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2010年 大河ドラマ 雑感

何と言いますか、まだわずか2回でこう断じてしまってはいかんのかもしれませんが…、
もういっそ岩崎弥太郎主役で行きません?

いや、わずか1シーンずつしかなかった弥太郎と母、弥太郎と父のからみの方が断然面白いのですけど… (^_^;)



 
凡庸、というか脆弱だった子が成長して大成するという形を狙った物語というのはわかっているのですが、でも、やはりヒーロー的存在になるほどの人物には、たとえごくごくわずかでも「もしやコレは!」と思えるような何かが垣間見られるようであって欲しいと期待してしまうもの。しかし、ここまでのところ、子役時代も含め、とにかくひたすら主役の印象が薄い…。

何か唐突に剣術のお師匠さんが龍馬の才の片鱗を口にする場面も出ては来ましたが、せっかくのドラマなのですからそういう部分も映像として見せましょうよ!

端整だけど、でもどこかお人形さんみたいなふうにしか見えなかった子役くん。そして、それがそのまま大人化したようで(その点の繋がりは良いと思うけど)、いつもただ空かしているだけのように見えてしまう現本役。「わからん、わからん…」とウダウダのたうち回っていても、何かどうも口先だけっぽくて、とても本気で悩んでいるようには見えなかったし…。

まあ、好みの問題もあるでしょうが、親が年取ってから出来た子のために甘やかされて育ったというと、臆病で引っ込み思案というより、むしろ、多少我がままで、恐いもの知らずの無鉄砲者の気がありという性格付けの方が、すっと受け入れ易い気がします。それこそ、母の死をきっかけにその無鉄砲部分が鳴りを潜めるという形に持って行ってもよかったかと…。


しかし、まあ、あれだけ泥まみれになっていても、それでも清潔感いっぱいというのは、ある意味、正統派主人公オーラでもあるのでしょうね。ただ、それが龍馬という役どころにこれまで抱いて来たイメージとどうもそぐわないような気がするので違和感を覚えてしまうと…。

キャスティングにしても、明治18年に50歳余で亡くなっている弥太郎がメインなら、ちょうど生涯のピーク時期と上手く合致するように思うのですが、龍馬主軸ではやはり全体の役者陣の年齢が高すぎる気がして、これから10年以上先に30代半ばで亡くなる武市半平太さんとかちょっと苦しくありませんか?

主要キャストの若作りは大河の華(?)とはいえ、それはおおよそ人生のピーク時を基準にしているから意味のあったことで…。ピーク時に至る遥か前に役年齢が実年齢を上回り、老け作りに苦労(?)した一昨年、昨年も大概でしたが、その反動のような今年もやはり何か方向性がおかしい気がするのですよね (-_-;)


とはいえ、まあ、所詮まだ2回が終わった所。
正直、今はあの酔いそうな映像にも慣れきれず、内容に集中できてないような節もあるので、あと何回か見ていくうちに印象も変わるかも…? いや、変わってくれないとホント困りますから… (~_~;)
by kiratemari | 2010-01-10 23:19 | テレビ | Trackback | Comments(2)
Commented by Natsu at 2010-01-11 22:28 x
手鞠さん、こんばんは。
弥太郎のインパクトはすごかったですよね!歯まで黒くする役作りスピリットにはさすが!と思いました。
龍馬に関しては、「いきなり強くなっていた」のがいささか納得がいかなかったです…。へなちょこの幼少時と、青年になってからの剣の達人ぶりがつながらなくて。子ども時代の描写にもっと時間を割いても良かったかもしれません。これから舞台が江戸になれば、また面白くなるかな?と思っております。
Commented by 手鞠 at 2010-01-12 19:39 x
Natsu さん、こんばんは~♪

ホントに弥太郎の迫力は凄いですよね。
逆にリアリティーありすぎで、一人浮いているように見える感もなきにしもあらずですが… (^^;

龍馬の子役から青年への継投は、顔つきは確かに似ているようで別段異論はないのですが、肝心の内面の方が…。

せめて剣術の入門当初から開花に至る辺りは押さえておいて欲しかったところですね。どうせそこで時間を節約したところで、その分は好いた惚れたで浪費するだけなんでしょうし… (-_-;)

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