾り(歴代弁慶さんの写真も載っていましたが、初期の頃には有名人[過去の人?]の顔もチラホラ…)、生憎、一週間前に終了済みの行事でしたが、ふと「闘鶏神社」の文字に目が釘付けに。
今回の旅行、熊野行を提案したのは私でしたが、三山を回ること以外にはまるで関心がなく、ほとんど下調べもしないまま出発(それでナビゲーターになれるのか?)。道々、車の中でガイドブックをペラペラとめくりながら、「闘鶏神社」が目指すルート上からさほど逸れることなく行けることがわかり、阪和道の終点「みなべ」ICを過ぎ、一般道に入った所で、運転手にお願いして、急遽、立ち寄ることになりました。
で、10:20頃「闘鶏神社」に到着。JR「紀伊田辺」駅から徒歩5分の立地ですが、途中、特に目に付く道標などはなかったですね。
ここ「闘鶏神社」は、元は「新熊野田辺宮」と称された熊野三山の別宮的な存在だそうで、この先の熊野街道・中辺路は険しい山道になるため、ここで三山を遥拝して引き返す参詣者も多く、また、歴代上皇・法皇の熊野御幸時にも、まずここで参籠し、これからの参詣の無事と心願成就を祈願したとのことです。
ということで、車から降りると、まだ小雨は降っていましたが、木々の緑もきれいに洗い流されたようで、しっとりとした風情ある眺めに「雨の中の神社散策も悪くないかも?」なんて思ってみたり…(あまり歩くこともなかったし)。
そして、玉砂利を踏みしめ境内を歩いて行くと、「義経紀行」でも流れたお目当ての「弁慶・湛増の銅像」の実物がありました。前の二羽の鶏は言わずもがな闘鶏の再現ですね(笑)。
また、社宝の「弁慶産湯の釜」の展示も見られましたが、文化財保護のためとかで、室内の照明が消されていたので、こちらは写真撮影はせず。
それにしても、弁慶ゆかりの社ということで、もっと参拝者が多いかと思ったら…、雨降りのせいもあったでしょうが、何とも人けの少ないことで…(汗)。
「大河人気もこの辺りではあまり大したことはないのか…」と感じたこれが最初でした。
《メモ》
闘鶏神社-和歌山県田辺市湊655(0739-22-0155)
☆Next → 神々をめぐる熊野路の旅 vol.2
今年に入り、ゴールデン・ウィーク、お盆休みにと、何度も計画は持ち上がっていたものの、その都度、お流れになっていたのが、この10月の三連休を利用して(行程は1泊2日)、ようやく実現となりました。
が、この旅の間中、ずっと気がかりだったのが空模様。
8日-雨、9日-曇 と 全くよろしくない予報に、案の定、出発早々に雨粒が車のフロントガラスを濡らし始めるなど、不安交じりのスタートになりましたが、
運転手=父、会計係=母、ナビゲーター(?)=私……の以上三名で繰り広げる珍道中。果てさて、いかなることになりますことやら?
まず、往路は紀伊半島を海岸沿いを行く「大辺路」ルート。
10月8日(土)AM7:00、大阪市内の自宅を出発。阪神高速・湾岸線から阪和道を経て和歌山入り。朝食抜きで家を出てきたので、途中、阪和道・紀ノ川SAのレストランで朝食をとることに(8時過ぎ)。
トーストにベーコン&ミニオムレツ、ポテトサラダなどにドリンクのついたモーニングセット(630円)は、「ちょっと量が多いなぁ」と思いつつも、基本的に「残す」という概念がないので勿論完食(笑)。しかし、この後の昼食が、かなり遅めになったことを思うと、結果的にこれで正解でした。
ところで、このレストランですが、名前が何と「てまり」(写真はお店の暖簾です)。
「♪てんてんてんまり、てんてまり~」の歌(正式な名称は『まりと殿様』)と共に、「紀州てまり」は地元の工芸品として有名らしく、そこからとったネーミングのようですが、こんな所で、思いがけず自分のハンドルネームと遭遇して、ちょっとびっくり! 妙な縁など感じて、気持ちも少し浮き立ったりして…。
さて、ここのレジで「田辺観光協会」発行の季刊誌(フリーペーパー)を何げにゲット。「第19回弁慶まつり」の記事が一面を飾り(歴代弁慶さんの写真も載っていましたが、初期の頃には有名人[過去の人?]の顔もチラホラ…)、生憎、一週間前に終了済みの行事でしたが、ふと「闘鶏神社」の文字に目が釘付けに。
今回の旅行、熊野行を提案したのは私でしたが、三山を回ること以外にはまるで関心がなく、ほとんど下調べもしないまま出発(それでナビゲーターになれるのか?)。道々、車の中でガイドブックをペラペラとめくりながら、「闘鶏神社」が目指すルート上からさほど逸れることなく行けることがわかり、阪和道の終点「みなべ」ICを過ぎ、一般道に入った所で、運転手にお願いして、急遽、立ち寄ることになりました。
で、10:20頃「闘鶏神社」に到着。JR「紀伊田辺」駅から徒歩5分の立地ですが、途中、特に目に付く道標などはなかったですね。
ここ「闘鶏神社」は、元は「新熊野田辺宮」と称された熊野三山の別宮的な存在だそうで、この先の熊野街道・中辺路は険しい山道になるため、ここで三山を遥拝して引き返す参詣者も多く、また、歴代上皇・法皇の熊野御幸時にも、まずここで参籠し、これからの参詣の無事と心願成就を祈願したとのことです。
ということで、車から降りると、まだ小雨は降っていましたが、木々の緑もきれいに洗い流されたようで、しっとりとした風情ある眺めに「雨の中の神社散策も悪くないかも?」なんて思ってみたり…(あまり歩くこともなかったし)。
そして、玉砂利を踏みしめ境内を歩いて行くと、「義経紀行」でも流れたお目当ての「弁慶・湛増の銅像」の実物がありました。前の二羽の鶏は言わずもがな闘鶏の再現ですね(笑)。
また、社宝の「弁慶産湯の釜」の展示も見られましたが、文化財保護のためとかで、室内の照明が消されていたので、こちらは写真撮影はせず。
それにしても、弁慶ゆかりの社ということで、もっと参拝者が多いかと思ったら…、雨降りのせいもあったでしょうが、何とも人けの少ないことで…(汗)。
「大河人気もこの辺りではあまり大したことはないのか…」と感じたこれが最初でした。
《メモ》
闘鶏神社-和歌山県田辺市湊655(0739-22-0155)
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by kiratemari
| 2005-10-11 21:55
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