1300年の都-平城宮跡

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和銅3年(710)に平城京が定められてちょうど1300年を迎える今年。
遷都1300年祭と銘打たれるメインイベントは4月24日に開幕しますが、その前にまだ観光客の少ないうちに…と思い、先々週末に軽~く各所を回って参りました (^-^)



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まずは近鉄奈良駅にて「せんとくん」のお出迎え。
当初は物議を醸し、代替マスコットも生み出されましたが、蓋を開けてみればあの騒動が却って知名度アップに繋がったものか(汗)、このシュールなスタイルのキモさ(爆)も妙に受けて、すっかり定着してしまいましたね。




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改札口の上から吊るされている形のオブジェは結構可愛いかも?



ということで、遷都祭のメイン会場となる平城宮跡から。
実際に訪れたのは一番最後で夕刻近くでしたが、編集の都合上、順番を入れ替えてトップバッターでご紹介しております (^^ゞ




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平城宮跡の南端に位置する「朱雀門」。
平成10年(1998)に文化庁が10年がかりで36億円をかけて復元したもの。その同じ年に「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産に登録されています。

この位置からですと、ちょうど柱と柱の間にこの度復元された「大極殿」を見ることができるので、本当はもっとズームを寄せて撮りたかったのですが、残念なことに団体さんの人垣に隠されてしまっていて… (-_-;)



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しかし、青空に朱塗りの柱や欄干が映え、惚れ惚れする美しさでした。



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ところが、一歩門をくぐって目の前に広がるのはこの野っ原。
しかも、宮跡のど真ん中を近鉄電車の線路が横断しているというのもある意味すごいですよね。遠くに小さく見えるのが復元された第一次大極殿です。




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平城宮跡から見る若草山。
この前日にちょうど山焼きが行われたばかりで、黒ずんだ山肌の麓には東大寺の屋根も見てとることができます。ここは山焼き時の絶景ポイントの一つですね。




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青空に映える真っ赤な実(クロガネモチ?)。
右上の方に小さく白く見える点はお月さまです。




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線路をまたいで第一次朝堂院跡の基壇から見る朱雀門。
逆光でちと見づらい…(>_<)
そして、くるりと振り返って見ればまだまだ遥か遠くですが新装の大極殿が。



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10倍ズームで真正面からのアップも。
さすがに堂々とした佇まいで…。




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さらに現場にもっと近づいて斜めから。
こちらは第一次大極殿と申しまして、第二次はこの右手側のずっと向こうに跡が残っております(写真撮り忘れ)。

この一次と二次の違いは、平城京遷都から30年後の天平12年(740)から天平17年(745)までの5年の間、恭仁宮~難波宮~紫香楽宮と遷都を繰り返して再び平城京に還都した時に新造されたことから還都後のものを第二次、対して遷都前のものは第一次と分類されています。

この大極殿は東西44m、南北19.5m、高さ27mにも及ぶ巨大建築で、総工費は朱雀門とは桁違いの何と!約180億円 (@_@)



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下層部の丸柱の内側はガラス張り。
しかも、朱雀門もそうなのだそうですが、地震による倒壊を防ぐための免震技術が導入されており、鉄筋コンクリート造りの基壇の内部は空洞にしてそこに免震装置を挿入しているそうです(そういうことも含めてあのお値段なんでしょうね)。建物の建築そのものは古来からの技術を踏襲しつつ、それを現代の新しい技術で補強するという新旧技術の融合ですね。

なお、4月のメインイベント開始以降公開される内部には「朱雀」「玄武」「白虎」「青竜」の四神を描いた壁画が施されており、天皇の御座所の高御座の復元品なども展示されるそうですよ。


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掲げられた「大極殿」の扁額は縦が約3.2m、横も約3.1mに及び、この字体は長屋王が和銅5(712)年に発願した大般若経の願文に含まれていた文字から起こしたものだそうです。


それにしても、引きの画像をご覧いただくと一目瞭然ですが、大極殿の建物自体の復元はほぼ終わっているものの、周りはまだまだ造成半ばの工事現場状態。この時点でまだあと3ヶ月あるとはいえ、ちゃんと間に合うのか?とちょっと心配になるような風景でした。


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【このページの写真は平成22年1月24日に撮影したものです】



《メモ》
  平城遷都1300年祭ホームページ

  平城宮跡 【地図】
   奈良市佐紀町
   TEL:0742-30-6753(奈良文化財研究所)
   朱雀門 開門時間… 9:00-16:30(月曜日は終日閉門)
   入場料… 無料
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by kiratemari | 2010-02-03 19:54 | ├奈良 | Trackback | Comments(0)
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