等持院の紅葉
11月15日訪問分になります。
まだまだ緑が豊かだった昨年の初秋、サツキの彩りが加わり優美な風情を醸した今年の初夏に続き、ようやく紅葉の季節の訪問が叶いました。
が、しかし、京都の中でも比較的紅葉が早いと言われる等持院でも、まだちょっと早過ぎたようです (^^ゞ
南庭の枯山水庭園の紅葉はまだようやく葉先が色変わりし始めたという所。
内側の緑が勝っていて、紅というより赤茶という感じでした。
あれから10日が経って今頃は見頃になっているでしょうか。
霊光殿に渡る廊の際から望む北庭側。
こちら側は紅葉が期待できそうです。
ところで霊光殿と言えば、10月初めに足利尊氏像の左手首などが盗まれるという衝撃的な事件が報じられました。
それ以来初めての訪問になるこの日も霊光殿は開放されていましたが、やはり初代尊氏像と12代義晴像の左手首の部分はポッカリと穴が開いた痛々しいお姿のまま。そして、各像の前には透明のアクリル板の防御壁が新たに張り巡らされていました。確かにこれまでが無用心だったとも言えるでしょうが、でも、こうしてごく薄い板とはいえ隔てを置かれてみると一抹の淋しさが…。それにしても、いったい何のために持ち去ったものか…、理解に苦しみますね (-_-;)
さて、等持院のメインのお庭と言うべき北庭へ。
八代将軍義政好みの茶室といわれる「清漣亭」を中心としたアングルを彩るのは紅葉ならぬ、モチノキの赤い実でした。
(最後の画像のみクリックで拡大表示可)
恒例の額縁鑑賞。
意外や、この構図では紅葉が目立ちません。
お庭との調和を考え、悪目立ちしない、さりげない配置を心がけたものでしょうか。
しかし、等持院の紅葉はここから先が本番!
足利家十五代供養塔にさながら天蓋のようにかかる紅葉の赤さ。
ここから心字池を中心とする東側半分は艶やかな紅葉の世界へと様変わりします。
緑の木々や苔を基調としつつ、そこに加わる鮮烈な赤や黄の彩色。
それらをゆったりと眺めながら水辺をめぐり身も心もリフレッシュ。
まだ少し時期が早いこともあって、さほど混み合わなかったのが何よりの好ポイントでしょうか (^^ゞ
ただ、この日はすぐそばの某大学の学園祭が行われていましたので、マイクを通した歌声などがしばしば漏れ聞こえて来たのだけは残念でしたが…。
今年の再訪は今の所考えていませんが、来年はもう少しピークに近い時期にお邪魔したいと思います (^-^)
【このページの写真&動画は平成20年11月15日に撮影したものです】
《メモ》
万年山 等持院 【地図】
京都府京都市北区等持院北町63
拝観料…一般500円、小中学生300円、抹茶400円
拝観時間…8:00-17:00
by kiratemari
| 2008-11-26 19:42
| ├京都
|
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